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2022年 夏の巡礼旅②~長浜神社・物部神社~
出雲大社を後にして向かうは初参拝となる長浜神社。『出雲国風土記』にでてくる国引き伝説に縁の神社、という程度しか知識がない中で向かいました。
長浜神社
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長浜神社(ながはまじんじゃ)
【創 建】不詳 ※和銅三年(710年)以前の記録あり
【御祭神】八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)
布帝耳命(ふてみみのみこと)
於美豆奴命(おみずぬのみこと)
【社 格】旧県社
【鎮座地】島根県出雲市西園町上長浜4258 ※妙見山中腹
民家や田畑、工場が広がる地域に鎮座。駐車場を降りて鳥居までの緩やかな石段を進みます。落ち葉が散乱し、何だか少し、寂れた感じを受けました。
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鳥居をくぐるとその先にさらに石段があり、登り切ったところに神門がありました。神門には大きな注連縄があるのですが、これ、わざとこうなっているのか荒れてるだけなのか・・・
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何やら賑やかな声が聞こえてきたのですが、境内には運動クラブなのクラブチームなのか、サッカーと思われるユニフォームを着た中学生、コーチ、保護者がいました。大会の必勝祈願にでもきたのでしょうか。
それよりも、神門をくぐった先は、綺麗に手入れされ、何よりも立派な社殿に驚きました。
拝殿
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拝殿は平入り造りで大きな向拝があります。個人的には、こういう直線的な社殿は好きです。
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お詣りを終え、拝殿の横に回り込んで御本殿の側へ。
本殿
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驚くほど立派な大社造りの本殿が鎮座しています。個人的な感想ですが、この大社造りの社殿って出雲周辺でしか見られないような気がするんですよね。少なくとも東京近辺で自分がしょっちゅう伺う神社では見られないです。やっぱり、この地独特何のかな?ちなみに、こちらの社殿は若干、大社造りとは違っていますね(大社造りは本殿の出入口は向かって右側にありますが、こちらは正面にある感じです)。
その他
記紀には出てきませんが、『出雲国風土記』には、この出雲周辺の成り立ちを記した「国引き伝説」があり、御祭神「八束水臣津野命」は、その国引きを行った神様。なので、神社の行事に綱引きがあるみたいです。
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国引きの際に、引き寄せた土地をつなぎ止めておくための杭として出雲各地に要石が打たれたそうで、この夫婦石もそのひとつだそうです。その前に三つ鳥居が置かれています。
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境内の石畳を見ると、所々に、星形の模様が見られます。実はこの神社はかつては「妙見社」とよばれ、妙見信仰(北極星や北斗七星を信仰の大将とする)があります。
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他にも弓掛けの松、というものも。これは豊臣秀吉が朝鮮出兵の折に、「加藤清正」「片桐且元」と名のある武将の参拝があり、その時に弓をかけたと言われる松があります。そんなことから武道・スポーツの上達、勝負に勝つ、といったご利益があるともいわれています。
御朱印
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書置きでしたが、色んな種類がり、自分は通常のタイプの金文字をいただきました。妙見信仰から北斗七星が描かれています。
あまり知識長く参拝しましたが、いろいろと歴史や由緒がてんこ盛りの神社でした(笑)
物部神社
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物部神社(もののべじんじゃ)
【創 建】継体天皇八年(513年)
【御祭神】宇麻志摩遅命(うましまじのみこと)
【社 格】式内社/旧国幣小社/石見国一宮
【鎮座地】島根県大田市川合町川合1545
神社の名前からわかるように、御祭神の宇麻志摩遅命は物部氏の御親神です。鳥居の向こうは開放感のある境内が広がり、社殿の奥には三瓶山が。
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手水舎
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手水舎にある手水石は砂金を含む富金石という石でできていて、石に彫られた4つの勾玉を触ると運気が上がるそうです。
拝殿・本殿
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拝殿の中には立派な天狗面や扁額、書や画などが奉納されています。お詣りを終えて拝殿の横に回り御本殿を拝みに。
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春日造りの本殿。基本的な造りは大社造りと同じ(切妻造・妻入り)ですが、直線的な向拝を持つ大社造りに対して曲線的な向拝を持つのが特徴ですね。春日造りとしては日本一の大きさを誇ります。
神紋
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神紋の「ひおい鶴」。御祭神の宇麻志摩遅命が、この地に鶴に乗ってやってきたことにちなんで、真っ赤な太陽を背負った鶴が神紋となっています。なので境内には鶴の置物がいくつもありました。
御朱印
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シンプルですが御神紋が金色のインクで押されているのがステキですね。
(つづく)
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