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ネイチャーフィールドnote

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2020年5月の記事一覧

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ネフィno編集後記/Digital野鳥記#002ツバメの食べもの

こんにちは。ネフィno編集長のしげゆかです。今回は、「Digital野鳥記#002/ツバメ・雛のフンを調べて食べ物を知る」の編集後記です。 Digital野鳥記2回目。「Digital野鳥記」の2回目はツバメです。国鳥キジの次に何を持ってくるか。ここはやはり「つばめプロ」と名乗っているのですから、「ツバメ」で行きましょう、ということで、平野さんにはツバメをお願いしました。 ツバメ回、いかがでしたでしょうか。本当は、飛翔しながら虫をとらえるツバメの動画も用意していたのですが

Digital野鳥記#002/ツバメ・雛のフンを調べて食べ物を知る

↑「▶︎」をクリック(もしくはタップ)すると、ツバメの鳴き声が聞けます。再生できない場合はこちらから聴くことができます。 ツバメが大空を舞う季節になりました。民家の軒先ではツバメが巣を作り、雛が親鳥に食べものをねだります。雛たちは、一体、何を食べているのでしょう? その手がかりは、親鳥が雛に虫を運んできたときや、雛のフンを集めて調べてみると、掴む事ができます。 手がかり1・親が何をヒナに与えているか観察する▲親から虫を口移しでもらうヒナ ヒナは巣の中を汚さないように おし

「小鳥のくる水場」:コジュケイの夫婦

「小鳥のくる水場」 (秋冬編)エピソード著者平野より、水場での撮影時のエピソードを掲載します。 野鳥写真集「小鳥のくる水場」無料公開しています→第1回・第2回・第3回・第4回・最終回 警戒心の強い鳥 コジュケイ12月のある日のこと。今日は一日曇りのお天気で気温が低く、こんな日は水場にくる鳥たちがいつもより少なめです。この日は鳥が少ないこともあり、私はなおさら睡魔に耐え切れず、ついには落ち葉の上に身体を横たえて熟睡してしまったのです。 はっと気が付くと日は沈み、あたりは薄

野鳥写真集「小鳥のくる水場~ぞうき林の小さなオアシス~」最終回 #全文公開チャレンジ

武蔵野のぞうき林での小さな水場――人にとってはなんでもない水たまり。でもそこは、野鳥たちにとっての小さなオアシスでした……。季節はやがて寒さ厳しい冬。いよいよ最終回、撮影当時の著者のあとがきも掲載しています、最後までお楽しみください。 「小鳥のくる水場 ぞうき林の小さなオアシス」1984年発行 著・平野伸明 過去の回はこちら⇒第1回・第2回・第3回・第4回 冬が来る ぞうき林の葉が、かなり落ちました。えさの豊富な、より暖かい地方へと、旅だってゆく鳥たちの数がふえています

『自然好き』の私を構成するモノ。/「動物のお医者さん」

Webマガジン「ネイチャーフィールドnote」の新コーナー「『自然好き』の私を構成するモノ。」始まります! このコーナーでは、「自然が好きな人」が一体何に影響され、育ったのか。その作品を紹介していきます。作品は本だけにとどまらず、映画、絵画、歌、テレビ・ラジオ番組などいろいろな媒体のものを紹介できればと思います。 第一回目は、漫画「動物のお医者さん」。担当はしげゆかです。 しげゆか 1987年生まれ、大分県生まれ山梨県育ち。幼い頃から野山で遊ぶのが好きで、いろいろな動物

「小鳥のくる水場」:秋冬の撮影を振り返って

「小鳥のくる水場」 (秋冬編)を振り返って著者平野より、水場での撮影時のエピソードを掲載します。 このエピソードに関連する記事はこちら ▲勢いよく水しぶきを上げて 水浴びをするメジロ

野鳥写真集「小鳥のくる水場~ぞうき林の小さなオアシス~」第4回 #全文公開チャレンジ

武蔵野のぞうき林での小さな水場――人にとってはなんでもない水たまり。でもそこは、野鳥たちにとっての小さなオアシスでした……。 前回は、ぎにわう子育ての夏から秋の始まりを紹介しました。さらに深まる秋。第4回目は、水場の1日の様子をお届けします。お楽しみください。 「小鳥のくる水場 ぞうき林の小さなオアシス」1984年発行 著・平野伸明 過去の回はこちら⇒第1回・第2回・第3回 ・・・ 11月下旬、水場の観察を再開しました。 ぼくの水場観察ノート12月4日 快晴 風やや

