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「意味のない話」

現在の私は、このnoteでは毎日とりあえず冬木さんの話をする。という「縛り」をかけているので、本日もそちらにオチる手筈なのですが、まずは、このお話から、始めさせて下さい♪

4月28日の金曜日に、cotenラジオのCREW特典エピソードが追加されていて、これが面白かったです!本日は聞きながら、家事をしていました。
今回の特典の試みは、いつもお話しされている3人で「意味のない話」をすること。

意味のあることかどうかは、樋口さんがジャッジします。深井さんが、「コーヒーとお茶を飲んでいます。美味しいです。」などと、なんの情報も提供しないと思われることをいい、ヤンヤンさんも続いて「そのペットボトルの蓋は3つとも同じ色ですね」と言うと、樋口さんがすかさず、「はいそれダメ〜!なぜなら、共通点を見つけてグルーピングしたから!」みたいにお話が進んでいきます。

もちろん、「意味があるってどういうことなの?」と深井さんが聞いても、ダメ!「今日の気温は七度ですね」との発言は、セーフのようでした。
だんだん3人とも話ができなくなってきて、なんだか場が殺伐とすると言った発言まで、出ていました。

本当に、「意味がある」って、どう言うことなのかな?って思いました。
「今日の気温は七度です」も、情報を含む気がするのですが、よくAIスピーカーのAlexaが言っているなぁ。と思うと、確かに会話にならず「意味のない話」のように、思えます。

「意味」って、本当に、なんなのでしょうね。

意図的に「意味のないこと」を組み立てて見せることは「意味のあること」で、もちろんそれだけではない樋口さんのレジェンド的な意味のありすぎる振る舞いにまで、お話は及んでいくのですが、そのつかみの構造的なあり方は、このcotenラジオの特典のように、面白さにつながりますよね。

ここで我らが冬木さんの登場です。
実はSFでも、そういったジャンルがあります。バカSFというジャンルで、冬木さんは『基本読書』では、そういった本も紹介されているのです。

バカSFというジャンルは、私には難しい感性なので、「それを、面白いとする」という技を試みて、何度か試しているのですが、特殊なセンスが必要なようです。次元を超えた突き抜けに、私はついていけず、ほぼ置いていかれてしまいます。

もちろん、ジャンルが存在しているので、楽しまれる方が、一定数いらっしゃいます。私に見えないここに、「面白さ」がどう発生するのかに通じる謎がある、と見ています。ナンセンスを楽しんだり味わう能力もまた、センス。楽しみが増えているのが羨ましいです。

そうして、私はこれまでなんとなく、物事を解像度高く俯瞰したり寄っていく力において、深井さんと冬木さんには共通点があるなぁ、と思っていたのですが、この特典を聞いて、「意味がある」「意味がない」に関して言えば、見解の相違もあるのだろうな。と思いました。

また、深井さんは、この「意味のない話」のなかで、贈り物が嬉しくない。とおっしゃっていて。私はこれに、とても注目しました。

深井さんは、期待され、それに応えなくてはいけない力が働くようであまり好きではない、といったようにお話しされていました。

これで私は、冬木さんも、そうなのかな。と思いました。

ただ、冬木さんは、どこにもサブスクリプションを、されていないんです。

冬木さんが『基本読書』を無料で公開されているのを見ると、私はなんだか返報性力学が働いて。どうしても、何か役に立つことをしなくては!
という気になってしまったのです。

それならば、ただ「どうぞ」とすればいいだけの話なのに、「お礼の一言くらい」のような気持ちが湧いてくる。これが自分でも、気に入らなく思います。きっと、別の方なら、結果が違っていたからだと思ってしまうからでしょう。

差し上げても、「そんな行為に、意味などありませんよ」という冬木さんの声(私の脳内の)が、聞こえてきそうです。

とはいえ、我が家は夫婦ともロスジェネ世代。3人の子育てをしている家計の中から、毎月50万円は、とんでもない大金です。毎月ひとり、50万円のサブスクリプション。夢みたいな話ですが、どこかにありそう。何かで実現できたら、冬木さんはご自身のマインドアップロードに向かい、邁進されるのでしょうね。

どのくらいの費用なんでしょう。永久にアップロードし続ける維持費も考えると、クラウドファンディングでも、難しそうです。でも、もしできるとしたら…などと、自分のことでもないのに考え続けるのはそれこそ、『意味のない話』ですね。


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