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わたしはちっとも成長してないじゃないか


韓国人と繋がる

ネット上で36歳の韓国人男性と繋がり、ライン交換をしました。

ラインの方に「〇〇です。名前は何ですか?」とハングル語で送ると彼から日本語で

「あ!〇〇さん!お待ちしておりました。ご連絡ありがとうございます!私の名前はYoung Junヨンジュンと申します。お会いできて嬉しいです!よろしくお願いします!😀」と返事が来ました。

「ペ・ヨンジュンと同じ名前なんですね」と言うと彼は「ホホホ」とハングル語で笑ってました。

わたしは基本的にハングル語を調べてハングル語でメッセージを送り、彼は日本語が得意なのか日本語で返事を返してくれました。

最初の方は好きな俳優の話やドラマの話をしました。

こちらの画像を送ると彼はすぐに「お!!」と言ってきました。

「このドラマが面白かったです」と言うと「そうです。私も最近これを見ています!!韓国で人気1位のドラマです😉」と返事が来ました。

「やっぱり?このドラマとても好きです!感動しました!」

「はい😉最近話題のドラマです。韓国ドラマに詳しいですね👍」

「これはAmazon Primeにありました😉」

韓国人と繋がりたいと思い、色々と調べてあるサイトを見つけ、その中で彼と出会いました。

最初につながった韓国人であったことと、早い段階でラインを交換したいと言ってきたので少し警戒したのですが、

話してみたら文章も丁寧だし、話題も振ってくれるし、変なことを一切聞いてこないので良い人だなという印象を受けました。

だけど、マッチングアプリで知り合った訳ではないので基本的な情報が不足しています。

・身長
・職業
・タバコの有無
・結婚歴
などなど

なので、これらを直接聞いて確かめなければいけないと思いました。

ドラマの話をしていたわたしたちですが、わたしは彼に「おはようございます」と言うとそのあとすぐに「ヨンジュンさんは妻がいますか?」と尋ねました。

急にプライベートな質問して失礼極まりないのですが、彼は気にすることなく「おはようございます😉私はまだ未婚のシングルです😀〇〇さんは?」と返事をくれました。

「なるほど!彼女もいませんか?わたしもシングルです😀」

「あ、本当ですか??よかった!私もシングルです!😀」

「タバコ吸いますか?」

「タバコ吸わない人がいいですよね?」

「もちろん😉」

「あっ!今日から禁煙します!」

吸ってたんかい!!と心の中で思いましたが、やめてくれるようなのでまぁいっかなと思いました。

「大丈夫ですか?」

「実は僕はタバコを吸うんですけど😅今日から我慢してみます!!」

だけど、知り合ったばかりの人のために禁煙してくれるなんてすごく良い人だなと思った反面、なんでそこまでするんだろうと思いました。

「感謝します😅なんでタバコを吸ってたのですか?」

「ごめんなさい🙏ストレスをタバコで解消しました💦😅」

「なるほど…ヨンジュンさんの写真を見てみたいです」

「送ってあげましょうか?私も〇〇さんの写真が見たいです❤️」

「お願いします😉もちろんです!」

「写真をあまり撮らないので😅ちょっと待ってくださいぃぃ」

「OK」

そして、あまり写真を撮らないと言っていた彼が8枚の写真を送ってくれました。

他撮りだったり、自撮りだったり、迷彩柄の服を着た写真だったり、フードを被った写真だったりとさまざまな彼の写真をもらいました。

