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2022年 夏の巡礼旅⑧~大阪市内編(その4)~

 以前より気になっていた大阪の神社の1つが「サムハラ神社」です。ようやく初参拝です。

サムハラ神社

サムハラ神社
【創 建】 昭和25年(1950年)
【御祭神】 天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
      高産巣日大神(たかみむすびのおおかみ)
      神産巣日大神(かみむすびのおおかみ)
【鎮座地】 大阪市西区立売堀2-5-26

 社名の「サムハラ」は御祭神の造化三神(古事記に出てくる天地創造に関わった最初の三神)の総称で、漢字ではなく神字であるためパソコンでは打てません。

 サムハラ神社を建立した田中 富三郎(たなか とみさぶろう)は、1868年(明治元年)3月3日に美作加茂で生まれる。サムハラ大神をあつく信仰していたため日清戦争と日露戦争で数々の危難をまぬがれたという。サムハラの霊徳を世の人々に分かつため私財でサムハラ神社を建立したとされる。

Wikipedia

 ちょっと変わった経緯の神社ですが、だからこそ気になっていました。お守り騒動や、神職が猥褻行為で捕まるとか、怪しい側面も大いにありますが、折角大阪に来たので、一度は立ち寄ってみようと参拝しました。

 とても小さい神社で、街中にありますが、そこそこ参拝の方がいて驚きました。問題になった指輪のお守りは現在頒布中止していますが、何か、面白いお守りでもあれば、と思いましたが、特にありませんでした。

御朱印

 墨書きは流れるような達筆でした。アマビエのハンコもアクセントになっていますね。

坐摩神社

坐摩神社(いかすりじんじゃ)
【創 建】 神功皇后年間
【御祭神】 生井神(いくいのかみ)
      福井神(さくいのかみ)
      綱長井神(つながいのかみ)
      阿須波神(あすはのかみ)
      波比岐神(はひきのかみ)
【社 格】 式内社/摂津国一宮/官幣中社
【鎮座地】 大阪市中央区久太郎町4 渡辺3号

 御祭神の五柱を総じて「坐摩大神(いかすりのおおかみ)」と呼ぶそうです。

境内

裏から入ってしまったので、一旦正面に行くと、ちょっと変わった三つ鳥居が。我が氏神様の牛嶋神社と同じですね。ですが、脇の小さな鳥居の部分が埋められて扉がつけられています。

 コンクリート造りの入母屋造りで立派な唐破風の向拝ですね。この建築様式の神社が多いと思います。拝殿の前は割と広くて少し風が気持ちよかったです(^^)

火防陶器神社

火防陶器神社(ひぶせとうきじんじゃ)
【創 建】 明治6年(1873年)
【御祭神】 大陶祇神(おおすえつちのかみ)
      迦具突智神(かぐつちのかみ)
【社 格】 坐摩神社末社
【鎮座地】 大阪市中央区久太郎町4 渡辺3号

 裏から入ったのでまず目に入ったのが陶器神社でした。

 いただいた由緒書きに寄れば、起源は古く、明暦年間までさかのぼるそうです。石灰商の山田喜六の邸内にあった火災の難を除かせる愛宕山将軍地蔵が祀られていて、火防の信仰があり、その後も近くに陶器商が軒を並べ陶器商の信仰を集めたそうです。とにかく、陶器の灯籠は初めて見ましたし、由緒書きの看板も陶器でした。

御朱印

 坐摩神社の授与所にてどちらの神社の御朱印もいただけました。由緒書きもありがたかったです。

少彦名神社

少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)
【創 建】 安永9年(1780年)
【御祭神】 少彦名命(すくなひこなのみこと)
      炎帝神農(えんていしんのう)
【社 格】 -
【鎮座地】 大阪市中央区道修町2-1-8

 大阪市の寺社巡りの最後はこちら。御祭神の少彦名命は大国主命(おおくにぬしのみこと)とともに国造りをされたと言われている神様です。医薬・まじない・温泉・酒造の神など多彩な能力を持つ神として崇められています。なのでこちらは「日本医薬総鎮守」とされています。

境内

 ビルの隙間を進んでいくと鳥居があり、その先に社殿があります。拝殿には大きな張り子の虎が飾られていました。

 とても小さな神社でしたがお詣りの方も途切れずいらっしゃり、やはり人気の神社だなと思いました。参道?にはガラスケースに色々な薬が展示されていたのも面白かったですね(^^)

御朱印

 こちらの神社は御朱印でも有名で、いくつも種類がありましたが、夏詣と通年の「少彦名命」と「炎帝神農」の3体をいただきました。神紋が「薬」になっているんですね。

 さて、時間的には14時。まだ大阪市内の巡ることもできましたが、流石に炎天下の中を電動チャリでまわっていたので、少し限界でした(^^ゞなのでこれで終わりにして、少し早く奈良に向かうことにしました。

(つづく)

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