京都寺社巡りの旅①~泉涌寺周辺~
2021年度も無事に終わり、春期休業に突入。折角なのでガッツリ出かけようと考え、京都3泊4日の旅に決めました。2020年12月以来です。今回は、その時訪れられなかった場所を中心にブラブラしようと思います。
御寺 泉涌寺(みてら せんにゅうじ)
京阪宇治線「東福寺駅」で下車し、九条通を京都方面に歩いて行くと泉涌寺参道への案内があります。少し進むと総門が現れます。
参道を進んでいくと大門に到着。ここで拝観料(500円)を払って中へ入ります。
広い下り参道になっていて、仏殿が見えてきます。二階建てに見えますが、平屋で中の須弥檀には運慶作と伝わる「阿弥陀如来」「釈迦如来」「弥勒菩薩」が鎮座しています。そして天上には雲龍図があります。
仏殿の後にまわると舎利殿があります。こちらは非公開なので外から眺めました。この舎利殿の右奥に進むと霊明殿があります。
こちらも非公開ですが、霊明殿とは
というもののようです。さて、ここからさらに右手奥に進むと月輪陵があったんですが・・・ここまできて失念しました(^^ゞすっかり忘れて泉涌寺を見学していました。まぁ、仕方がない(笑)
本坊内の拝観には改めて拝観料(300円)が必要となります。御朱印はこちらでいただけるので拝観しなくてもいいのですが、折角ですから拝観もし、その間に書いていただくことに。
堂内は撮影禁止ですが、お庭は撮影できます。こういうお庭を見ていると急に時間の流れがゆったりとする気がしますね。
折角なので御朱印帳を拝受。何種類かありましたが、シンプルなものをいただきました。最初の頁を開くと経文の一節と解説がありました。
本坊を後にして大門まで戻りますが、大門の手前に楊貴妃観音堂があります。こちらの御朱印も頂いたのでしっかりお詣りしていきましょう。
お堂に上がってお詣りができます(撮影は禁止です)。六羅漢像の中央に聖観音像があります。やっぱり観音様の表情は柔らかいですね。
御寺泉涌寺別院 雲龍院
泉涌寺のさらに奥に進むと雲龍院があります。こちらにもお詣りです。
この右手にあるのが本堂である龍華殿です。
本堂の龍華殿には薬師如来坐像があり両脇に日光菩薩と月光菩薩を携えています。また、この本堂では写経もでき、2人ほど写経されていました。自分もすれば良かったかな?
本堂の次は霊明殿に。その手前には徳川慶喜が寄進したという灯籠があります。灯籠の回りが菊の御紋になっているのも皇室との繋がりが強い現れですね。
このあとは書院の方に移動しますが、いろいろと見所もあり、受付で『雲龍院の「へぇ~」ポイント』というプリントもいただけます。
書院にはいくつかの間がありますが、その手前の台所にも順路が。何とそこには大黒様が。しかし、何だかよく見る大黒天と違って、しかめっ面をしている変わった大黒天です。「走り大黒天」といわれているそうです。
書院の「蓮華の間」「月窓の間」の窓からの庭園の眺めが有名なんですね。
御朱印を頂いて拝観終了です。なかなか素敵なお寺でしたね。
今熊野観音寺
雲龍院を後にして来た道を戻っていくと、今熊野観音寺への分岐にさしかかります。まずは月輪陵墓監区事務所にて御陵印を押させてもらった後、向かいました。
鳥居橋を渡り門を抜けると本堂があります。中に上がることもできるので上がってお詣りさせていただきました。本堂には弘法大師作と伝えられる十一面観世音菩薩が祀られています。
こちらは大師堂です。手前にあるのがぼけ封じ観音で、私たちを取り巻く心や身体のぼけを取り除いてくれる観音様です。他にもぼけ封じ観音を祀る寺院があり、霊場となっているようですね。
御朱印は本堂の納経所にていただけます。種類くらいありましたが、西国霊場、ぼけ封じ観音、弘法大師の3体いただきました。何だか対応下さった住職さんが素っ気なくて、ちょっと残念な気持ちになってしまいました(T-T)
一條殿 新善光寺
今熊野観音を後にして駅に向かっていると、カラフルな御朱印の看板が。
しかも、印刷ではなく全部手書きで書入れしてくれるとのこと。折角なのでお詣りすることに。
山門をくぐると綺麗に手入れされたお庭があり、その先に本堂が。御本尊は阿弥陀如来立像で信州善光寺の阿弥陀如来像と同仏同体に鋳造されているそうです。
境内には愛染堂があり愛染明王が祀られています。朱が鮮やかなお堂ですね。お詣りを終えて事務所に。何やら中からご婦人方の大きな賑やかなお話声が。恐る恐る入ると「御朱印ですか?」と。
通常のものの他にも月替わり(正座の印が入っている)のものや平和祈願(初穂料を募金にするもの)などもありました。初めてなので通常の薬師如来と愛染明王をいただくことに。
恐らく墨書きをしてくれた方が奥様かな?ずっと、いろいろとお話をして下さいました。むしろマシンガントーク!その中で、平和祈願の御朱印も、お淑やかに猛プッシュしてくるので、こちらも拝受しました。奥様が墨書きをすると、もう1人のご婦人が消しゴムハンコを押して色鉛筆で色を付けて下さいました。
先程の今熊野観音とは大違いで、今度はホンワカした気持ちになりました。自分の後に若いカップルが御朱印帳を持って入ってきて、同じように奥様のマシンガントークを楽しんでいました(^^)
京都初日は、これにて終了。明日は車でちょっと遠出します。
(つづく)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?