彼は目が二重なので割とイケメンなのだろうと思ったのですが、わたしは韓国人っぽい顔(塩顔)が好きなのであまりタイプではないなと思いました。

写真を見ながらどこかで見たことあるような顔だなぁとも思いました。

「はは、恥ずかしいですね😅〇〇さんんの写真も見せてください〜」

「たくさんくれてありがとうございます😀」

そう言ったあとにわたしはモザイク加工したお父さんと一緒に写ってる写真とココスに行った時にお母さんに撮ってもらった写真を送りました。

「写真を見せてくれてありがとうございます😀きれいですね😉👍」

彼に「きれいですね」と言われてホッとしました。

わたしの見た目がセーフだったから安心したというよりも私は見た目を褒めてくれる男性の方が好みなので、彼がそうゆう人で良かったなと思いました。

「ヨンジュンさんは誰かに似てませんか?」と言ったあと「ありがとうございます😀ヨンジュンさんも格好いいですよ👍」と一応言いました。

すると彼から「〇〇さんから見るには私が誰に似ていますか?😀 わぁ、本当ですか?ありがとうございます😉」と返事が来たのでわたしはこの写真を送りました。

「この人?桐谷健太です」

「ハハ ちょっといい感じですね😉!」

「誰かに似てるって言われませんか?」と聞くと彼は「チ・チャンウク アセヨー?(知ってますか?)」とハングル語で言ったあとに「韓国ではチ・チャンウクに似てるとよく言われますね😀」と言ってきました。

チ・チャンウク!?

ドラマで何度か見てるので知ってはいるのですが、「え?これに似てるか?確かに目元が似てる感じもしなくはないけど・・・」とちょっと迷ってしまいました。

けど、桐谷健太に似てようともチ・チャンウクに似てようともわたしは塩顔が好きなので彼の顔はタイプではないなと思いました。

「なんで、せっかくの韓国人なのに韓国人っぽい顔をしてないんだよ」と少しがっかりしてる自分がいました。

そのせいか、それがちょっと態度に現れてしまったため彼には素っ気ない感じで「チ・チャンウクですか?写真を見てもそんなに似てないと思います」とはっきり言ってしまいました。

けど、彼は「そうなんですか?友達もそうだし、たくさん話しているのに見る人によって違うこともありますよ😀」とあまり気にすることなく返事をくれました。

彼は目がぱっちりしていて割と整った顔をしてるので一般的に見たら格好いいと思われるかもしれません。

でも、わたしの好みのタイプではないので "見た目がいい人"とは思っていても"好きになりそう!" という気持ちがなかなか芽生えませんでした。

そのせいで今後彼には色々とひどい仕打ちをしてしまうのですが・・・。

この時はまだそんなことも知らずにただ彼を"恋人候補として見れるのか" と感じで彼を探ってました。

会う約束

そのあともわたしは彼のプロフィールを矢継ぎ早に確認しました。

「身長はいくつですか?」

「私は174cmです!😀〇〇さんは?」

「159cmです。好きなタイプの女性はなんですか?」

「私は女性らしい女が好きです〜」

「ヨンジュンさんはどんな仕事をしていますか?」

「私は韓国で自営業をしています😀海産物、水産物の卸売業を営んでいます」

「なるほど!」

「〇〇さんはどんな仕事をしていますか?」

わたしの職業を言うと彼は「あ、そうなんですね👍😀日本のどこに住んでいますか?」と聞いてきたので住んでる場所を言うと彼は「あ、〇〇県!新宿に近いですね😀」と言ってきたので「全然遠いわ」と思いました。

