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2024年 春の御朱印巡り②
お伊勢詣り
3月26日(火)
いよいよお伊勢詣りです。外宮,内宮,境外別宮と回る予定です。実はこの日のために通販で購入していた神宮会館の御朱印帳を忘れてしまったので,前日に神宮会館に行って購入してきました(^^ゞ
ちなみに,伊勢神宮と言いますが,正式名称は「神宮」で,内宮,外宮の他に14の別宮,43の摂社,24の末社,42の所管社のあわせて125社の総称になります。このうち,御朱印がいただけるのが「内宮」「外宮」と5つの別宮「月讀宮」「倭姫宮」「伊雑宮」「瀧原宮」「月夜見宮」の7社になります。今回も,この7社を巡ります。
内宮・外宮 参拝
豊受大神宮(外宮)
御祭神 豊受大御神(とようけのおおみかみ)
鎮座地 三重県伊勢市豊川町279
朝6:50,外宮に到着です。神宮参拝は昔から「外宮先拝」といわれています。その理由は?といわれても,昔からそういうしきたりとしか言いようがないですが,強いて言うならば,内宮に祀られている天照大御神にお食事を用意するためにお仕えしているのが外宮に祀られている豊受大御神なので,まずはそちらから,ということなんでしょう。
外宮の表参道の入口,火除橋には誰もいません。とても静かな空気に包まれていて雨の音だけがしています。
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この時間でも参拝者がいるのが神宮ですが,まだまだ静かでいいですね。この木々に囲まれた空間,鳥居をくぐると雰囲気が一変します。この後にノ鳥居もくぐり,そのまま進んでいくと,社殿が見えてきます。
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いよいよお詣りです。一般的に神宮では個人的なお願いはしない,とも言われていますが,国の弥栄に加え自分のお願いをしても構いません。日々無事に過ごせていることの御礼をいたしました。お詣り後は,正面からずれて奥の社殿を眺めていました。撮影は出来ませんので目に焼きつけます。
その後,境内別宮である「土宮」「多賀宮」「風宮」とお詣りしました。
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地主の神である大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)をお祀りします。
別宮で唯一、東を向いています。
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外宮に所属する四別宮のうち、第一に位しています。殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、正宮に次ぐ大きさです。ご祭神は、豊受大御神の荒御魂です。
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ご祭神は、風雨を司る級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなとべのみこと)で、内宮別宮の風日祈宮のご祭神と同じです。雨風は農作物に大きな影響を与えますので、神宮では古より正宮に準じて丁重にお祀りしています。
お詣りを終え,亀石を渡った先に「三ツ石」という石を三つ重ねたものがあり,周りに注連縄が張られています。もちろん,神事に用いる大事なものなのですが,パワースポットとか言って手をかざす人がいます。これは失礼に当たるのでやめましょう。
この後,授与所にて御朱印を頂きました。
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皇大神宮(内宮)
御祭神 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
鎮座地 三重県伊勢市宇治館町
8時前に到着。雨はシトシト降っています。人も少なく静かだな,と思っていたらジャージを着た中学生の集団と引率教員,という団体を何組か見かけました。どうやら私が参拝した翌日から中学ソフトテニスの全国大会が伊勢市で開催されたようです。宇治橋で記念撮影などしていたので,彼らと参拝が重ならないように,少し時間を空けました。
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宇治橋を渡ると開放的な空間である神苑にでます。天気がいいと本当に気持ちの良い空間ですが,今日はまた趣が異なります。禊ぎの雨も悪くないですね。
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御手洗場の近くにあり、御垣と御門のみで社殿はなく、石畳に祀られています。五十鈴川の守り神として古くから大切に祀られています。
御手洗場で清めた後は,瀧祭りの神にお詣りし,いよいよ正宮を目指します。外宮よりも広いため,木々に覆われた参道をゆっくり歩いて行きます。中学生達はお詣りを終え,授与所でお守りなどを見ていました。
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敷き詰められた玉砂利を踏む音しかしません。神聖な空気に満ち満ちていますね。
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薄くかかった靄の向こうに見える正宮は,神々しさが増していますね。こちらもここから先は撮影できませんので,お詣りの後に,脇から社殿を眺めていました。四重にめぐらされた瑞垣の中に鎮座する御本殿。見ているときに宮司さんに連れられて和服の女性が参拝されていました。此処に参拝できる人って限られていますからね。ちなみに所作がスゴく綺麗でした。
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天照大御神の「荒御魂」をお祀りする内宮第一の別宮です。
荒々しく顕著なご神威をあらわす御魂の働きを荒御魂と称えます。
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ご祭神は、伊弉諾尊の御子神で、特に風雨を司る神、級長津彦命、級長戸辺命。
