見出し画像

完璧主義の人は自分の感覚に敏感になると生活の質が上がる

完璧主義の人たちは忙しく、いつもゴールを目指している傾向があるため自分の感覚に気が付きにくいかと思います。

感覚というのは不快な感情が含まれるため、感覚は気にしないほうが良いと思う方もいるかも知れません。しかし、感覚は価値のある情報を持っていることが多いです。

完璧主義の人はメンタル疾患にかかることも多い傾向があると思います。メンタル疾患になりやすい人ほど、自分の感覚を感じにくい気がします。

感覚に敏感になるにはマインドフルネスが有効かと思います。マインドフルネスとは現在の実在している時間に注意を向ける状態のこと。過去にとらわれることなく「今ここ」を意識すること。

完璧主義の人は日々の嫌なことや後悔に目が行きがちで、どれほどよくできたかや、それは十分できたかなどの心配もしがちです。

マインドフルネスを取り入れると自分たちが何をしているか、どのように考え、感じているかに気づくことができます。自分のことを批判したりすることも減らすことができるかと思います。また、決断したり判断したりすることも自分の価値に沿ったものにできることが多く、満足感が高まるかと思います。

マインドフルネスはスローダウンする必要があるため、強いストレスや忙しさがあるとマインドフルな状態になることも難しいかと思います。

日常のマインドフルネスの4つのコツ
・マルチタスクをしないで、一度に一つのことをする。
・5感をなるべく使い、身の回りを意識する。
・自分の体がどう感じているかに敏感になって気がつくようにする。
・過去の嫌なことが頭から離れなくなったら、現在を意識する。

マルチタスクをすると効率がいいように思えますが、人間の脳は一つのことにしか集中できないため、効率が落ちてしまいます。効率がいい人は一つのことをひとつひとつこなしているだけだったりします。マインドフルネスはマルチタスクとは正反対の行動です。より行動がスローになるため仕事をしっかりやることができ、目的意識が明確なり、より幸せを感じられます。

簡単に日常的にできることとして、マインドフルネスイーティングがあります。日常で忘れがちな楽しむことに気づくことができます。例えばお菓子のクッキーを食べるときに、クッキーの香りや歯ざわり、食感、甘さなどの味を意識して、なるべく五感を使い、テレビやスマホを見ずに、ゆっくり集中して食べてみると良いです。

逆にマインドレスの状態で食べてしまうと、味もよくわからない、何枚食べたかわからないという状態になってしまいます。ダイエットにも有効かもしれません。

マインドフルネスは反芻思考(マインドワンダリング)にも有効とされています。うつ病になると、おでこの左側の脳(背外側前頭前野)の血流が落ち、扁桃体やDMN(デフォルトモード・ネットワーク)の働きが過剰になってしまい、反芻思考が止まらなくなってしまいます。マインドフルネスは背外側前頭前野の血流を高め、過去の嫌な出来事の反芻思考を減少させる効果があるとされています。

完璧主義の傾向がある人はマインドフルネスを取り入れてみてはいかがでしょうか。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?