「私は水原(スウォン)市に住んでいます。ソウルと近いです」

「良いですね!いつか水原(スウォン)に行ってみたいです」

「水原、いいですね!水原華城行宮、熱気球、水原カルビが有名です👍韓国にいらっしゃれば私がご案内できます!カルビも買ってあげます!」

「全部興味あります!ありがとうございます😉何月に行くのがおすすめですか?」

「4月〜5月に来てほしいです」

「それはなんでですか?」

「4〜5月は韓国も春のシーズンなので桜が咲き、天気も暖かくて旅行しやすいからです😀」

そう言ったあと彼は数枚の風景写真を送ってくれました。

「私の家の前にマンソク公園というところです。春になると桜が多くて風景がいいです」

草木の間から見える湖や橋、伝統的な建物、どれも風情があって韓国が好きなわたしとしては瞬時に行きたいモードになりました。

「うわぁ、とっても美しいです!これらは4月の写真ですか?」

「はい、4月の様子です😀」

すると彼は華城行宮のサイトを送ってきました。

全部ハングル語なので写真しか見てませんが、伝統的な建物が素敵だなと思いました。

「ここは華城行宮です。華城行宮郭道コースもあり、城壁に沿って散歩できる😀熱気球体験もできます」

「熱気球体験もしてみたいです😆」

「フライングは私もまだ一度もしたことがありません😀そして、スウォンはカルビとチキンがおいしいととても有名です。スウォンにいらっしゃるなら一緒に行きましょう😀」

「良いですね!水原にとても行きたいです!!」

「ソウルから水原までタクシーで40分です。距離が近くていいです」

「近いけどタクシーだと高くないですか?」

「タクシーで明洞駅から水原駅まで1時間くらいかかりますね、料金は4000円。👍😀」

「高いから地下鉄で行きますよ😅」

すると彼が突然「私も早く日本に行きたいですね😉」と言ってきたので「日本にはいつ行くんですか?」と聞きました。

「3月11日頃に行こうかと思っています」

「どこに行くんですか?」

「今大阪に行こうかと思うんですが〇〇県に行けば〇〇さんを見ることができますか😀?」

「大阪?良いですね!もちろん!〇〇県まで来れるんですか?」

「今度初めての旅行地で東京に行ったら〇〇さんに会えなくて。大阪に行けば〇〇さんに会えるから大阪に行きます😀大阪から〇〇にどう行くのか調べて見ますよ😀」

何を勘違いしたのか、彼は大阪に行けばわたしに会えると思っているようで大阪に行くと言い出しました。

わたしは関東エリアに住んでるので断然大阪より東京の方が近いのでそのことを彼に伝えました。

すると・・・

「あ、本当ですか??あ、大変なことになるところでした 地図を見間違えた💦💦💦ごめんなさい😅日本旅行が初めてなので地図を見間違えました😢」

と返事が来ました。

わたしは、これが彼にとって初めての日本旅行ということにびっくりしました。

というのも彼がめちゃくちゃ日本語で話してくれるのでてっきり日本には何度か行っているものと勘違いしました。

そのことを彼に聞いてみるとこの日本旅行が今回が初めてで、日本語は翻訳アプリの助けを受けてるとのことでした。

なので、「じゃぁ、ほとんど日本語が話せないのか!!どうするの!?わたしも韓国語そこまで話せないよ!完全に彼の日本語を頼りにしてたのに!」と心の中で叫びました。

けど、そんなわたしの心配をよそに彼は気にすることなくこんなことを言ってきました。

「大丈夫です。そういうこともありますよ😀3月10日もし時間が良ければ、〇〇さんに会いに東京に行きます」

本当に素晴らしい人

彼が日本語が得意ではないと知ったので、この時点からラインの韓国語通訳という機能を使って会話を始めました。

これはわたしが日本語を入力すると韓国語に、彼が韓国語を入力すると日本語に瞬時に翻訳される機能です。

これを使ってからだいぶ便利になり、やり取りもスムーズになりました。

「3月10日大丈夫ですよ!会うのは東京がいいですか?」

「あ、本当ですか??あなたの東京新宿?で見るのが。どうしても初めての旅行なので」

「東京でいいですよ!東京で何がしたいとかありますか?」

「東京でスカイツリーを見に行ってみたいです😀」

他にも色々な話をして、3月10日に浅草とスカイツリー、3月11日にチームラボに行くという予定に決定しました。

そのあとは休日に何をしてるという話になりました。

彼は「休日には運動をしたり、必要なものを買いに買い物をしたり、散歩をしたり、友達や知人に会ったり面倒くさかったら家でネットフリックス、YouTube、映画見ながらお酒を一杯します😀」と言っていました。

