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脱炭素情報#17 GXリーグ公募開始

今回は以下日経の記事の通り、GXリーグへの賛同企業の募集がはじまりましたので、そのあたりを記述したいと思います。

#日経COMEMO #NIKKEI

日経の記事内でも記述されている基本構想の発表及び企業応募は以下で行われております。

「GXリーグ基本構想」を公表し、賛同企業の募集を開始します
https://www.meti.go.jp/press/2021/02/20220201001/20220201001.html

出典:経済産業省ウェブサイト

こちらは「世界全体でのカーボンニュートラル実現のための経済的手法等のあり方に関する研究会」にてとりまとめが行われております。特に直近で委員会が新規開催されたわけではなく、昨年12/24の委員会が最後のようです。

このあたりはGXリーグという名前に決定したことも認識しており、以前記事を作成していたと思ってましたが…気のせいでした。今回はこのあたりを確認していきたいと思います。

12/24の委員会の前までは「CNトップリーグ」という名前が用いられておりましたが、GXリーグという名前に変更になっております。(GXはグリーントランスフォーメーションのことですね)

今回上記記載したリンク内に基本構想資料があるため、そちらを見ていきましょう。

GXリーグの基本概念としては、GX に積極的に取り組む「企業群」が、官・学・金で GX に向けた挑戦をしているステークホルダーと共に、経済社会システム全体の変革のための議論と新たな市場の創造のための実践を行っていくというような記載がされております。

出典:経済産業省 GX リーグ基本構想 P2
(https://www.meti.go.jp/press/2021/02/20220201001/20220201001-1.pdf)

P2のスケジュール感の資料がわかりやすいかと考えております。最初は自主削減分やJ-クレジット等のクレジットの取引を行い制度設計を行っていき、最終的には吸収や除去による実削減のみが対象となる形が構想されています。

出典:経済産業省 GX リーグ基本構想 P5
(https://www.meti.go.jp/press/2021/02/20220201001/20220201001-1.pdf)

P5には排出量取引市場の構想に係る記載がされており、企業としては初期段階から排出権やクレジット取引に関与できるメリットがあります。

出典:経済産業省 GX リーグ基本構想 P6
(https://www.meti.go.jp/press/2021/02/20220201001/20220201001-1.pdf)

P6にはスケジュールの記載がありますが、2022年の2-3月にて募集して、年度末までに実証やルールづくりを行っていく流れとなっております。

そして話は戻りますが、日経の記事で指摘しているのは罰則規定がないことから強制力がないことになります。企業に自主性を求める形になりますが、私は一旦はこの形でいいのではないかと考えました。

熱意のある企業がアーリーアダプターとして参加し、比較的自由度が高い段階でルールメイキングを行ったうえで、本番の際には規制を加える形でいいのではないかと考えております。

今回はここまでになります。引き続きチェック頂けますと幸いです。

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