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誰かが淹れてくれる珈琲と小さな感情表現

今朝、起きるのが億劫だった。
「ああ、また、あの姿を見るのか・・・」
ため息が、出た。

目にしたくないのは
寝室から食堂にやってきて
テーブルにうっつぷすうつ夫くんの姿。

1日3回以上繰り返される。
嬉しくないお約束だ。笑。

食事が終わったらすぐに寝室に戻る、から
脱却したと思えば、喜ばしいことなんだけど。

ほんと、そうなんだけどさっ。

・・・私も、疲れてきたよ。

案の定、ヤサグレ気分で淹れた珈琲は美味しくなくて
「こういう時は、誰かに珈琲を淹れてもらおう。」
って思った。

午後から、買い物がてら小さな喫茶店へ。
事情をよく知っている店主さんが
丁寧に淹れてくれた珈琲をテイクアウト。

運転しながら飲んだ珈琲は
フローラルでやさしい味がした。

また頑張ろうって思えた。



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