「メモの魔力」 は何故に魔力なのか?メモの姿勢こそ学べることがある
今回は、メモについてです。
この記事でわかること
・書籍 メモの魔力 のメモの取り方
・ 「メモの魔力」 の本質
・どうすればメモを有効に使えるか
ぜひ、お仕事などでのメモを取るのに参考にしてみてください。
「メモの魔力」 に書かれていること (2つ)
メモの魔力 に書かれていることは、大きくは2つです。
「メモの魔力」 に書かれていること
・ノートでのメモの取り方
・メモを取る姿勢 (マインドセット)
以下、順番にご説明していきます。
[書かれていること 1] 三段階のメモの取り方
著者の前田裕二氏の、ノートでのメモの取り方は三段階です。
「ファクト - 抽象化 - 転用」 というフレームワークを使います。
三段階のメモの取り方
・ファクト:自分が聞いたり見たこと
・抽象化:ファクトからの一般的な概念。自分が考える本質
・転用:その本質を自分のアクションに落とし込んだもの。例えば自分の仕事に当てはめると何が言えるか
例えば本書では、東京と大阪でのチラシを配った際に飴をおまけでつけたら、大阪のほうが反応がよかったという話が出てきます。
ファクトからフレームに当てはめると、次のようになります。
フレームワークの例
・ファクト:大阪のほうが飴をつけるとチラシを手にとってくれやすかった
・抽象化:同じことをしても、地域によって人の行動は変わるのではないか
・転用:運営する SHOWROOM でも地域ごとの傾向をデータで確認してみる。地域ごとにイベントの運営を変えてみるとよいのではないか
[書かれていること 2] メモを取る姿勢 (こちらが本質)
メモの魔力 を読んで、メモの取り方以上に興味深かったのは、メモを取る姿勢・考え方でした。
一言で言えば、知的好奇心と知的創造への追求です。1つでも満たしたい、実現したいという高い熱量が、メモを取る原動力です。
以下は、本書からの引用です。
それ以上に本質的で重要なことは、もっと根底にある姿勢の部分です。
何らかの目的を持って、日々、あらゆる情報に対して、毛穴むき出し状態でいられるかどうか。身の周りのあらゆる情報にアンテナを張り、そこから何らかの知的生産を行う意識を持てているかどうか。
この、弛まぬ知的好奇心と、知的創造に対する貪欲なスタンスこそが、メモ魔として最も大切にすべき基本姿勢であり、この本に出会ってくださった皆さんにフォーマット以上に身につけてほしい素養です。
(引用:メモの魔力 (前田裕二) )
紙のノートにメモを取ることは 「手段」 なのです。
目的は、あくなき知的好奇心を満たし、知的創造の実現です。そのためのツールがメモです。
メモの魔力の本質は、「一人になり自分と向き合うこと」 です。
見たり聞いたファクトだけで終わらせません。抽象化し、アクションなどの自分ごと化する転用をするために、思考を言語化し、そのプロセスを通じて自分と向き合うのです。
共感と学び
この本を読みながら思ったのは、メモへの考え方や位置付けへの共感です。
自分とは違うやり方ですが、メモへの熱量にとても刺激を受けました。
ここまで徹底してメモを取ることに向き合い、意味合いを言語化し、実際に使っていることに感銘を受けました。自分のメモの取り方も、もっと変えられると思いました。
早速、日々のノートの取り方にも使うようになり、メモへのマインドセットも含めて学びが得られたのが、この本です。
まとめ
今回は、メモについて、メモの魔力 を取り上げました。
最後に今回の記事のまとめです。
ベストセラー本 「メモの魔力」 に書かれていることは、大きくは2つ。
・ノートでのメモの取り方
・ メモを取る姿勢 (マインドセット)
メモの取り方は、「ファクト - 抽象化 - 転用」 というフレームワーク。ポイントは抽象化と、自分ごと化しアクションに落とし込む転用。
メモの取り方以上に興味深かったのは、メモを取る姿勢・考え方。一言で言えば、知的好奇心と知的創造への追求。
紙のノートにメモを取ることは 「手段」 。1つでも満たしたい、実現したいという高い熱量がメモを取る原動力。
メモの魔力の本質は 「一人になり自分と向き合うこと」 。
見たり聞いたことのファクトだけで終わらず、抽象化し、アクションなどの自分ごと化する転用をするには、どれだけ思考を言語化し、そのプロセスを通じて自分と向き合う。
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