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2024/9/21(土)東京六大学野球秋季リーグ戦第2週1日目 明治10-0東大、法政2-2立教@明治神宮球場

第1試合
M 000 000 00🔟  =10
T 000 000 000   =0

M)藤江、菱川、大川、浅利
T)渡辺、平田、松本慎

本塁打 宗山1号(9回表)、杉崎1号2ラン(9回表)

明治スタメン
8直井、9飯森、6宗山、3杉崎、7横山、4木本、2小島河、5宮田、1藤江
東大スタメン
8酒井、7中山、5内田、9大原、4山口真、2杉浦、3藤田、1渡辺、6小村

明治はこの第2週からの登場。宗山が定位置の3番ショートに復帰。杉崎が4番一塁に入り、先発は藤江。
東大は前週と同じオーダーだが、前週は2回戦先発だった渡辺を1回戦先発に起用。

1回表、直井右飛、飯森左飛(中山好捕)、宗山フルカウントから死球、杉崎遊ゴロで宗山ニ封(小村好捕)。その裏、酒井見逃し三振、中山遊飛、内田左飛。
2回表、横山追い込まれながらライト前に落ちるヒット、木本左飛、小島初球に横山二盗成功、小島遊直、宮田空振り三振。その裏、大原遊ゴロ、山口中直(直井好捕)、杉浦フルカウントから三ゴロ(宮田飛びついての好捕だったが一塁送球のタイミングは微妙。セーフに見えたが)。
3回表、藤江空振り三振、直井初球センター前にゴロで抜けるヒット、飯森2球目に直井二盗成功、飯森遊飛、宗山遊飛。その裏、藤田一邪飛、渡辺ライト前に抜けるヒット、小村送りバント2球ファールで強攻も空振り三振、酒井見逃し三振。
4回表、杉崎左飛(フェンス際)、横山遊ゴロ、木本中飛(酒井好捕)。その裏、中山ゴロでセンター前に抜けるヒットで出たが内田の時に一塁牽制タッチアウト、内田三遊間破るレフト前ヒット、大原いい当たりも右飛、山口左飛(横山スライディングキャッチ)
5回表、小島投ゴロ、宮田左飛、藤江空振り三振。その裏、杉浦遊飛、藤田三ゴロ、渡辺遊ゴロ。
6回表、直井レフト線二塁打、飯森投前送りバント、宗山一ゴロ(前進守備の二塁手山口正面のゴロで前に弾くも藤田捕球して打者走者宗山にタッチ。三塁走者は動けず)、杉崎フルカウントから空振り三振。その裏、小村ライト前ヒット、酒井左飛、中山空振り三振、内田ニゴロ。
7回表、この回からレフト中山に代わり榎本。横山初球レフト前ヒット、木本投前送りバントも渡辺二塁送球で横山ニ封、小島の初球横山二盗敢行も杉浦好送球でタッチアウト、小島左飛。その裏、この回から投手菱川登板。大原三ゴロ、山口見逃し三振、杉浦レフト前クリーンヒット、藤田の代打府川のときにディレードスチール成功したが府川空振り三振。
8回はメモを消してしまい記載なし。8回裏、東大は得点チャンスだったがここもモノに出来ず。
9回表、この回から投手平田登板、内田に代わり三塁青貝。飯森遊内野安打、宗山の初球二盗敢行も杉浦好送球でタッチアウト。宗山3-1からライトスタンドへソロホームラン(1)、杉崎三塁内野安打、横山センター前クリーンヒット、横山の代走榊原。木本初球ライト越え2点タイムリー二塁打(2)で0-3。小島レフト前ヒット、光弘初球一塁頭上を越えるタイムリーヒット(1)で0-4となり小島三進。大川の代打水谷ストレートの四球で1死満塁となり、平田KOで投手松本慎に交代。直井センター越え走者一掃3点タイムリー三塁打(3)で0-7。飯森フルカウントから四球、宗山一ゴロ(1)の間に直井生還し飯森二進し0-8。杉崎レフトスタンドへ2ランホームラン(2)で0-10。この回10点目。榊原レフト前に落ちるヒット、木本ニゴロで榊原二封となり長い攻撃がようやく終了。その裏、この回から投手浅利登板。榊原そのままライト。大原空振り三振、山口中飛、杉浦ゴロで抜けるセンター前ヒット、堀部遊飛。

8回までと9回が、まるで別の試合のような展開になってしまった。
東大先発は渡辺。前週早稲田2回戦に先発し2回7失点。今日は大丈夫なのか不安だったが、立ち上がりから危なげない投球で、守備力にも不安のある東大野手陣だがこの日は内外野ともいい守備がいくつもあり捕手杉浦も盗塁阻止3つ。これも渡辺の投球テンポの良さからだろう。東大金星の予感と期待に否が応でも盛り上がる神宮だったが、いかんせん打線が明大投手陣を崩すに至らない。好機は作るが適時打が出ない。渡辺は結局、8回4安打4三振2四球と堂々たるピッチング。8回裏の攻撃で代打が出て9回表は平田が登板したが、先頭飯森が内野安打で出ての二盗敢行を杉浦が阻止し盛り上がりも最高潮のところで宗山が先制ソロ。打たれてマウンド上でガックリしゃがんでしまっていた平田。気持ちはよく分かるが、その精神状態のまま投げてしまったのか打者8人に7安打1四球と大炎上。アウトを取ったのは杉浦の盗塁阻止だけという、流石にこれは不甲斐ない。平田は昨年までは安定した投球をしていたが最上級生になった今年は春も登板するごとに大量失点し、秋もこの2試合打たれてばかり。東大の投手事情としては、渡辺の好投や前田・江口直など期待できそうな投手もいるが、全体的にはいつも試合を作れずに失点重ねて敗れるのが続いている。
リリーフで松本慎が登板したが1死満塁の厳しい場面。勢いを止められず、直井の走者一掃三塁打に杉崎のホームランとダメージと失点の大きい一打を含む3安打を浴び、結局明治9回表は1イニングで10安打2四球10得点ととんでもない、普通の野球ではありえないスコアとなってしまった。
平田を責めるのは酷かもしれないが、宗山のホームランは仕方ないにしてもその後にいいように連打されたのは、まさか9回に自分が登板するとは思っていなかったとか。渡辺が続投すると思い込んでいたのだろうか。素人には伺いしれないが、そんな想像するくらいに、あり得ない打たれ方だった。


