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建物の歴史


現在のつば甚は大正時代に立て直されたものです。
およそ100年前です。

大正8年に金沢市内線(路面電車)を開通させるために寺町大通りの道路拡張が行われました。
その為につば甚は建て直され、犀川側に下がりました。

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つば甚の正面玄関にある大きな松の木ですが、
この建て直しが行われる以前は中庭の木だったと言われております。

つば甚がある寺町台は平成24年に
『伝統的建造物群保存地区』として指定されました。
そのためこの景色は変わることなく保存されるということです。

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この寺町から野田山までは
「野田寺町一本道」と言われ、一直線に延びています。

なぜ一直線かと言いますと
その野田山の一番奥に加賀藩主前田家の墓所がある為です。

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バスや電車、車がない時代は
野田寺町一本道を歩いてお参りに向かわれました。
前田家の方々は
道中の休憩の際に塩梅屋であるつば甚に立ち寄られお食事を召し上がったそうです。

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