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利賀まで一人自転車旅 二日目

前回の記事はこちらから。

甲府市〜新島々

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(それぞれgoogle mapとnavitime参照)

部屋の冷房のつけ方がわからず、寝たのか寝てないのかはっきりしないまま迎えた二日目です。
甲府市街地を出発し、長野県に入り、新島々まで抜ける約102kmのルートです。

本日も快晴です。釜無川に沿って山へと続く一本道を進みます。朝の通勤時間帯のため、車はたくさん走っていましたが、高い建物がなく、道路も整備されているので、とても走りやすいです。
この辺りは旧武田領のため、城跡があることを示す看板がいくつも立っていました。甲府では信玄堤なども見られ、歴史を感じる街並みでした。

しばらく進むと長野県に入りました。徐々に建物が少なくなり、なだらかな上り坂が続きます。途中立ち寄った「道の駅はくしゅう」では天然水を汲むことができました。500mlの携行ボトル二つを満タンにして、しっかりと水分を補給します。そんな水資源に恵まれる白州はサントリーのウイスキー蒸溜所があることで有名です。せっかくの機会に蒸溜所を覗いてみたかったのですが、コロナウイルスの影響で休業中でした。また落ち着いた際に訪れてみたいです。

昼ごはんを富士見町の食堂で食べていると、パワー溢れる老夫婦に声をかけられました。そのご夫婦は山登りを趣味にしているそうで、その土地土地の道の駅で地元の野菜を買い、その野菜を登った山の上で洗って持参の味噌と一緒に食べるととても美味しいんだ、という話をしてくれました。自然を楽しむその心に触発され、自分も川に入ってみたり、道の駅でミニトマトを買って食べてみたりしました。旅のグレードが一段階上がった気がしました。

富士見町から少し下ると諏訪湖に着きました。湖は波がほとんどなく、落ち着いているのが良いですよね。諏訪湖は街の中心部にありますが、水鳥がたくさんいて、とても自然豊かで居心地の良い場所でした。

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諏訪湖を過ぎると本日最後の難所、塩尻峠です。100km近く走った後の上りは体に堪えましたが、登った先の峠からは諏訪市内を一望できました。旅をして様々な景色を見ると、普段の生活では都会のほんの一部の暮らししか見えていないだけで、様々な土地に様々な人が住んでいて、そこにはそれぞれの暮らしがあり、多種多様な生き方があるんだなぁと、至極当然のことに気付かされます。

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上り坂が終わると下り坂が待っています。上った苦労が報われる至福のひと時です。信号がない道だとロードバイクでも車に近いスピードが出ます。ただ、走り方によってはとても危ないので、細心の注意を払いながら下ります。

下り坂を終え、松本市から少し進むと本日の目的地である新島々に到着しました。
今回、goproをハンドルの中央部に固定して取り付けていたのですが、下り坂と道路の凹凸による振動が相まって、その固定部分が折れ、goproを地面に落としてしまいました。幸い、本体には傷が入らず、データも破損していませんでしたが、次回からは下り坂や悪路ではgoproを外すなどの対策をとりたいと思います。

明日はいよいよ富山県に入り、利賀村の最寄駅である越中八尾まで進みます。
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