見出し画像

安楽死について考えさせる小説

先週から日本で、安楽死についてのニュースが話題になっています。
安楽死について描かれている小説を思い出しました。

★"Me Before You" Jojo Moyes
https://amzn.to/3g3QffZ

イギリスの田舎町。
ウェイトレスしていた勤務先のカフェが閉店し、
新しい職を探す26歳の明るい女の子Louisaは、
交通事故により車いす生活を送る35歳の青年Wilの介護をすることになる。

ところがWilは人生に絶望して安楽死を希望しており、「スイスの安楽死施設で人生最期の時間を過ごさせてくれ」と両親を説得している所を、偶然Louisaは聞いてしまう。
LouisaはWilに生きる喜びを見出してもらおうと、作戦を開始する-。このようなあらすじです。

Louisaが一般的な家庭育ちなのに対して、Wilは富裕層で家柄が良く、スイスの施設に行ける経済力を持つ、というイギリス国内の貧富の差も描かれています。

スイスの友人に聞いたら、「スイス国内でも、安楽死の施設に入れるのは、富裕層だけ」とのことでした。

★余談ですが、この小説は映画化されていると、スイスの友人に聞いたのが2016年夏でした。
「『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス役の女優さんが主人公なのよ」とのこと。
「え~!あの女優さんは素敵な人だし、その映画、ぜひ見たいわ!」
と思い、日本に帰ってから"Me Before You"で検索しましたが、
残念ながら日本では公開していないようだったので、
イギリスのアマゾンで"Me Before You"のDVDを取り寄せて、家のパソコンで見ました。とても良い映画でした^^

ところが、私がそのDVDを見た一週間後、『世界一大嫌いなあなたへ』というタイトルの映画のコマーシャルをテレビで見ました。
何と、"Me Before You"は、日本の映画館でも、ちゃんと上映していたのです!
私があわてんぼうで、情報収集の仕方を間違えたので、こういうことになったのですが、
英語の原題と日本語のタイトルが全然違っているという、良い例でした(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?