「小鳥のくる水場」:犯人は誰?カメラの箱にイタズラ

「小鳥のくる水場」(秋冬編)エピソード著者平野より、水場での撮影時のエピソードを掲載します。 野鳥写真集「小鳥のくる水場」無料公開しています→第1回・第2回・第3回・第4回・最終回 カメラは木箱でカモフラージュ「小鳥のくる水場」での撮影には水場の近くにカメラをセットして、20mほど離れたブラインド(風の強い日は車の中から)からカメラのシャッターを押すようにしていました。 秋からの水場での撮影では広角レンズの35mm f2.8を使い、よりシャープにしかも背景が写り込むよう

「小鳥のくる水場」:1日の撮影スケジュール・失敗エピソード

「小鳥のくる水場」(秋冬編)エピソード著者平野より、水場での撮影時のエピソードを掲載します。 野鳥写真集「小鳥のくる水場」無料公開しています→第1回・第2回・第3回・第4回・最終回 1日の撮影スケジュール水場に鳥たちがやってくる時間はじつにさまざまで、決まりはありません。夜明けとともに朝一番にやってくる鳥もいれば、夕方近くにしか現れない鳥もいます。なので、必然的に撮影時間は昼間のほぼ一日となってしまいます。 当時の水場での私のスケジュールはだいたいこんな感じです。 朝

野鳥写真集「小鳥のくる水場~ぞうき林の小さなオアシス~」第3回 #全文公開チャレンジ

武蔵野のぞうき林での小さな水場――人にとってはなんでもない水たまり。でもそこは、野鳥たちにとっての小さなオアシスでした……。 第2回では、普段はめったに見られない、美しい羽色をしたサンコウチョウや、タカの仲間のツミも水場に来てくれました。 第3回、季節は夏。鳥たちは子育てに大忙しです。 「小鳥のくる水場 ぞうき林の小さなオアシス」1984年発行 著・平野伸明 過去の回はこちら⇒第1回・第2回 それぞれの子そだて 6月のすえ、ぞうき林は、すっかり若葉がおいしげり、初夏のか

「小鳥のくる水場」:翼をあげて威嚇するツミ撮影 エピソード

「小鳥のくる水場」(初夏編)を振り返って 「小鳥のくる水場」第1回・第2回では雑木林の初夏の様子が描かれていました。著者平野より、ツミを撮影した時のエピソードを掲載します。 このエピソードに関連する記事はこちら 謎の鳥 その名はツミサンコウチョウの撮影に成功した2週間後、水場にいつもようにカメラをセットしてブラインドの中から水場を見つめていたときでした。一羽の鳥が水場の上を「サーッ」と駆け抜けて行ったのです。 何、今の鳥は? 大きさはハトくらい。でもいつも来るキジ

「小鳥のくる水場」:サンコウチョウのダイビング水浴 撮影エピソード

「小鳥のくる水場」(初夏編)を振り返って 「小鳥のくる水場」第1回・第2回では雑木林の初夏の様子が描かれていました。著者の平野より、サンコウチョウを撮影した時のエピソードを掲載いたします。 このエピソードに関連する記事はこちら 幼少期 昆虫少年だった頃私は幼い頃から虫や生き物が大好きの昆虫少年でした。私が生まれた東京都板橋区蓮根は新河岸川に面した一面の水郷地帯で、小さな池が点在し、チョウやトンボやツバメやヘビがたくさんいました。 そして、宅地化開発により埼玉県の上福

野鳥写真集「小鳥のくる水場~ぞうき林の小さなオアシス~」第2回 #全文公開チャレンジ

武蔵野のぞうき林での小さな水場――人にとってはなんでもない水たまり。 第1回では、そんな水たまりも実はスズメやヒヨドリなどの野鳥たちにとって、大事な場所だということがわかりました。 第2回ではさらに観察を続け、水場に新たな鳥がやってきます。どんな鳥と出会えるのでしょう。お楽しみください。 「小鳥のくる水場 ぞうき林の小さなオアシス」1984年発行 著・平野伸明 過去の回はこちら⇒ 第1回 「ツーピージュクジュク、ピィーピィー」林のおくから、なにやらさわがしい声がしてきま