見出し画像

お目当ての作品は予算オーバー😭『アートフェア東京2021』は大型の傑作に満ちあふれていた👑✨

「こんなアート作品がおうちにあったらな〜」つあおとまいこは、ホントによくこう思っています。2年ぶりに開かれたアートフェア東京に出かけて、まず向かったのは、まいこの目当ての作家の作品が出品されているブースでした。アートフェアは、たくさんのギャラリーが出展しており、よりどりみどりの中で作品を買えるところです。さて、戦果はあったのでしょうか?

画像10

アートフェア東京2021には140軒のギャラリーが出展している

まいこ 杉田陽平さんのコーナーを見つけました! 今回のアートフェアで私が一番見たかった作家さんの一人です😁

つあお をを、それは素晴らしい! 以前から気になっていたんですね!

杉田陽平01

杉田陽平の作品を出品したみんなのギャラリー(東京)の展示風景

まいこ 4〜5年前にアーツ千代田3331のアートフェアで杉田さんの作品を初めて拝見したときに、絵なのにものすごく立体的なのがすごいなって思ったんです。色合いもとっても美しいんですよ。

つあお 今回のご感想は?

まいこ 久しぶりにこの作風を見て、ホントにいいなと思いました! 青やピンクが鮮やかなんだけど、見ると不思議に落ち着くんですよね。

つあお ほぉ。

まいこ 横から見ると20〜30cmくらい厚みがあることもあって、そのボリューム感にも改めてぐっと来ました。今回は、鏡を使ってるのが面白いですね。

つあお たわくしは今回初めて見て、物質としての絵の具にこんな魅力があったのかとか思いました。鏡も何だか意味深。魅力倍増計画かな😁

まいこ 実はね、アーツ千代田3331では、彼の作品を数万円で購入しようかどうかすごく迷った末、そのときは結局買わなかったんです。

つあお ふむふむ。

まいこ それで、今回もし10万円以内でいい作品があったら欲しいなあと思っていて、展示されていた「みんなのギャラリー」のブースに直行しました。

つあお だから足が速かったんだ!😁

まいこ ところが、同じシリーズが何と1点33万円!! 財力があったら絶対買ったのに!

つあお そうかぁ。それは残念でしたね。

まいこ それにしても、色の組み合わせと立体感の作り方が素敵だと思うんですよ。

つあお をを、まだ残念がっている😁

まいこ 以前、 Bunkamura ギャラリー(東京)などに飾られた作品の写真も見たことがあるのですが、そのときも、色の透明感が強調されたりと、とてもアーティスティックでいいなぁと思っていたんです!

つあお 確かに。じっと眺めていると、もりもりした絵の具というよりも、何か純粋な美しさを持つ彫刻のようにも見えますね。

まいこ そうなんです。こちらには、立体作品も飾ってあります。なんとモンチッチまで!

画像11

杉田陽平の作品を出品したみんなのギャラリー(東京)の展示風景

つあお このモンチッチは何なのだろうと思いましたけど、よく見るとすっごく面白い!

まいこ 若い女性や子どもにも現代アートを身近にという思いからモンチッチアートを作ったと聞いてはいたのですが、こんな風になっているとは!

つあお このモンチッチはただものではないですね。何か絵の具にまみれてませんか?

まいこ さっき見た立体絵画の一部がこっちのモンチッチにたくさんくっついてるような感じですね。

つあお ひょっとすると、作家の杉田さんは絵の具フェチなのかなぁ。

まいこ 絵の具愛、強そうですね! アトリエの映像をインスタグラムでちょっと見たことがあるんですが、カラフルな絵の具を彫刻の素材のように混ぜて楽しそうに作ってました。

つあお なるほど〜。絵の具が彫刻の素材になりうることを発見したんですね!

まいこ そうかと思えば、こちらにはかなり正統派な洋画風の絵画が飾ってあります。

つあお あ、これも杉田さんの作品だったんですね。これは平面絵画にほかなりません(キッパリ)。

まいこ 私は、もりもりの立体的な作品を見た後に杉田さんのそれまでの作品を調べて、もともとかなり伝統的な雰囲気の絵画を描いていたことにびっくりしたんです。

つあお こうして見ていると、同じ作家とは思えないほど表現が違う。ただ、絵の具への愛のようなものが見える点は共通しているかも。

まいこ 確かに! どの作品も絵の具の物質っぽいところが魅力的で、夢のような色の美しさのブレンド具合にも惹かれます。

つあお 素晴らしい! たわくしは、モンチッチの後ろにある怪人っぽい絵の具の彫刻が欲しいなぁ。

まいこ これもかっこいいですね! お値段は張るみたいです。77万円です。

つあお ガガーン! しかも、抽選らしいし。大人気なんですね。でも、こうした作品を買って自分の家に置ける可能性があるって、何だか素晴らしいことだなぁ。

まいこ 私は、この馬にチョウチョが集まっているロマンチックな絵画が欲しいです💗

画像5

杉田陽平の作品を出品したみんなのギャラリー(東京)の展示風景

つあお そうか、これは馬だったのか。チョウチョに隠れた部分に角があるような気がしていて、すっかり鹿だと思っていました^^;

まいこ どっちでもいいんです! やっぱり、この質感と色にうっとりします。こっちも77万円!!

