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自分の言葉で言い換える 「急がば回れ」 の読書方法

今回は、アウトプットと読書についてです。

この記事でわかること

・インプットをアウトプットする時に、大事な一手間とは?
・ 「急がば回れ」 の読書方法とは?

こんな疑問に答える内容で note を書きました。

この記事でわかるのは、効果的なアウトプット方法です。

仕事や日常生活で普段から使える、「再言語化」 という効果的なアウトプットのやり方をご紹介します

記事の後半では再言語化の例として、読書に当てはめています。

ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やプライベートでも参考にしてみてください。

その場ですぐにアウトプット

ある私の知人の話です。

普段の会話や仕事の会議で誰かと話をしている時に、こちらが言ったことをその場で完結に自分の言葉で言い直す人がいます。

その人との会話やディスカッションは、こちらの言わんとすることの理解が早く、話が発展して知的で楽しい時間になります。

聞いた内容をすぐに返すというのは、インプットを常にその場でアウトプットしているということです。

ポイントは再言語化

この時のポイントは、話を聞いた相手の表現や言葉をそのままリピートするのではなく、自分の言葉に置き換えていること (再言語化) です。

再言語化という一手間があるかどうかで、理解度が違ってきます。インプットした情報を自分の言葉で言い直すことにより、理解が深まり記憶にも定着しやすくなります。

見たり聞いたことを自分の言葉に置き換えるという再言語化は、普段のインプットや学びに広く使えます。

例えば読書です。

読書への応用

純粋にエンターテイメントとして読む小説は除きますが、何かの学びを得るための読書です。再言語化の方法を使うと、読んだ後に情報や知識が自分の中により多く残すことができます。

具体的には、本の章ごとなど一定のかたまりを読み終わったら、その場で再言語化する (自分の言葉で言い直してみる) 方法です。

読書中の再言語化
・内容をまとめてみる
・思ったことを言葉にする
・疑問点、著者と考え方の違う点

後からやるのではなく、その場ですぐに再言語化をします。

本を閉じたり、キンドルであれば画面を消して、1-2分でよいので時間をとって自分の言葉に置き換えてみます。

再言語化のコツは、誰かに説明するのをイメージして言葉にしてみるといいです。例えば、家族、友人、同僚、親、子どもです。

特におすすめなのは、子どもへの説明を想定してみることです。

子ども相手だと、専門用語や難しい言葉は使えません。本質理解と、それを子どもにもわかるような説明の仕方 (例: 人気アニメにたとえる) 、言葉の選び方をすることになります。

このプロセスがアウトプット力を鍛えてくれます。

急がば回れの読書

読書中の切りがいいところで読むのを止め、立ち止まってその場で自分の言葉に置き換える方法は、「急がば回れ」 の読書です。

読み続けるのではなく断続的にストップするので、読むスピードはその分だけゆっくりになります。一見すると非効率ですが、読みながらと読んだ後の理解度は全く違います

やってみると、本からの学びが自分に残ることが実感できます。ぜひ、一度試してみてください。

まとめ

今回は、アウトプットの方法で 「再言語化 (自分の言葉に置き換える) 」 をご紹介しました。

最後に今回の記事のまとめです。

インプットを常にその場で自分の言葉に言い直してアウトプットをすると、理解が深まり記憶にも定着する。再言語化という一手間がポイント。
見たり聞いたことを自分の言葉に置き換えるという再言語化は、普段のインプットや学びに広く使える。
例えば読書。本の章ごとなど一定のかたまりを読み終わったら、その場で本を閉じ自分の言葉で言い直してみる。誰かに説明するのをイメージして言葉にしてみるとよい。
立ち止まってその場で自分の言葉に置き換える方法は、「急がば回れ」 の読書。一見すると非効率だが、理解度は全く違う。本からの学びが自分に残ることを実感できる。

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