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「一兆ドルコーチ」備忘


ティーチングよりもコーチング


最近は「マネジャー」や「リーダー」の本ではなく、「コーチ」「コーチング」の本を手に取るようになりました。

コーチングとは、一般的に支持・支援型のマネジメントや能力開発を指します。コーチングでは、後輩や部下など相手の自主性を尊重しつつ、成長を促すのが特徴。

これに対し、指示・命令型のマネジメントや教育手法を表すのが、ティーチングです。ティーチングでは、教える側である自分が主体となって、情報やスキルなどを伝授します。

※ティーチングとコーチングの違いはこちら参照


自分のコーチはいるか


メンターとコーチの違いは以下とあります。

「コーチ」は、プロジェクトや業務に関する短期的な支援です。目的が達成すれば、コーチの役目は終了します。一方、「メンター」は、仕事だけでなく人生に関する支援もおこなうので、中長期的なものになり、支援する期間の決まりはありません。

※参照元はこちら

私は定期的に相談するメンターやコーチはいませんが、困ったときとか話がしたいなと思った時に話せる相手が2,3人います。

不定期な会話が仕事に繋がったり、誰を紹介したりして繋がり続けるのは「縁」。この縁は大事にしたいなと思っています。

だいたいその巡りあわせはFacebookでの誕生日おめでとうメッセージあたりから始まります。


一兆ドルコーチ備忘


そんなわけで本で印象的だった言葉を抜粋します。


会社のためになることに個人としても集団としても全力で取り組む、「コミュニティ」として機能するチームだ
マネージャーはコミュニケーション、敬意、フィードバック、信頼を基にした文化を醸成しなくてはならない。
あらゆるマネージャーの最優先課題は、部下のしあわせと成功だ。


今、私はベンチャーの会社にいるのですが、否が応でもマネジメントの重要性を学ばされます。

会社、チームで判断する立場になればなるほど謙虚、敬意、マメなコミュニケーションを心がけないといけません。これを少しでも疎かにすると簡単に人は離れていく。



一人ひとりが自分の体験を語り、人間同士として交流するというこの単純なコミュニケーション手法は、じつは意思決定を改善し、仲間意識を高める手段だったのだ。
自分は一緒に働く人を謙虚さで選んでいると言った。
コーチャブルな資質とは、正直さと謙虚さ、あきらめずに努力を厭わない姿勢、つねに学ぼうとする意欲である。


相手が言いそうなことを先回りして考えない


コミュニケーションはディベートではない。

「ディスカッションしましょう!」と言っている自分がディベートしていては話は進まない。


自分から多くの質問をして、相手の状況を多面的に理解しようとする。そうすることで、用意された質問(や答え)に囚われずに、問題の核心を明らかにすることができるのだ。
相手に全神経を集中させ、じっくり耳を傾け、相手が言いそうなことを先回りして考えず、質問を通して問題の核心に迫れ。


ストーリーを語れ


「なぜそれができないのか」と考えてしまうのは「なぜそれをやるべきか」を相手に伝えていないから。伝えていたとして相手が理解していなければそれは伝わっているとはいえない。


何をするかを指図するな、なぜそれをやるべきかという物語を語れ。
何が起こったかでも、誰が悪いのかでもなく、それについてどうするかに集中するのだ。
自らの負担より、他人を助けることのメリットが上回るかどうかを意識する必要がある。


喝水不忘掘井人


井戸を掘った人への感謝を忘れない。会社を立ち上げた人と話する機会が増えたからこそ改めてその偉大さに敬意を払わなくてはいけない。


会社を起こすガッツと才能のある人たちは、ビルの心の特別な場所を占めていた。毎日が圧倒的に不利な状況での生死をかけた闘いだと理解するだけのまともさと、自分は絶対成功できると信じるだけのクレイジーさを持ち合わせた人たちだ。


今出会う本は自分に必要なことだらけ。人と向き合い、本と向き合う時間、これからも大事にしていきたい。



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