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土居諒太 テニスコーチさんのマガジン【抜粋】

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記事一覧

私はこのようにして、スライスを覚えました【水曜日のnote103】

私はスライスをバリエーション多く、ちゃんと打てるようになったのは大学生になってからでした。 ちなみに高校生の頃は、遅い守りのスライスと、スライスアプローチの2種類しか打てず、あまり頼れるショットではありませんでした。 どのようにしてスライスを覚えたのか?今回はそれを紹介させていただきたいと思います。 今までのスライス高校生までは、ボールの下を当ててラケットで切るようにイメージしていました。 そのため回転量は増え、遅く滞空時間の長い守備的なスライスは打てていました。

コンチネンタルグリップに慣れる方法【水曜日のnote93】

コンチネンタルは便利なグリップコンチネンタルグリップはあらゆるショットに対応する便利なグリップです。 サーブ、ボレー、スマッシュ、スライス、ドロップ、ロブ、バックハンドストロークなど、コンチネンタルグリップを覚えるだけでもこれだけのショットに対応します。 他のグリップはこんなに対応していないので、わざわざ握り方を変えなければならず、忙しくなりがちです。。。 テニスをやる上で対応力の高い、非常に万能なコンチネンタルグリップは、是非とも覚えたいですよね。 コンチネンタルグ

サーブ的当てが得意な私が、サーブ練習で考えていた事を書いてみました!【水曜日のnote87】

あけましておめでとうございます! 今年も水曜日のnoteは毎週水曜日にコツコツ更新していきますので、どうぞお付き合いくださいませ。 亜細亜大学恒例サーブ的当てタイトルにあるように私の母校である亜細亜大学では、サーブ練習には的当てが当たり前のように行われていました。 各サイドのセンター、ボディー、ワイドの3ヶ所ずつ、合計6ヶ所に的を置き、時間がある時は6ヶ所全ての的を当てるまで練習が終わらない事もありました。 もちろん全然終わらずに何時間も掛かってしまう学生もいましたが

サーブの時の肩の入れ替え動作について【水曜日のnote62】

サーブはテニスで唯一、誰からも邪魔されず自分のペースで打つ事が出来るショットになります。 だからこそ、確率が高くて、確実に攻撃できるサーブを打ちたいですよね。 今回はサーブを打つ時の肩の入れ替え動作について解説していきたいと思います。 まずはイメージこちら宣伝になってしまいますが...笑 まずはサーブの基本的な考え方を、動画を見ておさらいしておきましょう。 特に、絶対にネットをしないという意識でサーブを打つ事は非常に重要です。 肩の入れ替え動作とは?運動する時には

アドバイスを分類してみよう【水曜日のnote55】

練習やレッスンを受けているとコーチからアドバイスを貰う事があると思います。 1対1のプライベートレッスンでは自分のためだけのアドバイスをアレンジして言ってくれますし、分からなければすぐ聞いたり話したりできます。 グループレッスンではそうはいかず、コーチもなるべく上手くなってもらいたいからアドバイスをたくさん送ってきます。 そのアドバイスを全て受け入れて自分に取り入れるとなると、当然パンクしてしまいます。 そこで貰ったアドバイスの中から、受け入れるか聞き流すかなどの判断

サーブが入るコツを教えて!...「コツ」って何だろう!?Vol.15

「コツ」について調べてみました最近よく、 スピンをかけるコツは何ですか? ブロックリターンをする時のコツを教えてください。 など、質問内容に「コツ」という言葉が入る事があります。 その時に思った事は答えますが、コツって何だろう?と考えるようになり、気になったので調べてみました。 「コツ」の意味参考サイト 日本人のほとんどが知らないかもしれない「コツ」の意外な語源とは? https://matome.naver.jp/odai/2141423861129748901

