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『詩人の恋』にみるモテの法則とは

韓国映画『詩人の恋』を鑑賞しました。前売りチケットについてくるノートが欲しくて、ついチケットを購入。ちなみにこちらです。

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ちょっと可愛らしいですよね。

映画『詩人の恋』は、詩人が感性のひらめきが消えてしまった状態の中、ある青年に出会うことで、ひらめきが蘇るという物語です。(パンフレットにある主演ヤン・イクチュン氏のコメントを引用)

ぽっちゃり体型の詩人の男性には妻がいるが、どこか心が冷めきっている。一方で妻は子どもが欲しいとせがみ努力するもなかなか思うようにはいかない。そんな時に詩人の前にあらわれたのが、イケメンの青年だった。家庭問題に苦しむ青年に、いつしか詩人は「恋心」を抱くようになる。

どこかキュンとなるような設定ですね。中でも、私はこの場面がいちばんキュンとしました。作文教室での授業終了後、詩人について男の子から尋ねられ、こんなふうに答える場面です。

「悲しみを抱える人々のために代わりに泣くのが詩人なんだ」

いままでの人生で、詩人のことを考えたことがなかった私にとって、あまりにも唐突な発想。不意を突かれたような気持ちになりました。けれど、しばらくするとその言葉がじんわりと心に溶け込んでくるように腑に落ちていきました。なんて研ぎ澄まされた表現なんだろうと。

見た目の良し悪しではない、無垢な内面。この部分に奥さんも惚れたのかしら。しかも最終的には、イケメン青年と三角関係になってしまうなんて。でもすべてはタイミングなんですよね。純粋で、繊細で、切なくて。キュンです。ぜひ映画を観て感じてみてください。



ちなみに、この映画には重要アイテムがあります。ドーナツです。鑑賞後、とにかくドーナツが食べたくなってしまうほど登場します。地下街のパン屋に行くとこんなドーナツを見つけました。

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偶然とは思えないほど、映画に出てくるドーナツにそっくり。驚くほど似ています。ちょっとぽっちゃりとした詩人が口に頬張るドーナツが本当に美味しそうに見えますよ。

また今回は映画館で辛ラーメンをプレゼントされました。詩人が鍋の蓋を器にしてラーメンを食べる場面で、グーっとお腹が鳴ったのは私だけではないはず。自宅でこんな感じでいただきました。

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映画を観ていて食欲をそそられたことは以前にもあります。『最初の晩餐』という映画の中で、亡くなった父親が生前つくってくれたチーズ目玉焼き。フライパンに油を引いて、とろけるチーズを先に入れ卵を割って入れるだけ。いまでは我が家の目玉焼きはチーズ入りです。



外見や年齢、性別を超えて、モテる存在には何かあるはずですが、『詩人の恋』を観て改めて感じたことがあります。それは、純粋さと食べっぷりです。この二つはおそらくモテるための鉄板的な要素でしょう。しかも、もしかしたらこれらは恋人同士だけでなく、結婚関係でも当てはまるのではないかなと勝手に想像してしまいます。←あくまで未婚者の意見です。

辛ラーメンも美味しくいただいたので、続いてパンフレットを片手にドーナツを堪能しながら映画の余韻に没入です。




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