わたしが休日にカラオケに行くと言うと彼も同じらしく最近は優里のベテルギウスやドライフラワーを練習してるみたいです。

この時にノリでカラオケに一緒に行こうという話になり、彼は「一生懸命に練習して!!必ず歌ってあげますよ😀」と意気込んでました。

そのあと彼から「韓国の男性に会ったことありますか?」と聞かれたので「一度も会ったことがないので不安はあります・・・」と言うと

「どうしても外国の友達と連絡して会うのは簡単じゃないですよね😅心配にもなるし不安もあるし💦それでは私が韓国を代表して心配も、不安も安心させます!私と初めての友達になってくれてありがとうございます🙏」と優しい言葉を言ってくれました。

本当に良い人だなと思ってると彼は続けて「不安なら私の家族の電話番号、私の職場の住所、私の友達、知人たち、すべてお知らせいたします」と言ってきたので「さすがにそこまでは大丈夫💦」と言いました。

すると彼はじぶんの職場の写真を数枚送って来ました。

そこにはたくさんの海産物や買い物に来てるお客さんだったり、水槽に入ってるカニや海老、それをさばいた刺身などが写っていました。

「私が働いているところです😀1階で新鮮に品物を購買して購入したものを2階に食堂が多くてすぐに新鮮に食べられます」

こんなにも丁寧に説明してくれたので、この頃には彼のことを信頼し始めててたし、すっかり安心もしていました。

なので「こちらこそ!初めての友達がこんな優しい人で助かってます✨」と伝えました。

それについての返事はなく、韓国は今0度、−1度で寒いと気温の話になりました。

だけど、彼は暑がりなので寒い方がいいと言ってました。

わたしが冷え性だと言うと彼は「あ、本当に?私、手がすごく暖かいんだけど😀」と言ってました。

あとは、運動の話になり彼は幼い頃から運動をたくさんしていたと言っていました。

「小学校の時はテコンドー部、陸上部、バレーボール部、アーチェリー部でスカウトが来て運動しました。中学生の時もテコンドー部、フェンシング部、サッカー部、高校の時はサッカー部をやめてww 私の夢がサッカー選手だったんですよ😀最近はgymに行ったり、公園を散歩したりするんだけど格闘技やブラジリアン柔術を習うか悩んでいます😀」

このメッセージを見て、あまりの運動経験の数の多さにびっくりしました。

韓国では部活がないと聞いていたので、ここまでやってる人は珍しいのではないかと思いました。

「小さい頃から色んな運動をしていたんですね😆すごいです!強そうですね!私が誰かに襲われても守ってくれそうです😉」

「私が当然守ってあげますよ!😉」

今でも運動をしていて健康的だし、武術もできてたくましいので素敵な男性だなと思いました。

このあとは、本やゲームや漫画の話になりました。

話題も豊富で尽きることがありません。

そしたら、彼が急に「〇〇さんは彼氏ができたらこんなの嫌いだからしないでほしい〜こういうのは好きだからやってほしいな〜どんなものがあるのか知りたいです😀」と言ってきました。

この時に彼はわたしのことを恋人候補として意識しているのかなと感じました。

「私は優しくて尽くしてくれる人が好きです✨日本人男性はジェントルマンがいないから韓国人男性が女性を大切にするところに憧れてます❤️逆に『お金を貸して』とか言うようなお金に困ってる男性は無理ですね💦あとデリカシーがない人も嫌いです💧あと怖い人も嫌い」と答えると

「失望させないように一生懸命に頑張ります🙏😀」と言ってきました。

最終的に彼を失望させてしまうのはわたしの方なのですが、このときはそんなことつゆほども思ってませんでした。

「お金を貸してほしいという人がいましたか?彼女に失礼な男性ですね」

「お金を貸してほしいというか奢ってほしいと言ってくる男性ならいましたよ💦」

「ワォ、本当ですか?韓国では想像もできないことです。韓国ではお金を借りたり、物を買ってくれと言ったり、行動は男として恥ずかしい文化だから絶対〜そんなことはありません😀」

