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夫婦でホイホイ🏠④(家シリーズ)-石井

 家を建てる前に、私の生まれ育った家を少し紹介します。
家づくりには家族構成がとても重要です。

 実家には子ども部屋が2つしかなくて、3人兄弟でしたが同性の姉と1部屋2段ベッド。よ〜ぉく喧嘩しました。私は5歳離れた妹だったので力や口では負けるので、もう姉と距離を取るには部屋から出るしか方法はありません。
 廊下に布団を敷いて1週間寝ました。めちゃくちゃ邪魔な場所でした。家族の動線のど真ん中。両親が根負けして、両親の寝室に姉が、両親が応接間へと移動する事になりました。ヤッター!憧れの一人部屋を手に入れた喜びは忘れません。

 後に結婚した夫が7歳年下の弟と、結婚するまで同室だったと聞いて、驚きました。しかも喧嘩などした事がないらしいのです。
という事で子ども部屋の数は、子どもの数より子どもの気質によりけりです。笑

 そして父は日曜大工のレベルを越して、自分で家を一軒建ててしまう様な人で。好きな言葉は頑丈、ビシっとした、ピカピカ!もう本当に几帳面。

 で、家を建てるにあたり姉に設計依頼したわけですが、父は口を出したくて仕方がないのです。間取りよりも素材の口出し。娘である私と姉には言わずに、私の夫に何やら勝手に吹き込んでいる様子。そんな父を母が水面下でたしなめていました。もうロビー外交の様に隙あらば母の目を盗んで夫にアドバイスしている父なのでした。

 夫は板挟み状態になり、三谷幸喜監督の「みんなのいえ」みたいやなんて言い出して、DVDを借りに行って慰めてもらっていました。(面白いので観てない方は是非)

 そして問題が山積みの土地。
水道管ない、ガスない、道も私道しかない。
このあたりは思い出すと若干めまいを起こしそうになるので割愛しますが、改めて姉には感謝します。

 で、無事建ちました!マイホーム!
風も通り、採光もバッチリ!(私は土地のおかげと思っていましたが計算されたと後々知りました)
 子ども部屋は後に仕切れるように設計されてました。後に父にレクチャーを受けた夫が日曜大工で仕切ってくれました。これでなんだか色々昇華されました。

 毎朝夫が珈琲飲みながら、
「2億やな、この家は」
なんていうくらい気に入っています。
家庭訪問に来てくれる先生方にも素敵な家ですね、なんて言っていただいて、子どもの話はそっちのけで、家の話だけで終わりそうになった事もあります。
  
 建築士と建てる家。設計相談する時間は、家族構成や、ライフスタイル、何に重きをおいているかを改めて自分に問い、見直しができました。そして変化していくであろう家族構成も考え、自由変在に間取りが変わるように将来の事も考えました。

不登校児を生み出すほどの素晴らしい住み心地です♡(それは想定外)

これで家シリーズはおしまいですが…
ローンはまだまだ続きます!汗

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