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プロジェクトマネジメントで大切にしたい3つのこと

今回はプロジェクトマネジメントについてです。

前職の最後の2年程度は、新規事業開発の部署に所属していました。プロジェクトマネジメントから多くのことを経験し、学ぶことができました。

この記事では、プロジェクトマネジメントで大切なことを、3つに絞ってご紹介しています。具体的には、目次にした以下の3つです。

1. 全体像の把握と進捗管理

プロジェクトマネジメントで大切にしたい1つめは、「全体像の把握と進捗管理」です。そのためにやることは2つです。

全体像の把握と進捗管理
・目的) 」を理解し伝える
・「誰が・何を・いつまでに」を管理する

以下、それぞれについて見ていきましょう。

「何のために (プロジェクトマネジメントの目的) 」を理解し伝える

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの目的、プロジェクトを成功させた時にどうなっているかのゴールイメージ (ビジョン) を誰よりも理解することが求められます。

理解したことを、プロジェクトのメンバーやプロジェクト関係者に伝えることも大切です。一度言っただけでは伝わりきらないので、同じことを何度でも言い続けます。

日々、「誰が」「何を」「いつまでに」を管理する

プロジェクトマネジメントでは、進捗状況の全体像を常に把握するために、「誰が」「何を」「いつまでに」を管理します。

プロジェクトでやることをタスクに落とし込み、各タスクの責任者、責任範囲と完了の定義 (どうなれば終わったと見なすか) を明確にします。いつまでに終わる見通しなのかのスケジュールと実際の進捗状況を、日々、追っていきます。

2. 本当の問題の見極めと、解決

分解したタスクがスケジュール通りにいけば、プロジェクトは完了します。

しかし、事前の想定の通りにタスクが滞りなく進みプロジェクトが問題なくまわることは、経験上まずありません。プロジェクトの難易度が上がり、関係者が増えるほど、大小様々な問題が日常的に発生します。

ただし、問題として上がってくることの多くは、表面的な事象や結果です。

プロジェクトマネジメントで問われるのは、根本にある本当の問題点の見極めです。本質的な問題を把握し、何が課題なのかを明らかにすることです。そして、どのように問題を解決するかです。

3. メンバーを理解し、信じて、感謝する

1つめの「全体像把握と進捗管理」、2つめの「問題の見極めと解決」は、プロジェクトマネージャーは時にはドライに厳しく対応することになります。

だからこそ大切なのは、リーダーであるプロジェクトマネージャーが、メンバーを理解し、信頼し、感謝の気持ちを持つことです。

各メンバーのプロジェクトへのモチベーションは何か、得意なことは何か、性格やプロジェクト以外も含めてどんなことに関心があるのかを理解するように努めます。

メンバーのことを信頼し、任せるところは任せきります。ただし、最後の責任はプロジェクトマネージャーである自分が負います。

プロジェクトでの役割をメンバーが果たしてくれたら感謝の気持ちを表し、普段からも各プロジェクトメンバーへの感謝の意を持つことが大切です。

プロジェクトは人がやるものです。プロジェクトマネージャーは、メンバーを人としてリスペクトし、理解・信頼・感謝の気持ちを持てるかです。

チーム内で各メンバーがお互いに思いやりを持ちリスペクトし合い、各自が自分はプロジェクトチームにいられる、必要とされていることを実感できる。そんなプロジェクトチームは強いです。

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