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[保存版] マーケティングでおすすめの本を20冊ご紹介 (初級, 中級, 上級別)

今回は、マーケティングでおすすめの本をご紹介します。

この記事でわかること

この記事でご紹介しているのは、マーケティングを学ぶためにおすすめの本です (全部で20冊をピックアップしました) 。

初級から上級に分けて、それぞれの段階で学ぶテーマとテーマに沿った本をご紹介しています。

✓ マーケティングでおすすめの本

  • 初級者が学ぶテーマと本 (4冊)

  • 中級者が学ぶテーマと本 (6冊)

  • 上級者が学ぶテーマと本 (5冊)

  • 初級から上級まで常に学びたいテーマの本 (5冊) 

ぜひ最後まで読んでいただき、マーケティングへの参考になればうれしいです。

初級・中級・上級の定義

ご紹介する前に、初級・中級・上級の定義についてです。

この記事では以下のように設定しました。

✓ 初級・中級・上級の定義

  • 初級: 実務経験なし、または1年未満

  • 中級: 1年以上~5年未満

  • 上級: 5年以上

それぞれのイメージは、

  • 初級: マーケティングの実務はこれから、または実務の経験も断片的

  • 中級: 一通りのマーケティング業務は経験済。これからマーケターとして飛躍していく

  • 上級: ブランドマネージャーとしてなど、より俯瞰的に実務をまわしていく

*  *  *

ではこの3つの段階それぞれでマーケティングを学ぶテーマと、テーマごとにおすすめの本をご紹介していきますね。

初級編

初級で学ぶポイント

マーケティングの実務経験がない、または1年未満の方にとって大事なのは、マーケティングとはそもそも何かを理解することからです。

何のために何をやることなのかのマーケティングの存在意義を、自分の言葉や自社の文脈で語れることを目指します。会社や事業におけるマーケティングの位置づけです。

加えて、マーケティングの全体プロセスの理解をざっくりとでいいので全体像の把握をするために学ぶといいです。戦略から施策にどう落とし込まれていくかです。

おすすめの本 [初級編] (4冊) 

以上の初級への文脈で、マーケティングを学ぶためにオススメの本は次の4冊です。

USJ を劇的に変えた、たった1つの考え方 - 成功を引き寄せるマーケティング入門 (森岡毅) 


実況 LIVE マーケティング実践講座 - ケーススタディと演習でプロのスキルを学ぶ (須藤実和) 


新人 OL 、つぶれかけの会社をまかされる (佐藤義典)  


新人 OL 、社長になって会社を立て直す (佐藤義典)  


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中級編

中級で学ぶポイント

マーケティング実務経験が 「1年以上~5年未満」 の中級者の方は、マーケティングで使う具体的な方法やノウハウを学ぶといいです

例えば、マーケティング戦略フレーム、ビジネスモデルのフレーム、9セグマップ、N1 分析 (深い定性分析) です。他にはブランディングです。 そもそもブランドとは何か、どうやってブランドができるのか、どうすればブランドをつくれるかの手法を学びます。

インプットだけで終わらず、できるだけマーケティングの実務で自分で使うことをおすすめします。マーケティングに限らずですが、ものごとは 「知っている」 と 「できる (使える) 」 にはギャップがあります。

本などから得たマーケティングの知識や手法を実務で使うことによって、自分の血肉となりマーケターとしての貴重な資産になります

おすすめの本 [中級編] (6冊) 

ビジネスモデルのフレームやマーケティング手法を学べるのに、特に私がすすめたい本は次の6冊です。

順番に、マーケティング戦略、ビジネスモデル、9セグマップや N1 分析、ブランド、インタビュー調査について理論と豊富な具体例から学べる本です。


実戦マーケティング戦略 (佐藤義典) 


新しい経営学 (三谷宏治)  


たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング (西口一希) 


プラットフォーム ブランディング (川上慎市郎, 山口義宏)  


ブランドらしさのつくり方 (博報堂ブランドデザイン) 


 「定性調査」 がわかる本 ― 定性調査の実務に関わるすべての人達に向けて (林美和子, 肥田安弥女) 


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上級編

上級で学ぶポイント

マーケティングの実務経験が5年以上ある方は、マーケターとしてより高い視座で広い視点に立っての成果が求められます。

そのためのポイントになるのは、社内の他部署の人や社外の協業会社をどれだけ巻き込み、人や組織を動かしていけるかです。

社内とは例えば自分は事業部のブランドマネージャーだとすると、営業部、広告宣伝部、調査部、開発部、生産部、広報部など、商品・サービスのバリューチェーンの多岐にわたります。

また、自分の担当商品・サービスだけではなく、事業や会社全体から見てのマーケティング実務の位置づけを把握するといいです。全社での経営戦略 (全社戦略) や事業戦略の深い理解です。

そして、マーケターに求められるのが市場創造です。そのためにはイノベーションです。

イノベーションは一握りの天才だけが起こすものではありません。 イノベーションを起こすための科学的なやり方は存在します。

もちろん、その方法に則ったからといって 100% 成功するわけではありませんが、新規事業開発やイノベーションから市場創造の知識や具体的な方法を学んでおくといいです。

おすすめの本 [上級] (5冊) 

以上のような観点から、マーケティングの実務経験が5年以上あるような上級者の方におすすめの本は、以下の5冊です。

それぞれのテーマは上から順番に、人や組織を動かす、事業戦略、イノベーションの手法、新規事業開発、経営戦略です。


マーケティングとは 「組織革命」 である。 (森岡毅)  


戦略プロフェッショナル (三枝匡) 


SHIFT イノベーションの作法 (濱口秀司)  


新規事業の実践論 (麻生要一)  


経営戦略の思考法 (沼上幹)  


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顧客理解力を深める本

マーケティングとは終わりなき 「顧客理解の旅」 

マーケティングにおいて、最も大切なことを1つ挙げるとすれば何だと思いますか?

あえて1つを選ぶとすれば、私の答えはマーケティングで最も大切なのは 「顧客理解 (人間の本質理解) 」 です。

顧客理解は重要であり、かつ難しいことでもあります。難しいからこそ、マーケティングはおもしろいと言えます。

これはマーケティングが奥が深いと思う理由です。マーケティングとは、あくなき顧客理解の追求です。簡単には成し遂げられない、もっと言えばマーケティングは終わりなき 「人間の本質理解の旅」 です。

初級から上級まで常に学びたいテーマの本 (5冊) 

マーケティングでの顧客理解の重要性から、ここは初級から上級までの段階で常に深めたいテーマです。

マーケティングの実務経験の違いによらず、顧客の深層心理を理解するために私が特におすすめしたい本が次の5冊です。

 「欲しい」 の本質 - 人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方 (大松孝弘, 波田浩之) 


インサイト実践トレーニング (桶谷功) 


欲しい ほしい ホシイ - ヒトの本能から広告を読み解くと (小霜和也)  


半径3メートルの 「行動観察」 から大ヒットを生む方法 (高橋広嗣) 


買い物客はそのキーワードで手を伸ばす (上田隆穂, 兼子良久, 星野浩美, 守口剛) 


最後に

今回は、マーケティングでおすすめの本のご紹介しました。

いずれも自分が読んだ本で、どの本も何度も読み返しています。

よかったらぜひ読んでみてください!

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