つあお ガガーン!(まいこさんの気持ちを代弁) でも、いいアート作品にはそれなりの価格がつくようになっていくっていうことですよね。

まいこ はい。

つあお もう一軒、別のブースで、やっぱりもう高嶺の花で買えそうにないなぁと思っている作品ですが、最近NHKの番組などで話題になった松山智一さんの作品を生で見られたのは、けっこう興奮しましたよ。

まいこ 円形の大きな絵画が2点ありましたね。

画像6

松山智一の作品を出品したNUKAGA(東京/大阪/ロンドン)の展示風景

つあお ぱっと見はすごくポップなんだけど、見れば見るほど、細かい部分で楽しめる図柄が増えてくるみたいな感じでした。

まいこ 花鳥風月のような日本的なモチーフがあったかと思うと、ジャクソン・ポロックみたいなアメリカの抽象画のような模様が出てきたりしてますね。

つあお パーツパーツの作風がずいぶん違う、なかなか不思議な絵でした。

まいこ 古今東西で生まれたあらゆるクリエーションの要素を取り入れてコラージュしたような印象。とても現代的で、AIが世界のあらゆる事象をディープラーニングで一気に吸収して編集しなおした新しい世界をアウトプットしたような感じもしました。

つあお をを、未来的と言えるかも! それとね、近寄ってみると、今度は職人のようにすごく丁寧。質感が魅力なんですよね。

まいこ そうですね! これは先日テレビで見たんですけれども、精鋭のアシスタントたちが工房に詰めて、作品を共同で制作してるようですね。

つあお 最近は工房システムによって制作する作家が増えている話は聞いています。近代は作家が一人で作品を制作するのが当たり前になっていたけど、歴史的には工房は当たり前にあったんですよね。

まいこ ルーベンスや村上隆さんも工房を使ってるし。

つあお レオナルド・ダ・ヴィンチや岩佐又兵衛も。それにしても、松山さんの作品は、顔に鼻が描かれてないのが面白いなぁ。

まいこ 鼻って、なくても平気なんですね。

つあお 意外と大丈夫な感じです。むしろクールな感じもする。

まいこ ひらめきました! 鼻がないと、描かれたのが特定の人の顔に見えなくなるから、見てる人が絵の中の人物に気持ちを同化させやすくなるのかも!

つあお そうか、人物のモチーフは見ている人を写し出す鏡みたいなものだったのか! なんだか素敵ですね。

まいこ こっちの絵なんかは、かなり不思議な気分になります。男性のように見えるけどスカートを履いていて着物の帯をつけている。見ている人が描かれた人物に自分を同化させたら、ジェンダーから何から超越した存在になれちゃったりして!!

画像8

松山智一の作品を出品したNUKAGA(東京/大阪/ロンドン)の展示風景

つあお をを、今の時代に、それはとても大切なことのように思われまする。けっこう凝った設定のテレビドラマを見ているみたいだ!

まいこ こっちの絵には、バドワイザーの缶が転がっている。パーティーの後なのですかね? ポップな色合いなので、まるで明るい気分で違う人生を体験してるみたいです。

つあお 素晴らしい。人生の体験までできるなんて。私もこの絵の前で乾杯したいなぁ。

まいこ 1枚で数え切れないほどの人生経験ができる! こんな絵が家にあったら、ホント素敵な毎日が送れそうですね!


画像9

縄文土器に花が活けられていた去来(東京)の展示風景

画像15

今井俊満上路市剛の作品が出品されていたZEAL HOUSE(東京)の展示風景

【会場で出会ったアーティストたち】

画像12

杉田陽平さんと(みんなのギャラリーのブースにて)

画像13

金子富之さんと(ミヅマアートギャラリーのブースにて)

画像14

楚里勇己さん(新生堂のブースにて)

飾り罫色点

【今日のラクガキ】(Gyoemon=つあおの雅号=が見た美術作品に想を得て描いたとんでもないラクガキを掲示してしまうコーナー)

絵の具の塊

Gyoemon作《絵の具の塊》
今度は絵の具を彫刻の素材として使って立体ラクガキを作ってみよう! とGyoemonは意気込んでおります😁

飾り罫色点

アートフェア東京2021
東京国際フォーラム(東京・有楽町)、2021年3月19日〜21日

画像11




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?