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【発達障害の部下を持つ上司の上手な指示の出し方】


あなたが発達障害を持つ部下の上司である時、納期を守れなかったり、「こういうことかと思ってました」みたいな言い訳をされたことはありませんか?
自分の間違いを認めず、指示が悪いと言われたこともあるかもしれません。
もちろん曖昧な指示は誤解を招きやすくなるので気をつけなければいけませんが、この場合は大抵、指示を受けた側が指示の「本当の目的」を理解していないことから起こるミスだということが多いです。

発達障害を持つ部下に何かを指示する時にまず気をつけること。
それは、「とにかく具体的に伝える」ことです。

発達障害を持つ部下は、曖昧な理解で認識が間違えたまま仕事を進めてしまうこともあります。それは時間と体力の大幅なロスを招きます。
例えその時はなんとかリカバリーできても、のちのち部下の判断ミスで大失敗をしてしまう可能性もあります。

では、どんなことに気をつければいいのか、具体的に挙げてみましょう。

①納期とその仕事にかけていいおおよその時間数、またはかかりそうな時間を伝える

発達障害を持つ人の特徴として、「優先順位がつけられない」、「何から手をつけたらいいのかわからない」、「納期を守れない」というものがあります。

まずは、そこは病気の"特性"なのだと受け止めてあげてください。

そして、指示を出す時は、とにかく『具体的に細かく伝える』を目指しておきましょう。

例えば、
・あらかじめやることの順序を決めておく
・タスクが一つ終わるごとにミスがないかダブルチェックをする

などが挙げられます。

また、仕事の最終形態を決めておくのも大切です。

②どんな形で納品すればよいのかを決めておく

PDF、JPEG、Word、Excelなど。
のちに細かな修正をするために両方欲しい場合に便利ですので、確認はPDF、納品はPDFと Word両方、などもいいかもしれません。


③その仕事によって得られる効果を伝える

プレゼン資料であれば、何を押したいのか、または必要な単語、キャッチコピーなどを事前に伝えておくとスムーズに進みます。
こだわりの強い人が多いのが発達障害の特性です。凝り出すとキリがないので、あらかじめ大事なことは決めておいて伝えるのもいいかもしれませんね。

ここまでいろいろと書いてきましたが、指示を出すのに一番大切なことは、ずばり

それをすることによって上司の自分は何を得たいのか】を伝えることです。

ここが曖昧な人が多いように感じます。

なんのためにその仕事をするのかがハッキリしていると、それに付随する様々な提案が部下もできます。逆に、ここがハッキリわかっていないと、意図のわからないものが提出される可能性がぐんと上がります。

発達障害は脳の病気です。性格と特性をきちんと理解することで、指示の出し方が変わってくるでしょう。

実は、上司の意見とかけ離れた思考で仕事を進める部下に多いのは

質問を一切しない人」です。
わからないことがわからないのです。

表を作っておいてくれ。
資料を頼む。


こんな感じで指示すると、なんの役にも立たない表が出来上がるかもしれません。
そんな時、上記の項目を押さえていれば、部下は「仕事のできる人」、「あの人に任せたら大丈夫」と周囲に思ってもらえる人材になること間違いなしです。

仕事上の人間関係向上や効率化は自分の人生を豊かにするためにとても必要なことです。
皆さんも、ぜひ試してみてください。

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