雨風は農作物に大きな影響を与えますので、
神宮では古より正宮に準じて丁重にお祭りしています。
お詣りを終えて授与所で御朱印を頂きます。ちなみに自室の神棚に飾ってあった神杯(以前の参拝で拝受したもの)を新調しようとおもい,こちらも拝受しました。
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域外別宮 参拝
月讀宮(つきよみのみや)
御祭神 (⽉読宮)⽉読尊
(⽉読荒御魂宮) ⽉読尊荒御魂
(伊佐奈岐宮) 伊弉諾尊
(伊佐奈弥宮) 伊弉冉尊
鎮座地 三重県伊勢市中村町
皇大神宮別宮
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ここからは域外別宮を巡ります。まずは皇大神宮別宮の「月讀宮」。鳥居をくぐり参道を進むと4つの社殿が並んでいます。右側から「月読荒御魂宮」「月読宮」「伊佐奈岐宮」「伊佐奈弥宮」です。
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お詣りは「月読宮」「月読荒御魂宮」「伊佐奈岐宮」「伊佐奈岐宮」の順にお詣りします。お詣りの後は社務所にて御朱印を拝受。
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倭姫宮(やまとひめのみや)
御祭神 倭姫命(やまとひめのみこと)
鎮座地 三重県伊勢市楠部町
皇大神宮別宮
皇學館大学のそばに鎮座しています。こちらも街の中に鎮座していますが,わりと境内は広く沢山の木々に覆われています。だからこそ,社殿の周りの独特な空気を保っているのかな,と思います。
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お詣りを終えたら社務所にて御朱印を拝受。
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月夜見宮(つきよみのみや)
御祭神 月夜見尊
月夜見尊荒御魂
鎮座地 三重県伊勢市宮後
豊受大神宮別宮
外宮から歩ける距離にあり伊勢市駅も近いです。しかし街中とは思えないほど木々に囲まれていて静かです。内宮や外宮に近い別宮の中でも,こちらは外宮から歩ける距離のためか参拝者も幾分か見かけます。
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これは神宮とは関係なく,
地元の型たちがお祭りしたとか。
社殿というか境内を囲む木々の面積がもの凄く多いため,市街地にも関わらず全く街の音は聞こえません。駅近とは思えません。静かにお詣りできました。お詣りの後は御朱印を。今回の別宮参拝で,唯一,並びました。
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伊雑宮(いざわのみや)
御祭神 天照大御神御魂(あまてらすおおみかみのみたま)
鎮座地 三重県志摩市磯部町上之郷
皇大神宮別宮
伊勢市から少し車を走らせて志摩市へ。アマテラスの御魂を祀っているため古くから「遥宮(とおのみや)」として崇敬を集めていました。
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1本は真っ直ぐ伸びていますがもう1本は斜めに伸びていて
とても目を惹きます。
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お詣りを終えたら参道を戻り社務所へ。その隣に,根本が大きく膨らんだ楠があります。これもまた目を惹きますね。巾着楠,と呼ばれているようです。社務所で御朱印を拝受。
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瀧原宮(たきはらのみや)
御祭神 瀧原宮 天照大御神御魂
瀧原並宮 天照大御神御魂
鎮座地 三重県度会郡大紀町滝原
皇大神宮別宮
志摩市からいったん伊勢市を通り伊勢自動車道を通って50分,域外別宮祭後は瀧原宮。鳥居から社殿まで真っ直ぐ延びる参道は歩いているだけで清められているかのような神聖な空気に満ちています,ちょうど自分の前を神職の方が歩いていましたが,やっぱり絵になるなぁ~とおもい写真を撮ってしまいました(笑)
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立派な木々に覆われた参道を進むと2つの社殿が並んでいます。手前が「瀧原竝宮(たきはらならびのみや)」奥が「瀧原宮」です。両方ともアマテラスの御魂を祀っていて,他の別宮とは少し違っています。また,御手洗場があったり杉の巨木があったりと内宮に似ている面もあり,「元伊勢」とも言われています。
元伊勢(もといせ)
第10代崇神天皇が皇居内に祀られていたアマテラスを,皇女である豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)がより理想的な鎮座地を求めて転々とし,やがて第11代垂仁天皇の皇女である倭姫命(やまとひめのみこと)が引き継いで現在の伊勢に至るまでに一時的に祀られた場所のこと。
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参道を戻り,途中の社務所にて御朱印を拝受。ちなみに,参道を戻る途中,何匹ものサルを目撃。何度も伺っていますがサルを見るのは初めてかな?
本当はもっとゆっくりしたかったのですが電車の時間があるため,これにて伊勢参りは終わりです。
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伊勢市駅から多気駅で「南紀5号」に乗換えて和歌山県新宮市を弥是州はずだったのですが,この日の落雷の影響があり30分以上も遅れていました。多気駅に着いたときには参拝中の雨が嘘のように青空が・・・
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明日は初の熊野三山にお詣り。天気も良さそうなので楽しみです(^^)
(つづく)
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