レポ『”好き”を伝える文章術』を聞いて
こんにちは。毎日投稿25日目です。
今日は、昨日のnote公式の講演の感想です。
議題は、オタク必見の内容
感想文を書こうとすると途端に筆が止まって書けなくなったり、言いたいことを言葉に残せない病に罹ったりしてしまうので、発表された時から楽しみにしていました。好きなことを好きと言う内容を半分近く占めているはずの私のnoteでそれは致命的なので、解消したくて。今回もメモ帳片手に拝聴しました。
登壇は書評家の三宅香帆さん。タイトルから気になる書籍を書かれています。
MCはnoteの志村優衣さん。素敵なお洋服の方でした。
講演メモと感想
伝わる文章の大原則
1、ターゲットを明確に
2、文章はつかみが命
3、何よりも大切なのは軸
ターゲットを明確に
誰に向けて書いているかを考えて書く。感想文を書く時は作品を知っている人に向けてか、知らない人に向けてかで変わる。
誰でもいいから聞いてほしいは伝わらない。書く時に、読む人を思い浮かべると良い。
文章はつかみが命
インターネットの大原則=ネットを見ている人はみんな忙しい
なので、つかみを怠けないのが読者への優しさ。
最初に何を書くかが大切になる。
例)ブログ・note→他人に共感されそうな自分のエピソードを使う
例)新聞→「誰が」「どういう内容を書いたのか」を明確にする
私の書く記事はいつも、「〜について書きます」一辺倒になっているので改めないとなと思いました。ただ自己満足でなくて読み手への優しさとなるのは新しい視点でした。
何より大切なのは軸
軸とは、自分のどうしても伝えたいこと。
最初から軸が分かってなくてもいい。書いていて分かることもある。一番伝えたいことを明確にしてから書き終えること。
文章力がなくても、軸があれば伝わりやすい。
・止まらずに書き終えるための準備は?
準備してもダメな時もある。ダメだったら書き直す。
「好き」を伝える感想文の言語化のコツ
①好きの深堀りをする
②好きの具体例をあげる
③好きを伝える文章術を使う
①好きの深堀りをする
なんか好き→理由を言語化する→感想文が書きやすい
・SNSで他人の感想を見る"前"に自分の感想を言語化する
書けなくて詰まったり人の評判がどうか気になったりする時にSNSを簡単に開いていたけど、確かに引っ張られてる節があります。
ありふれた感想しか自分が生み出せないのはそのせいかも…
・自分の体験と紐づける
エピソードトークができる
・似てる好きなものとの共通点を探す
なぜ好きかが伝わりやすくなる
・思ってることがいっぱいあるのに言語化できない
→モヤモヤしているものを細分化する
②好きの具体例をあげる
できるだけ具体的に「ここ」が好きと言う。全部好きは×。
ふわっとした感想を避けるには具体例。具体例で共感を呼んだり、感想を言いやすくなる。
・好きすぎて陶酔した文章になりそう
→ちゃんと前提知識を言う
③好きを伝える文章術を使う
・WEB記事ではタイトルも凝ろう
・本の正式なタイトルを入れて出版社・ファンにアピールする
・ハッシュタグを使う
これは私も意識的にやっていました。
やっていたものの正解なのか迷っていたので、どんどんやっていいと分かってよかったです。
・好きなものへのアンテナの張り方
→好きそうならとりあえず見てみる、フットワーク軽めに
流行りのものより、好みを見つける方へ時間を割く
・タイトルに感想を混ぜるべきか
→混ぜると人を呼び込みやすい!
質疑応答より抜粋
・引き込むキャッチーな言葉を生み出すために
→推敲が大事。書きがちな癖の言葉を削る(別の言葉を探す)
・どういうタイミングでたくさんの本を読むのか。読み続けるコツは?
→好みを追及して読む。流行り重視だとモチベーションが続かない
・あらかじめ下書きや構成を考えて書く?
→バーっと書く中である程度内容を見つけ終わったら書き始め、再構成する
感想まとめ
・三宅さんの技術の高さがすごい
・具体的に、細分化し、ターゲットとなる読者を意識したい
・感想を書く前にSNSは見ないように
・今書きかけだった感想文に生かしたい
・自信を持って書けるようになりそう
講演のアーカイブはYouTubeに残っています。とても為になるので是非。
最後までお読みいただきありがとうございます。嬉しいです。 今後ともよろしくお願いいたします。 今日もあなたにとって素敵な一日になりますよう願っています。