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「CO2ゼロ」LNG、根拠薄く(日経脱炭素情報#14)

数か月更新してきてついにわかったこととして、日経の記事に何か記述しようとしてもその日に書かないとただリストの記載がたまっていくだけということですね…。

数日前になりますが、カーボンニュートラルLNGのCO2削減量の整合性について疑義を唱えた記事があったので、それを基に今回色々書きたいと思いました。

#日経COMEMO #NIKKEI

日経は以前も森林関係のクレジットについての記事を出してましたが、このあたり日経は気合いが感じられます。

内容としては、カーボンクレジットを用いてカーボンニュートラルLNGと唱っているが、そのクレジットについて削減量と整合していないものとなっていることから、カーボンニュートラルLNGとしての信頼性に足るものとなっていないとの内容でした。

先日覚えた文言を使わせてもらうとすれば、これはグリーンウォッシングに近い感じの印象をもちました。「カーボンニュートラルLNG」という文言では勿論CO2ゼロのLNGだと思ってしまうので、根底のクレジットの部分の定義をしっかりすることが重要に感じました。

このあたりは国としては、以下に記載した通り日本でも議論がはじまったばかりですが、早急なルール形成が求められているかと思います。

しかし、考えてみて思うのは、NDC貢献とボランタリーというくくりではカーボンニュートラルLNGに用いられるクレジットはボランタリーになるかと思いますが、これを日本だけでなく世界各国とどのように削減量の整合性をとっていくかについては、国主導というよりもVCSやGoldStandardといった民間セクター側に求められているような気がしました。

今回はここまでになります。引き続きフォローいただけますと幸いです。

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