第2試合
H 200 000 000  =2
R 001 100 000  =2
(9回規定により引き分け)

H)篠木、安達
R)小畠、小林誠、竹中、吉野

本塁打 山形1号(3回裏)、柴田1号(4回裏)

法政スタメン
6石黒、4熊谷、8中津、7内海、5松下、3藤森康、9姫木、1篠木、2中西祐
立教スタメン
9山形、6小林隼、8鈴木唯、7西川、3丸山、5柴田、4田中祥、2戸丸、1小畠

法政もこの第2週からの登場。石黒をショートに起用し、春はショートだった中津はセンター。捕手は中西祐スタメンで、武川と吉安はスタメン外。ベンチ入りはしているので故障ではないと思うが。二塁は熊谷をスタメン起用。
立教は菅谷がスタメン外で山形を起用。菅谷もベンチ入りはしている。

1回表、石黒初球三ゴロ、熊谷一塁内野安打、中津三邪飛、内海右中間破るタイムリー三塁打(1)で法政先制0-1。松下への3球目が暴投となり内海生還(1)で0-2。松下右中間二塁打、藤森三ゴロ。その裏、山形左飛、小林いい当たりの左飛、鈴木ゴロでセンター前に抜けるヒット、西川フルカウントから四球、丸山見逃し三振。
2回表、姫木ライト線二塁打、篠木投前送りバントも小畠三塁送球タッチアウトの好フィールディング。中西投前送りバントもここも小畠二塁送球で篠木二封、石黒右飛。その裏、柴田初球一塁内野安打、田中3球目に二盗失敗、田中四球、戸丸ニゴロ併殺。
3回表、熊谷ニゴロ、中津ストレートの四球、内海見逃し三振、松下遊飛。その裏、小畠ニ飛、山形ライトスタンドへのソロホームラン(1)で1-2。山形はリーグ戦初ホームラン。小林レフト前に落ちるヒット、鈴木空振り三振、西川の4球目に二盗成功、西川フルカウントからライト前ヒットも本塁突入の小林はライト姫木からのバックホームで本塁タッチアウト。
4回表、藤森一ゴロ、姫木三飛、篠木ニゴロ。その裏、丸山空振り三振、柴田ライトスタンドへのソロホームラン(1)で2-2の同点。意外だが柴田もリーグ戦初ホームラン。田中三ゴロ、戸丸空振り三振。
5回表、この回から一塁黄。中西遊ゴロ、石黒一ゴロ、熊谷投ゴロ。その裏、小畠初球一飛、山形ニゴロ、小林ショート左破るレフト前ヒット、鈴木ストレートの四球、西川一ゴロ。
6回表、中津レフト前ヒット、内海投前送りバント、松下空振り三振、藤森空振り三振。その裏、黄捕邪飛、柴田一塁線バントヒット、田中投前送りバントを篠木二塁悪送球でオールセーフとなったが、戸丸右邪飛(姫木ファールグラウンドでスライディングキャッチ)で柴田三進、小畠の代打村本初球左邪飛(内海ファールグラウンドでスライディングキャッチ)。
7回表、村本に代わり小林誠が入り投手。姫木遊内野安打、篠木のとき一塁牽制で姫木タッチアウト、篠木センター前ヒット、中西三塁前送りバント、石黒ストレートの四球で2死1・2塁。熊谷の代打鈴木照。ここで投手竹中に交代。鈴木照に代打吉安フルカウントから空振り三振。その裏、吉安に代わり中村騎が二塁。山形投ゴロ、小林空振り三振、鈴木ニ直。
8回表、山形に代わり北田が入りセンター。鈴木がライト。中津四球、内海中飛(北田フェンスにぶつかりながら好捕)、松下の2球目に二盗敢行も戸丸好送球でタッチアウト、松下空振り三振。その裏、西川空振り三振、黄遊飛、柴田フルカウントから左飛。
9回表、西川に代わり吉野が入り投手、竹中に代わり桑垣が入りレフト。藤森中飛、姫木センター前に落ちるヒット、姫木に代走西村、篠木の代打内山一ゴロ併殺。その裏、投手安達登板。西村そのまま入りライト。田中の代打佐藤空振り三振、戸丸の代打落合ニゴロ、桑垣の代打齋藤センター前に抜けるヒット、北田捕飛。
この日はプロ併用日のため、規定により9回終了でこの試合は引き分けとなった。

初回早くも法政2点先行。立教先発小畠は慶應3回戦で先発6イニングを投げ勝ち投手になってから中4日での先発。前週は真夏のような暑さだったのも影響しているかと、これからどうなるかと思わせたが2回以降は立ち直り0を重ねていく。打線は篠木相手に厳しいと思ったがスタメン起用の山形がソロを放つと柴田もソロアーチでホームラン攻勢で同点という予想外の展開。その後は両投手が踏ん張り結局9回規定により引き分け。


もと、第二球場があったところは今は何もない
球場センター側の入り口

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