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#3 【時事ネタ】駅でテレワーク。

新型コロナウイルス感染症対策の一環として、テレワークを推進する企業が増加している。総務省での調査によると、テレワーク導入予定/導入済みの企業は全体の約30%に及ぶようだ(令和元年9月時点)。特に情報通信/IT事業を展開している企業や大企業などで積極的に推進されている。

このような背景から、テレワーク用品やサテライトオフィス、コワーキングスペースなどの需要が伸びている。そんな中、新しい取り組みが発表された。

『駅に個室型ワークブースを設置する』

京阪淀屋橋駅は駅構内に個室型のワークブース『テレキューブ』を設置。完全個室、高い遮音性、電源/USB給電、スマホで予約・入室可能、24時間稼働換気ファン付きという点を特徴としている。モバイルワークを行うビジネスマンの助けになるほか、プライベート利用も想定しているようだ。

①登録、②予約、③利用の3ステップで利用可能で、275円/15分〜。複数の駅や施設で展開されることで、電車の待ち時間も有効活用できるようになるだろう。

◆ここからのひとりごと

今回の取り組みが推進されることで、今回メインで紹介されている電車の待ち時間だけではなく、飛行機などの待ち時間(国際線だとチェックイン後約2時間)も有効活用されるだろう。隙間時間を使って、オフィスに戻ってやる業務(資料作成やメンバとの打ち合わせなど)ができるため、残業時間の短縮やワークライフバランス、生産性の向上など、雇用側と非雇用側の両者にメリットをもたらすだろう。

ただ、セキュリティの面で懸念が若干残る。「いつでもどこでも仕事ができる」といった反面、社内情報漏えいなどのリスクも確実に高まっているためである。実際、テレキューブの活用に向けた前段階として、企業はセキュリティを担保できる環境の構築(エンドポイントセキュリティやゼロトラストネットワークなど)は必須である。

総務省でもテレワークにおけるセキュリティ対策については言及しているが、中小企業やIT事業の取り組みが少ない会社など情報システム部門が小規模だと、対応にはより膨大なコストがかかる。テレワークできる環境整備は非常に重要であるが、こうした導入サポートを求める企業は多いのではないだろうか。



ここまで読んでくださり、ありがとうございます!今後も時事ネタニュースで気になったものを取り上げて、ここからより勝手に私見を述べていきたいと思います。不快に思われる表現等あるかもしれませんが、あくまで私見のためご容赦いただけますと幸いです。

今日はここでおしまい。

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