見出し画像

書評: 25年間 「落ちこぼれチーム」 を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なこと

今回は書評です。

25年間 「落ちこぼれチーム」 を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なこと という本を読み、おもしろかったのでご紹介します。

マネージャーのあり方

この本で書かれていることを一言で言うと、マネージャーとしての姿勢です。

人のマネジメントのテクニックやノウハウではなく、マネージャーとしての心の持ち方です。一朝一夕では身につかないことです。

日々、部下やメンバー、自分自身と向き合いながら高めていくものです。いつも楽しいことばかりではなく、難しい、苦しいことにも正面から向き合うものです。

では、マネージャーとしての姿勢とは何でしょうか?

マネージャーのあり方
・強いマネージャーになろうとしない、エラそうにしない
・等身大の普通で 「応援される存在」 になる
・相談される人になる
・メンバーを信頼し任せきる。メンバーの悪口は言わない、いつでもかばう
・メンバーに育ってもらい、成長してもらう

利他と利己

マネージャーのあり方の根本にあるのは 「利他」 です。

人をマネジメントするにあたり、メンバーの成長と成功のためにマネージャーである自分が動けるかです。優先順位の上は、自分の出世や成功ではないのです。

ただし、人は本能的には 「利己」 です。自己中心です。

利他と利己という、一見すると矛盾する二律背反をどう捉えればよいのでしょうか?そもそも、成立するのでしょうか?

この本を読んで思ったのは、利他と利己は両立するということです。

人は本能的には自己中心なので、利己自体は否定せずに、そういう自分をまずは受け入れます。その上で、メンバーの成長と成功を願う利他の姿勢を持っていおきます。

なぜなら、仕事に限らず自分一人では限界があるからです。アフリカのことわざに、「早く行きたければ一人で進め、遠くまで行きたければ、みんなで進め」 というものがあります。

チームとして、マネージャーである自分以外のメンバーの成長は不可欠です。メンバーの成長と成功は自分にも返ってきます。人は本能的には自己中心ですが、一方で人に尽くすことによるうれしさという感情も持っています。

相手を生かすことによって、自分の 「生」 を実感することができるのも、人間の生存本能という本質からくる1つです。

まとめ

今回は、25年間 「落ちこぼれチーム」 を立て直し続けてわかった マネジャーとして一番大切なこと という本を読んで、マネージャーとしてのあり方を考えました。

最後にまとめです。

この本で書かれていることを一言で言うと、「マネージャーとしての姿勢」 。人のマネジメントのテクニックやノウハウではなく、マネージャーとしての心の持ち方。
マネージャーとしての心の持ち方・あり方
・強いマネージャーになろうとしない、エラそうにしない
・等身大の普通で 「応援される存在」 になる
・相談される人になる
・メンバーを信頼し任せきる。メンバーの悪口は言わない、いつでもかばう
・メンバーに育ってもらい、成長してもらう
マネージャーのあり方の根本にあるのは、「利他」 。メンバーの成長と成功のために動き、自分の出世や成功のためではない。
ただし、人は本能的には 「利己」 という自己中心。
利他と利己は一見すると矛盾するが、2つは両立する。チームとして、マネージャーである自分以外のメンバーの成長は不可欠。メンバーの成長と、彼ら・彼女らの成功は自分にも返ってくる。相手を生かすことによって、自分の 「生」 を実感することができる。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?