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お化け屋敷の思い出

もう季節は秋を通り越して冬が近づいてきております。
冬と言えばホラー。(夏じゃないん)
みなさん、お化け屋敷は好きですか?
私は声を大にして言いたい。

お化け屋敷、苦手です!!!


だって真っ暗なのよ?
しかも怖いやついっぱい飾ってあるのよ?
急に「うぅぅ~」とか言いながらおばけ役の人が動き出して、仕舞いには追いかけてくるのよ???

怖すぎやん!!!


忘れもしない、あれは某百貨店の屋上に夏の間だけ設営されていた簡易お化け屋敷。
当時の年齢は小学校低学年頃。
私はお化け屋敷という存在を知ってはいたが入ったことがなく、姉だったか母だったか忘れたのだが(忘れてるやん)一緒に入ってみようということになり突入を試みた。

1回、100円か200円くらいの料金。子供でも気楽に払える額であった。
その屋上は小さな遊園地のようになっていたので、他に乗り物も多くあり親子連れで賑わっていた。


お化け屋敷の入り口で順番を待っていると、出口から「キャーッ!!!」と叫びながら親子が走り出てきた。
なんと、小さな子どもは泣いていた。そんなにも怖いのかこのお化け屋敷は!


「中は暗くなっておりますので、足元には気を付けてくださいね」
ぼんやりと覚えている、(きっと)イケメンの若いお兄さん。バイトだったんだろう。
この言葉を受けつつ、さてお化け屋敷とはどんなところなのかと勇み足で踏み込んだ。一緒に入った姉(としておく)の腕を掴みながら。


確かに中は薄暗かった。しかしぼんやりと赤い光で照らされていて、中がどういった状態であるかは見えていた。

さてみなさん。
ここから私がお化け屋敷のあれこれを話すとお思いでしょうが、申し訳ありません。
私が覚えているのは数か所のみ。
その他は全くもって、なにがあったか覚えてないよ!(うん十年前だから……)


怖いお化けの人形がぶら下がっていた(ような気がする)。
うめき声がそこかしこから聞こえていた(気がする)。


そして終盤に差し掛かり……(次、覚えている箇所ですよ!)
床が急にうねうねと動き出したんですよ!!!
あの妙な気持ち悪さと怖さは未だに感覚として残っています。ヒャーッ! となりました。あの動き、まさにアレ。


フットマッサージ機!!!


こういう、うねうねうごくタイプのやつ


私と姉、気持ち悪すぎて急いでそのうねうね道を走り抜けたんです。
そうしたら!
突き当りの真っ黒な壁から急に


ウオォォォォォォ!!!!!


と真っ黒な人間が大声を出して驚かしてくるではないですか!

全く予知していませんでした。
人がいるとも思っていませんでした。
初のお化け屋敷、私は思わず


「うわぁぁぁぁビックリした! 驚かさんとってや!!!!!」


あろうことかお化け役(お化けではなかったかな)の人に怒ってしまう小学生。
姉、「仕方ないやろ、仕事なんやけん!」と何故かアチラ側の肩を持つ。
お化け役の人、「アッ、すみません」と謝り定位置にすごすごと戻っていく。

その記憶が未だに忘れられません。(ごめんて)


最後に出口が見え、やっと終わりだーと思った瞬間に天井からプシューッ! と冷気がこちらに向けて発射された。

最後の最後で、気が抜けた瞬間にこれをされたら誰でも叫びますよね。

自分たちが入る前に出てきていた親子、これにキャーッて言ってたのかと理解した。


外で待機していた母(としておく)がどうだったか聞いてきたので、全然怖くなかったと虚勢を張った。
そんなら私も行ってみよかな、もう一回行く? と聞かれ、私はさっきの真っ黒人間(まさにコナンの犯人役)ともう一度出くわすことが気まずかったので外で待つことにした。
確か姉はもう一回行ったと思う。


今では百貨店の屋上で遊園地とかお化け屋敷とかないんだろうなぁ。
あれはあれで、とても貴重な体験をしたなと今ではしみじみ思っている。


お化け屋敷、もう二度と行かない。(行ってない)





今回はコチラに参加させていただきました。

noteで文化祭って楽しい!


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