サーブの基本!スイング方向と打球方向の違いVol.28

サーブはテニスでポイントの最初に打つショットで、誰からも邪魔されず自分のペースで打てる唯一のショットです。 他のショットは全て相手のショットの影響を受けますが、それがないサーブは自信を持って打っていきたいですよね。 今回はサーブの基本的な仕組みや考え方について解説していきたいと思います。 グリップはコンチネンタルサーブを打つ時のグリップはコンチネンタルグリップで握る事によって、スライスやスピンのかかった安定感のあるサーブを打てるようになります。 コンチネンタルはサーブ

【サーブ】デュースサイドとアドサイドの立ち方Vol.29

サーブって、アドサイドは得意だけどデュースサイドはなぜか苦手で入らないって事があると思います。(もちろんその逆も) デュースサイドもアドサイドも、両方とも自信を持って打っていきたいですよね。 今回はデュースサイドとアドサイドの違いや、どちらのサイドも自信を持って打てるようにするための仕組みや方法、考え方などを解説していきたいと思います。 スイング方向と打球方向の違い先週更新した記事を読むと理解が深まるので、まだ読んでいない方はこちらから読んでみてください! https

正確なテニスコート、描けますか?【水曜日のnote47】

普段練習や試合などでよく使っているテニスコートですが、実際にどのぐらいの長さで、どのぐらいの比率で成り立っているかご存知でしょうか? 今回はそれを正確に解説していきたいと思います。 今回はそれを正確に解説していきたいと思います。 同時に、正確なテニスコートから読み取れる注意点や対策等も解説していきたいと思います。 テニスコートの長さ(メートル表記) それぞれのラインの長さは画像のようになります。 ネットの高さは、外側のポストの高さとセンターの高さに違いがありますね

グリップの名前や由来について調べたら割と深くて勉強になった!【水曜日のnote52】

気になった事があればつい調べてしまうのですが、グリップの話はかなり勉強になったので、ここで共有させていただきたいと思います。 グリップ(握り方)の種類代表的なものといえば ・コンチネンタル ・イースタン ・ウェスタン の3つであり、イースタンとウェスタンの中間のセミウェスタンと言う握り方もあります。 そもそも何でイースタン(東)、ウェスタン(西)という名前なのか、コンチネンタルってどういう事を意味しているのか、気になって仕方がありませんでした。 調べたら名前の由来はそれ

正しいグリップの握り方【水曜日のnote51】

グリップの形状まずはグリップの形状や、それぞれの呼び名を理解する事が大切です。 グリップの形状は八角形。 四角形だと角度がキツく手が痛くなるし、円形だと面の向きが分かりにくく安定して握れない事から、八角形が採用されています。 八角形のそれぞれの辺をBevel(ベヴェル)と呼び、一番上がBevel 1、あとは時計回りにBevel 8まで順に呼びます。 グリップの握り方握り方について詳しく解説していきます。 右利きの場合で解説しますが、人差し指の第3関節をMP関節と呼び

亜細亜大学テニス部に入部してサーブが良くなった話【水曜日のnote36】

私自身のサーブは、亜細亜大学に入学し、テニス部で指導していただいたおかげで良くなったと思っています。 高校までのサーブと、大学からのサーブとの違いや、良くなった点や、どういう練習をしたかなどを簡単に書いていきたいと思います。 高校までのサーブサーブに関しては当時はそこそこ速いサーブも打てたし、サーブが入った時のポイント取得率も高かったので、割と自信はありました。 ただグリップはコンチネンタルよりも厚めで、1stはフラットかスライス、2ndはスピンにしていました。 今思

サーブのルーティーンの大切さ【こだわり紹介4】

緊張するのは当たり前どんなに練習で良いサーブが打てても、試合で大切なポイントになると緊張してトスが乱れたり、リズムが狂ったり、変に力が入ったりしてしまいますよね。 緊張するな!というのは難しい話で、ここで大切なのは、緊張した時でも普段と同じようなパフォーマンスを出せるようにすることを覚えましょう。 ここで紹介させていただくのは、私が取り組んでいたサーブに対するイメージやルーティーンについてです。 サーブのイメージフラット系のまっすぐなイメージではなく、少しスピンやスライ