それを聞いてわたしは「韓国人男性ってやっぱり素敵〜!男性が奢ってもらうというのは韓国では恥ずべき文化なんだな!さすが!」と心の中で感激しました。

「〇〇さんを不安にさせるとか前でひどく怒るというのかそんな行動は一切!!絶対にしません🙏😀心配しないでください❤️😀」

ここまで言われたら惚れてまうやろって感じですが、この時点では「こんな素晴らしい人がいるんだな!」とか「恋人になれたら幸せになれそうだな」と思ってました。

「ありがとうございます!安心しました!すばらしい国民性ですね!頼もしいです😀」

そう言うと彼は笑顔のスタンプとハイタッチをしてるスタンプを送ってきました。

そこでわたしは彼にある提案をしてみました。

「今日、時間がありましたら少し電話してみませんか?」

そして、このあと人生初の韓国人と電話で話をすることになったのです。

韓国人と初めての電話

「今日、時間がありましたら少し電話してみませんか?」

「はい、いいですよ😀」

「どうやって電話しましょう?」

「ラインでお電話いたします😀〇〇さん、夕飯は召し上がりましたか?」

「はい、既に食べました!ヨンジュンさんは食べましたか?いつ電話できますか?」

「あ!召し上がったんですね!😀👍 じゃぁ、僕が夜ご飯を食べていて20分後にご連絡いたします!」

「分かりました!お待ちしています♫ゆっくり食べてくださいね😉」

そして、30分後に彼から「通話しましょうか?😀」とメッセージが来たので「そうですね!しましょう!」と言って電話をかけました。

わたしがハングル語で「こんにちはー」と言うと向こうは笑いながら日本語で「こんにちはー」と言ってきました。

お互いこういったことが初めてなので緊張しながらも和やかに会話がスタートしました。

彼が「今、外に出て散歩をしています」と言ってきたので「え!?こんな時間に?」と驚きました。

「寒くないんですか?」と聞くと「全然寒くないです」と答えました。

「私は暑がりなので手が温かいです」と言ってきたので「羨ましいです」と言うと「今度私が温めてあげます」と言ってきました。

それは手を繋ぐということでしょうか。

嬉しいような恥ずかしいような、でも嬉しいので「ありがとうございます」と答えました。

彼が「何歳ですか?」と聞いてきたのでわたしは「38歳です。何歳ですか?」と言いました。

すると彼は「87歳」と言ってきました。

随分とじじぃじゃないかと思ったら「37歳」と言い間違えたそうです。

韓国の歳で37歳ということは日本の歳で36歳なので妹と同じ歳かと思いました。

その時に彼から「結婚はしたいですか?」と聞かれたので、どきっとしました。

わたしは「結婚したくないです。ヨンジュンさんはしたいですか?」と答えると「わたしはどちらでも構わないです」と言ってきました。

若い男性だと結婚したがる人が多いので価値観が違ってくるのですが、ある程度歳を重ねている男性だとわたしに価値観を合わせてくれるのでそこが嬉しいなと思いました。

「周りで離婚している人が多いから」と結婚したくない理由を言うと彼は納得したようでした。

「私の姉も彼氏にひどいことされて結婚したくないと言っていたので分かります」と彼が言ってきたので「お姉さんはどんなひどいことされたんですか?」と気になって聞くと彼は口籠ってしまいまいた。

わたしは "やばい!聞いちゃいけないこと聞いてしまったかも!" と思い、すぐさま彼に謝ると彼は「いいえ、大丈夫ですよ!違います。わたしも分からないんです」と答えました。

なのでもう一回謝ったあと「話題を変えましょう」と言って話題を変えました。

そのあとも色々な会話をしました。

韓国語の「白い」が「フィンセック」という発音なのですが、わたしがこれをなかなか言えなくて何度も彼が教えてくれたのですが全然うまく言えないので最終的に彼が笑ってしまいました。

