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ベンチャーで働くって、どういうことなのか

会社が設立8期目を迎えた。

これまで数年間、事業部ごとにオフィスが分かれており、なかなかコミュニケーションがとりづらかったり、同じ会社なのに別会社っぽくなっちゃったりして、結構意思疎通にも苦戦していた部分が多かった。

ようやく1拠点になり、1ヶ所で、チームAcroforceで、仲間たちと働けることを心から嬉しく思う。

また同時に、これから仲間が増えていくにあたって、「日本を代表するベンチャーをつくる」と常に言い続けている僕が、あらためて、ベンチャーで働くってどういうことなのか?を考えてみたので、noteに残しておきたい。

(いまうちの会社に所属しているメンバーはもちろん、これからうちの会社への入社を検討している方、うちの会社に興味を持っている方、そして、それ以外にベンチャーで働く方や働こうとしているすべての方がターゲットになるそんな予感がしている。)

まず前提として、"ベンチャー"を定義したい。ベンチャーとは、"身の丈の超えた挑戦"を指していると思っている。いまの自分が100%努力をしても達成するかどうかわからないような挑戦のことだ。もちろん、新しい挑戦すべてを"ベンチャー"と括る人もいるかもしれないし、みたことのない挑戦を"ベンチャー"を括る人たちも中にはいるかもしれない。どれも間違っていないが、僕が定義するベンチャーは、"身の丈を超えた挑戦"のことである。


なので、"ベンチャー企業"は、"身の丈を超えた挑戦をする企業"を指しており、"ベンチャーで働く人"は、"身の丈を超えた挑戦をする個人"を指すと思っている。中には、ベンチャー企業で働いているだけで、個人についてはそうでなくてもいいだろうという指摘があるかもしれないが、別に否定はしないが、僕の解釈では、こうだ。"ベンチャーに乗っかりたい人"こんな表現がしっくりくる。会社は身の丈を超えた挑戦をしており、その中でも必死になって日々身の丈を超えた挑戦をしているメンバーはいると思っていて、どちらかというとそれに流されている人、乗っかっている人は、紛れもなく、"ベンチャーに乗っかりたい人 ≒ ベンチャーに乗っかっている人"だと思う。

それでは、本題に移りたい。

ベンチャーで働くとはどういうことなのか。

それはまさしく、"身の丈を超えた挑戦を、日々仕事にて取り組むこと"これに尽きると思う。自分が達成できるかわからない指標に対して、今日1日にどれだけこだわれたのか。既にNo.1である存在を除いて、昨日まで普通に出来たことを、今日も普通に行動に移すという行為を努力100%と言える人はいないのではないか?と思っている。今日1日を100%でやり切れたかというのは、昨日よりも今日をどれだけ自分の中で実行い移すことができたのか、これに尽きると思う。

ベンチャーで働く価値についても少し触れておきたい。ベンチャーで働くという価値は、果たしてどこにあるのか。それはまさしく、「人生をショートカットできる」ということだと思う。人が通常3〜5年かけて経験するような内容を、1〜2年で経験する。密度が濃い分、自身に負荷がかかるシーンもあるので、時に自分は才能がないのかな?とか、こんなに頑張ってて本当に前進しているのかな?と疑いたくなる時だってあると思う。そりゃそうだ。本当に前進しているかどうかなんて、誰にもわからないからだ。1年経ってみて、他の人たちの3年分を経験したと言えるかどうかは、結局のところ自分にかかっているからだ。現実は残酷だ。努力は人を平気で裏切るからだ。努力は人を裏切らない、そんなことがあってたまるか、と言いたい。すべての努力が期待を超えていたら、とっくに自分のモノサシではかった「本当はなりたい姿」になれているはずだ。これまでを読んで「努力ってコスパ悪いじゃん」って感じてしまう人たちは、おそらくベンチャーには会っていないかもしれない。身の丈に合った選択肢を取っていくのが良いのだと思う。そんな人生が向いている人もたくさんいるのでは?とすら思う。それでもベンチャーで働くことに興味関心を強く持っている人は、きっとベンチャーに向いているのだと思う。

"ベンチャーで働く"を体現した人が得られる確率が高いものについても触れておこう。それは"考え抜く力"と"やり抜く力"この2つだ。セールススキル・マーケティングスキル・プログラミングスキル・事業推進スキル・マネジメントスキル、挙げらればキリがないし、そんなのは正直後からなんでも身に付くと思う。しかしながら、ここで「身に付くか身につかないか」のラインが決まる。それは、"考え抜く力"と"やり抜く力"この2つを有しているかどうかだ。身の丈を超えた挑戦過程の中では、今の自分では対処できないようなミッションだったり、課題に直面することが多々ある。(逆にこの機会が少ないのであれば、それは"ベンチャー"と呼ばれるような環境ではない可能性が高い。)そんな中で、答えのない問いに対して、自身で考え抜かなければならない。とにかく必死になって、いままで使ってことのない脳を使って、とにかく諦めないで、考えて考えて、考えまくる。自分で取り組むべき問いを見つけて、誰からどうみても「やりきったな」と思われるぐらいに、徹底的にやり抜く。そんなことをたった1年(まずは1年で良い、5年10年ではなく、まずは1年間、これを)徹底すると、不思議なことに、かなりの確率でちょっとだけ見える景色が変わってくる。自分の中の視座的なものが、1年前と比べて圧倒的に引き上がっていることに気づく。

つまり、これに気づく1年間を味わえるかどうかに、かかっている。

ここまで色々かいたが、ベンチャーに向いている人と向いていない人がいると思う。それは「身の丈を超えた挑戦をする環境に身を置く理由があるかどうか」これだけだ。いままでの自分を大きく変えたいと思っている、いまの自分と理想の自分に大きなギャップがあるもしくは、目標としているステージが高く、身の丈を超えた挑戦をする環境に身を置かざるを得ない状態にあるかどうかが大切だ。この理由がないのであれば、正直"ベンチャー"にいても居心地が悪くなる可能性が高い。

最後に、ベンチャーで働く上での心得が重要だと思っている。

それは「強い意志を持つこと」だ。景気がどうなろうが、社会がどうなろうが、周りがどうしていようが、最後は自分との戦い。自分に嘘をつかず、誠実に、自分自身に自分という存在が誇れるかどうか、これに尽きる。それには強い意志を持つことは欠かせない。

定義や、価値、心得について触れたが、うちの会社で働くことを検討している方々、そして、うちの会社に興味を持ってくれている方々には、ぜひこのnoteを何度も、何度でも見返していただきたい。

そしてそんな"志"を持つ仲間たちと、日本を代表するベンチャーをつくりたい。


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