静観する事に意味は無かった
2023年、4月19日、創業したAcroforceが6周年を迎えた。
振り返りがてら、noteを描いていこうと思うのだが、昨年改めて感じた「静観することに意味は無かった」について伝えることから始めようと思う。
設立5周年(昨年4/19)にもなると、まだまだ自分も会社も含めて未成熟だと思いながらも、どこの誰が言い始めたかもわからない「権限委譲」という考え方にハマり始め、これだ!!ということで、立ち上げてきた事業の責任を役員陣に任せきり、静観している時間がたくさんあったのが、2022年度である。
「もしかしたら、これが経営者たる時間の使い方なのか」と思い始めたぼくは、役員会議をスタートさせ、事業責任者からの報告を聞き、FBKをしつつ、外部取締役からの意見を取り入れながら、「あぁ、進んでるな、経営」みたいな事を感じるようになっていった。
「社長がボールを持たない状態が美しい」そんな事を言われて、少し嬉しい気持ちと、ちょっと寂しい気持ち、ここだけの話やっぱり不安な気持ちになりながらも、「これも我慢、経営者の宿命」と徐々に自分を受け入れられるようになっていった。
振り返れば、おととしにくらべ、事業/組織が前進したと思うし、今期にかけて素晴らしい仲間も入ってきたし、まだまだ課題はあるけれど、実績も出てきて、徐々に会社を誇れるような状態になっていったとおもう。支えてくれた仲間には感謝しかない。
しかし、何かが足りない。何が足りないのか、わからない。数字も綺麗に伸びてはいる、前進してる、でも何かが足りない。
資金?採用?事業?戦略?組織?管理?営業?マーケ?なんだ...??と考えて、考えて、考え続けていて、いざ6期目の決算が終わった時に、気づいてしまった。
「勢い」だ。とにかく勢いが足りない。事業や組織の加速度が明らかに落ちている事を身をもって痛感した。では何が原因か?それも考えた。
人?事業?制度?マネジメント?報酬?気づいてしまった。
「トップ」だ。トップの行動/学習スピードが明らかに落ちている。勉強してるつもりになっていたけれど、結局アウトプットとしては、振り返ってみれば還元できたものが数少ない。(Twitterで発信し続けたぐらいかな、これは超良かったし続けるけど、アウトプットと呼べるクオリティではない。)
大反省だ。設立以来の大反省。
"カタチに固執した経営"を求めすぎた事、そして自分で自分の良さや強みを殺してしまった事。
自分を殺している事に気づいた。
メンバーに100の言葉を伝える前に、まずは「1」の行動で示す。成果もキャリアも何もない頃は、無我夢中になって、契約取るにも集客するにも全部必死でやってた。設立以来の強みだった「しつこさ、勢い」を自分で殺してしまった。
経営をするということは、賢くなる事じゃない。経営をするって事は、自分たちが成し遂げたい未来に向かって、その事業/組織/社会に対して責任を持つ事、そしてそれを体現する事なんだって、改めて気づいた。(自分なりにようやく言語化できた気もする。)
設立7期目に突入したAcroforceを大きく前進させるために、「まず自分自身がどれだけイケてるのか」に死ぬ気でこだわる1年間にしたい。
とにかく、まずは、やってみせる。
言って聞かせる、やらせてみるは、それからだ。
当たり前かもしれないけど、その重要性に自分自身で気づけたのは大きいし、自分なりよ経営スタイルがこのタイミングで確立できたのは、今支えてくれるパートナーの皆さんや、一緒に働く仲間のおかげでしかない。本当に、いつもありがとう。
ここから10年かけて、日本を代表するベンチャー企業をつくっていこうと思う。
人生かけた挑戦、まだまだスタートラインです。
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