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修了式

昨日3月20日、無事に試験に合格し、薬膳の専門学校を卒業することができました。同時に、薬膳アドバイザー、中医診断薬膳師の資格を取得。時が流れるのは本当に早いものだなと思うと共に、愛犬の大病が次々と判明した時と思い重ねています。一言で薬膳を語ることは非常に難しいこと。ただ薬膳においては「料理する」ではなく「調理する」と表現することが正しい。これは薬膳の核の部分を言い得ています。

「食が人生をつくり、人生が食をつくる」

この表現は、薬膳や中医学、そして易経との関わりを過不足なく包括していると考えています。卒業も間際になったここ最近、ふと頭に浮かびノートに記していた言葉。学んで吸収した内容が、思考の血肉になっていくことをとても喜ばしく思います。この分野に限らず、枝葉にばかり目を配ったり、短絡的に簡単に答えばかりを求めるのではなく、繰り返し学んだものを突き放したり、また引き寄せたりする過程が非常に重要であることを切に感じました。私の恩師は最初の頃にこんなことを話してくれていました。

「空間をあけてください。時間をかけてください。そして実践してください」

学ぶ余裕がなければ、新たな内容は吸収できません。またどんなことでも、手っ取り早く身につけようとする図々しさを捨てるべきです。時間をかけることを嫌がらないこと。最後に、学んだことを試してみることです。易経でも言われていることですが、知識や情報は体験して初めて知恵となります。私の場合は、愛犬の大病を契機に、母親の危篤などさまざまな荒波に揉まれる日々でした。しかし、それらの経験こそが今回の薬膳、中医学、易経の学びとすり合わせをすることができ、私自身の本物の知恵となったのだと胸を張って伝えることができます。資格保持の有無に頼らない、軸というか幹の部分を据えることが出来たのです。今後も、さらに恩師のところで研究を続けながら、新たな活動に取り組んでいきます。とても想像が膨らんで、楽しみです。21日は春分。ここからが新たなスタート。皆様にとっても、素晴らしい門出になることを願っています。

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最初の3枚は卒業試験の後に皆さんとお疲れ様ランチ会。感染対策もしながらも、楽しいひとときでした。

最後は、Facebookに3月20日の思い出振り返りで上がってきた一枚。2014年にコリアンプラザにて無料で習っていたハングル書芸。実は私、先生より8級をいただきました。習字は習ったことはなかったけど、上手って褒められたのを覚えています。「チョリョク」と読みます。意味は「底力」。まさにこの数年の底力を見せている自分へのエールかしら。それにしても、今のわたし自身を占っているというか表現している言葉で、かなり動揺しています💦

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