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利賀まで一人自転車旅 三日目

前回の記事はこちらから。

新島々〜越中八尾

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(それぞれgoogle mapとnavitime参照)

新島々は松本市から少し西に移動した飛騨山脈の入り口部分に位置するのですが、窓を少し開けるだけでかなり涼しく、前日とは打って変わって冷房がなくとも快適な睡眠をとることができました。
三日目の今日は富山県に入り、越中八尾まで走る約120kmのルートです。
この旅で最も高い、標高1786m地点まで上ります。
水分をいつも以上に持つようにし、出発しました。

スタートからすぐに上り坂が続く山に入りますが、夏の山は涼しく、空気も爽やかです。今日も天気に恵まれました。

上り坂に苦戦しつつも着実に一歩ずつ登っていると、ガードレールの上に野生のニホンザルを見つけました。一瞬の出来事でしたが、お風呂から上がったかのような真っ赤な顔が見えました。本物の野生のニホンザルに出会えたことにほんの少しだけ感動しました。

奈川渡ダムに着きました。放水はしていませんでしたが、下を覗くと要塞のような建て構えで、圧巻の光景でした。雄大な自然の景色を眺めるのも好きですが、人の力が結集した人工物を見るのも、また違った良さがあります。

これだけの水量のコントロールを可能にする建築技術には凄まじいものがありますね。今後の新たな趣味としてダムカード集めにもハマりそうです。

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ここからさらに登っていきます。上高地を過ぎ、安房峠に差し掛かるところまで来ました。しかし、ここで旧道が通行止めになっていることが発覚。新道は自動車専用道路のため、抜けられません。仕方なく引き返し、文明の利器を使って安房峠を渡りました。今回は自転車で安房峠を抜けることができませんでしたが、この辺りはサイクリストにとっての聖地、乗鞍岳もあるので、また訪れたいと思います。

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平湯で足湯に浸かった後、再び自転車に乗りました。なだらかな下り坂を進みます。途中、本日二度目のニホンザルとの出会いがありました。前日、下り坂でgoproを落としてしまったこともあり、ビデオは回していませんでしたが、子供を含めた10匹近くのニホンザルが元気に道路を走っていました。自分もニホンザルに負けじと全力で走りました。

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高原川に沿って進みます。渓谷のような美しい景色が続きました。高原川から神通川に変わったところで富山県に入り、しばらく進むと本日の目的地である越中八尾に着きました。

宿は宿泊客がほとんどおらず、温泉は貸切状態でした。
風呂上がりには晩酌をしました。今日で距離的な行程としては一区切りついたということもあり、心身ともに落ち着いた時間を過ごせました。
明日は最終日です。
目的地である利賀村を目指します。
続きを読んでくださる方はこちらから。


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