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【日記10】2月25日~3月2日=写真のミスに泣き、おにぎり0.3個を思い浮かべ、アスリートのキャリア開発を勉強する


◆2月25日(日)写真撮影のミスに泣く

ダンスのプロ、Dリーグの取材へ。今回は同僚が別件取材で不在だったため、1人で写真撮影からインタビューまで行った。

こういうときに限って撮影の失敗が多かった。Dリーグは各チームが照明まで工夫しているので、明るい場面もあれば、暗いシーンもある。暗い中で、素早い動きのダンスを撮影するので、シャッタースピードや絞りに注意しなければならない。

撮影した瞬間は「いいシーンが撮れた」と思っていたのだが、帰宅してからパソコン画面で振り返ってみると、光が足りなかったり、速さについていけずブレてしまっていたり… 

いつもなら同僚にカバーしてもらえるのだが、今回はうまく撮れた中から選び出すしかなかった。悔しい…

◆2月26日(月)おにぎり0・3個

朝から原稿を書き続けた。Dリーグのレポートや、4月から始める高校野球連載の準備……いつも以上に集中できていたので、外出も取りやめ、チョコザップにも行かず、机に向かいっぱなしだった。

夜になってスマホを見ると、835歩しか歩いていなかった。チョコザップのアプリによれば、歩いた距離は600メートル、消費カロリーは「おにぎり0・3個分」とのこと。

おにぎり0・3個か~ 

近ごろは暖かい日もあるので、より活発に動くようにしたい。

◆2月27日(火)笑い疲れて帰宅

午後からは会社で打ち合わせ。あまり帰社する機会がないので、話しておいた方がいい人と一気に打ち合わせておいた。

帰りにK先輩と飲みにいく。

私は仕事の話をしながら飲むのは好きなのだが、会社の話はしたくないので、同僚とはあまり飲みに行かない(誘われもしない)。「⚪︎⚪︎さんより、△△さんが評価されている」「××部長が昇進するらしい…」などと社内の噂話には、まったく興味がない。なぜなら、そうした昇進の話にまったく私の名前が出てこないからだ(笑)

その点、K先輩は自慢話や昔話はものすごく長いが、社内の噂話は絶対にしない。また、自慢話であっても、常に聞き手を笑わせようとしているので、いつ飲んでも楽しい。

今日も笑い疲れた。

◆2月28日(水)今年は閏年だった…

今夜は野球界の関係者と会食…と思って、かばんに資料を入れて家を出た。夕方になって待ち合わせ場所を確認するため手帳のスケジュールを見直すと、29日の欄に書いてある。

「あれ?」

「2月最後の日」と記憶していたのだが、今年は4年に1度、29日まであるのを失念していた。

28日か、29日か? 

どちらか分からなくなり、約束をしたLINEのやり取りを見直すと「29日」と残っていた。

念のため先方に「明日はよろしくお願いします」とメッセージを入れると、「こちらこそ」の返信をいただいた。明日29日であると確認でき、安心して帰宅した。危ないところだった。

記憶だけでなく、正確にメモしておく大切さを再認識した。

◆2月29日(木)記憶にごさいません

仕切り直しで、夜に野球界の関係者と会食した。楽しく、貴重な話をたくさん聞けて、充実した時間を過ごせた。

気分よく帰路の電車に乗ったが、酒に酔っていることもあって、帰宅するまで話の内容を記憶していられるか不安になった。忘れたくない話も多々あったので、途中下車して、駅のベンチでメモ帳に書き記した。

会食取材はメモも録音もしないので、記憶力が勝負になる。若い頃なら酔っても覚えていられたが、脳の働きが著しく低下した今は、一刻でも早く書き記しておく必要がある。決して忘れてはならない鉄則である。

念のため、それもメモっとこ。

◆3月1日(金)大学生の記事を添削

大学生が書いた記事を添削した。新聞作りにトライする学生は熱心で、真剣に取材して書いた様子がうかがえて、内容には申し分なかった。

今回アドバイスするのは2点で、①重なり言葉をなくす②具体的に書くだけ。

「~こと」という語句が多用されていたが、ほとんど不要といえる。例えば……

・私が学んだことは、挨拶が大切であることと、相手に分かりやすく明確に話すことです。

1文に3回も「こと」が出てくる。話し言葉では違和感ないが、文章になると分かりにくい。

・私は、挨拶と、明確に話す大切さを学んだ。
・私は、挨拶の大切さと、分かりやすく話す方法を学んだ。

決して「~こと」を使ってはいけないとは考えていないが、何度も出てきたら整理した方がいい。

◆3月2日(土)アスリートの人生

「アスリート キャリア チャレンジ カンファレンス」を取材した。

アスリートが選手生活を退いた後の、いわゆる「セカンドキャリア」に関する勉強会である。近年では「セカンドキャリア」ではなく、「デュアルキャリア」と表現する場合が多い。

前者は「ファースト(第1の)」「セカンド(第2の)」と、選手時代と引退後を分けているが、後者の「デュアル(二重の)」は人生の中に選手時代がある…同じ人生という考え方だ。

私のようなスポーツ記者も、主に選手が輝いている時代を取材する。しかし、アスリートの人生には「前」も「後」もある。いずれも重要で、それを含めたすべてがアスリートの姿、スポーツの姿といっていい。

朝、ズボンをはいたときに腹回りがきつかったので、昼食を抜き、コーヒーだけで夕方まで取材し、原稿を書いた。

夕飯もサラダ中心で、ご飯は我慢した。反動がこない範囲で続けていきたい。