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自分に目標を課すということ-つくばマラソン記-

2023年11月26日
第43回つくばマラソンに参加してきました。

天気は寒いと予想されていましたが、蓋を開けてみるとまさかの雨。想定外が起きるのもマラソンとか思いながらも、小雨程度だったのでまぁ良しとしましょう。

結果はこちら

3時間49分32秒

完走記録証

なんとか

サブフォーの仲間入り


ができました。

前回の初フルマラソンで「サブ3.5いけるっしょ」という甘い考え(結果は4時間22分)からの撃沈以来、なんとか最低限の目標達成となりました。

しかし「最低限の目標達成」とか言いながらもゴールの写真は苦悶の表情。

最後激痛の足を引きづりゴール

写真は友人が撮ってくれました。こんな苦行の瞬間を収めてくれるなんてほんと名カメラマンです。

レースを振り返る


スタート直前、トイレを済ませておこうと向かうとそこは長蛇の列、スタート5分前まで並んでいたので完全にタイムスケジュールをしくじっています。
案の定自身のブロックの最後尾からスタート、最初は歩きながらのスタートになるのは分かっていましたが、最初の時点で2,3分のタイムロスはあったんじゃなかなと思います。

とはいえスタートしてしまったことはしょうがありません。

今回のマラソンで特に意識したことは

とにかく

最初は抑えて後半対策


普段の練習でもただ10km以上を走るのではなく、
例えば15kmなら、5kmごとでキロあたり

5分半 →5分 →4分半

といったペース走をしました。
「徐々に負荷をかけていくんだよ!」を身体に染み込ませることで後半のペースダウンをなくしたいと思ってました。

また練習後に坂道ダッシュを取り入れたこともレース後半対策です。一番きついときこそ腕を振って足を踏み出す。そんな追い込みをしました。

そんな普段の練習の成果が出たのか10kmから30km過ぎまでキロ5分ペースをキープ。
気持ち的にはペースアップして走っているつもりなのですが足の疲れか結果イーブンペース。それでも気持ちは負けてないという意味で私的には「これでいいのだ」なのです。


速報値版

順調にラップを刻めたのも、8,000名以上と参加者の多いつくばマラソンのおかげでもありました。

それは

自分のペースに合った集団に食らいつく


ができたからです。

10km過ぎまではひとり旅のRUNだったのですが、このままだとキロごとにタイムをチェックするの面談臭いなと思っていた刹那、なんだかイケてそうなランニング集団が居ました。
イケてるは後ろからみてのランニングフォームや着てる服の統一感、走る一体感から伝わってきます。

気持ち私のペースよりは早い気がしましたが(多分サブ3.5集団)、目標とするには理想的だと直感的に感じたのです。

結果35kmまで付いてことができました。
これが結果としてサブフォー達成の貯金になったのです。

35km過ぎ悪夢のアレ


しかしこのまま終わらせてくれないのがマラソン。
給水所で足が攣りそうな箇所に水をかけて、遅れを取り戻そうと駆け出そうとした瞬間、ついにアレがきたのです。

アレといっても某球団の歓喜の目標ではありません。痙攣、つまりは足の攣る(つる)こと。

35km過ぎ太ももの裏に激痛が走ります。右の太もも裏から左太もも裏へ。
まるで示し合わせたようにカラダが悲鳴をあげます。

「もう無理ですよ旦那。ここまでしときましょう」カラダの意思表示です。

でもここで足を止めたら前回と同じ過ち。サブフォーは絶対に切れません。近くのスタッフに声をかけ冷やすアイテムをゲット、つくばマラソンのスタッフはほんと沿道にたくさんスタッフが居て助かります。(結局ゴール後にもお世話になるのですが)

幸いにもゆっくりではありますが、再びスタートができたのです。その後も何度か足が攣りましたが、各給水所での水や栄養補給でなんとか乗り切れました。

前回は足が攣った瞬間に目の前が文字通り真っ暗になりました。もう走れないどうしようとパニック状態、走れないなら歩くしかないその判断すらできませんでした。
でも今回は冷静に対処できたことで一歩前進できたかなと思います。

ゴール後の悲劇


40km過ぎも足を引きづりながらなんとかゴール。サブフォーは達成できた喜びとともにそこにはゲストランナーのあのひとがいました。

三津家 貴也さん
(みつか たかや さん)

普段からランニング動画をチェックしていたので、まさに自分の師匠的存在。
見よ、この爽やかなランニングフォームと笑顔を!

爽やかにスイーツ🍰を食べながら談笑しているところに声がけをさせてもらいました。

いつも動画見てます。三津家さんのおかげでサブフォー達成できました!

いつも通りの爽やかさ1000%でおめでとう!と応えてくれる三津家さん、三津家さん自身も自己ベストの2時間半を切ったそうでもっとがんばろう!と思いました。

そんな憧れに出会えた喜びで気を緩めたのか、その瞬間に足の痙攣が襲ってきました。

その結果…

救護室にて。もう笑うしかなかった。

完走後もスタッフにお世話になるとは思いませんでした。しかも

両ふくらはぎ →両足指 →両太もも裏

と痙攣の6連コンボ

35km過ぎにはもうゴールできないんじゃないかと思っていた後にもうこの救護室から出れないんじゃないと地獄のループが待っていたのです。

…と今回もいろいろドラマのあった2回目のフルマラソン。3時間以上走ってりゃドラマが起きないわけがありません。
ただ結果的に自分に課した目標を達成できたことにおいては自分を褒めていいかなと思ったのでした。

今回参加した友人とささやかな乾杯🍻

今回のフルマラソンでまた新たな課題が見つかったのでまた課題克服のために準備していきたいと思います。走るフォームとかテーピングの活用、集団での練習、定期的な大会参加などなど。

最後につくばマラソンのスタッフ、携わった皆さんに改めて御礼申し上げます。
今回結果を出せたのも運営側の類稀なる努力と準備によるものだと思います。
つくばマラソンが愛される理由が分かりました。
ほんとうにありがとうございました。

そして今回も私の挑戦を見守りサポートしてくれた友人や後輩にも改めて感謝です。おそらく友のチカラがなかったら今回もリタイヤしていたと思います。ほんとうにいつもありがとう。また無謀な挑戦に付き合ってくれるとありがたいです。

つくばマラソン当日の動画は公式でもアップされています。マラソンの雰囲気味わいたい方は是非



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