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里山大百科「春」虫の目覚め

雑木林の木々は、芽吹き、若葉への展開と駆け足で変化していく。

その息吹を早くから察知し、寄り添うようにしてさまざまな虫が活動を始める。

ほころんだばかりの新芽に潜り込むもの、

まだ若葉が柔らかいうちに急いで産卵するもの、かじるもの。

進行する春の勢いに取り残されまいと、虫たちの営みも懸命だ。

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▲クダマキモドキの孵化(埼玉県所沢市/新開孝・撮影)

ゴンズイの細枝の中に産み込まれて越冬したクダマキモドキの卵が、春の陽射しを浴びて孵化を始めた。


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