だけど、それ以外に関してはわたしの韓国語の発音が上手だととても褒めてくれました(なぜ発音が上手いのか本人はまったくの謎なのだが)。

韓国語の「発音」が「パルム」で「風」が「パラム」なので似ていると言うと彼に似てないと言われてしまいました。

それに対して私が「 "怖い" と "可愛い" は似てると思いますか?」と聞くと彼は「似ています」と答えたので「全然似てませんよ笑」と答えました。

そんな感じで盛り上がっていたらあっという間に2時間が経過しました。

今回、初めて韓国の方と電話をしたのですが

お互いに翻訳機を使えば、そしてお互いに相手の国の言語で話せば、スムーズに会話が進むんだということが分かりました。

電話が終わったあと、わたしは「電話楽しかったです!わたしの片言の韓国語が通じて良かったです」と送りました。

ほぼ、初めてハングル語で話したので発音が上手だと言われたのは本当に意外でした。

このあと彼から「超お上手ですね😀」と返事が来ました。

「おやすみなさい」

「はい、また電話しましょう😀おやすみ😀」

「ありがとうございます😀また、電話しましょう👍」

韓国人の尽くし方

あの電話以降、お互いにもっと興味を持ち始め、信頼関係が深まったような気がします。

彼は、この頃からわたしのことを彼女候補というより彼女として想ってくれてるんじゃないかと思うようになりました。

彼は、水原スターフィールドのウェブサイトを送ったあと、水原スターフィールドの外観や内観の写真を数枚送ってきました。

「家の前にすごく大きなショッピングセンターがオープンして見物しに来ました😀」

わたしはそのサイトや写真を見ながら「え〜近代的でめっちゃすごいやん!おしゃれ〜!行ってみたい!」と心の中で思いました。

「うわぁ、素敵なところですね!まさに異世界です✨」と送ると「うん、スターフィールドは初めてですが、中が本当に大きいですね😅」と返事が来ました。

「1階には海外輸入車も入店している。サイトに入って一度見てください。大体のブランドは全部あると思う。明洞に行かないでここに来てください」

「広くて大きいですね!本当に凄いです✨行ってみたいです😀」

「でもブランド品の売り場がなくて残念です😅」

ブランド品?

わたしは、彼のその言葉にちょっと引っかかりを感じてしまいました。

彼はブランド品に興味があるのかしら?
もしかして、散財するタイプなのでしょうか。
ブランド品に高い金を使うタイプなのか・・・。

ちょっと怖くなったわたしは彼に「ブランド品に興味があるのですか?」と尋ねました。

すると彼は「〇〇さんのプレゼントを買うには、どうしても近くにブランドのお店があると楽だから😅〇〇さんはブランド品は嫌いですか?」と言ってきました。

え!?わたしのため??

そう思ったらびっくりしてしまいました。

それは、いまだかつて、わたしに高級ブランド品を買ってくれた彼氏がいないからです。

しかも、まだ付き合ってもいないのに。

すごく嬉しいような、ちょっと怖いような、複雑な気持ちでした。

「ブランド品嫌いではないですが、そんな高級なブランドが似合う女ではないですよ」

そう言うと彼は

「〇〇さんは似合う女です。十分に愛に値します。私と会えば本当に幸せにしてくれるでしょう!〇〇のお母さん、お父さんと一緒に旅行にも行って、美味しいものも食べに行きましょう!」と長文を返してきました。

まさか、まだ付き合ってもいないのに親にも会おうとしてくれてるなんて凄いなとも思いました。

こんな人、今までいたことがなかったのでただただびっくりしました。

韓国の方だからここまでわたしと親を敬ってくれるのか、それともこの人自体がそうゆう人間なのか分かりませんが

もし、彼と付き合ったら色々尽くしてくれてめっちゃ良いかもしれないと思いました。

この時までは。

実は、このあとの会話でわたしは彼に少し嫌悪感を感じてしまうのです。

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