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【祝】ブラジルで誕生日を迎えました

本日6月6日、21歳になりました。

ここ最近の日常は超が付くほど平穏で、バイトや課題レポートもないので日付や曜日を全く意識して生活しておらず、、、 

え、明日もう21歳なの? というのが昨日の私です。


ブラジルの誕生日文化とは

ブラジルは地球の裏側にある移民大国です。もしかして日本では見たことのない祝い方や伝統があるのかも?と少し楽しみにしていましたが、そんなに大きく日本と変わりません。パーティーを開いて、ケーキを食べて、主役にプレゼントを渡す… バースデーソングも日本でお馴染みのメロディがポルトガル語で歌われるという感じです!

そんな中、ブラジルで見つけた素敵な習慣を共有します。

先日ブラジル人友達の誕生日会に参加したのですが、ブラジルでは大きなケーキの最初の一切れをいちばん大事な人に差し上げる文化があるみたいです。家族、恋人、親友など状況によって様々ですが、その友達は長くお付き合いされてる彼氏さんにあげていました。素敵すぎませんか???
でも友達によると、たまに失恋した人が怒って修羅場になった経験もあるそうで、ブラジル人らしいエピソードだなあとつい笑ってしまいました(笑)

また、ネットでは「ブラジルでは誕生日の人に生卵を投げつける」という情報がたくさんありますが、ブラジル人によるとそんな習慣は聞いたことがないそうです。ブラジルでは生卵を食べることが危険とされており、それを顔に投げるのはもってのほかだ、という考えが普通みたいです。

一応、違う友達にも聞いてみようと思います。

日本時間かブラジル時間か

いくらブラジルでたくさん友達ができたとはいっても、日本の友達は私にとってかけがえのない存在です。日本の方がブラジルより12時間はやく進んでいるので、日本時間の6日0時、つまりブラジル時間の5日正午が近付いてくると少し緊張していました。毎年仲がいい友達が日付変わった瞬間に長文メッセージで祝ってくれるからです。

でも、あれ??

12時1分になっても通知が鳴りません。日付を再度確認しましたが、ちゃんと日本は6日になっていました。ブラジルは5日の昼間なので1人で昼食の準備をしていたのですが、あまりにも寂しくて孤独すぎてお鍋に浮いた卵をずっと見つめていました。

傲慢過ぎ?期待しすぎ??

しばらくしてスマホを見たら何人かから連絡がきてて、中には誕生日メッセージもたくさんありました。でも、仲のいい友達から誕生日とは全く関係のない連絡が届いていて、そんなことある??????って叫びたくなりました。

考えれば考えるほど寂しくなるので、お昼ごはんを食べて、ジムに行って、オンライン授業を受けて、寮のラウンジで友達と一緒に夕食をとることに。

そして0時。

寮の仲いい友達にも祝ってもらい、ウキウキ気分のまま寝ようとスマホを手に取ったら、日本の友達から信じられないほどたくさんのメッセージが届いていたんです!!!!
そういうことか。急にホッと安心した気持ちと、時差まで考慮してスタンバイしてくれてた友達たちのおもいやりに感動して、とても幸せな気分でした。

正直忘れられてるのかと思った。

素直な気持ちを友達に伝えると、「人生でブラジルで誕生日を迎えるなんて最初で最後かもしれないのに、日本時間で祝うのはもったいないでしょう!」「〇〇の誕生日を忘れるわけがない~!」と。

日本はちょうど正午で慌ただしい時間帯なのに、こうやって私のことを思って時差を考慮して祝ってくれた友達はずっと大事にしたいと心から思いました。もちろん日本時間で祝ってくれた人もです。なんなら日本時間はもう7日だけどブラジルでは6日だから、と滑り込みセーフでお祝いしてくれた友達も大好きです。

1年留学は超親友ができる

ここでいう「親友」は日本での友達です。もちろんブラジルでも親友のような存在の友達もいます。でも私が伝えたいのは、地球の裏側にいても頻繁に連絡をくれたり、誕生日を祝ってくれたり、近況を尋ねてくれたりする友達は帰国しても社会人になってもずっとずっと親友でいたいと思うということです。

私はポルトガル語を集中して学ぶために、日本人留学生や日系人が少ない地域を留学先に選びました。そのため毎日のように日本にいる家族や友達と電話したり連絡したりしては意味がないと考えます。とはいっても、外国語を勉強しているからこそ母国語は拠り所であり、家族や親友とのやりとりがなければストレスが溜まってむしろ勉強が捗らないと思います。

感謝の気持ちでいっぱいです。

日本にいるときは掛け持ちバイト、サークル、学生団体、学科のクラスや学生寮などさまざまなコミュニティに所属していたため、友達が多く充実した半面、1つ1つのコミュニティへの関りが浅くなってしまったというか、多忙すぎるが故に、雑になってしまっていたこともあるのではないかと考えるようにもなりました。

ブラジルに来て、急に自由な時間が増えて、自分と他者に向き合って思考して、大切なものがたくさん見えてきました。

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