「やりたくない」と「やらなきゃいけない」の折り合い #わたしのcotree習慣

オンラインカウンセリングをやっているcotreeさんで、1ヶ月に1回ほどのペースでカウンセリングを受けています。

なにか特段辛いことがあるから、という理由ではなく、こころのメンテナンス・健康診断のような形で利用しています。

今回は、その2回目のカウンセリングのお話。

たまに来る精神的な落ち込みをもう少し上手く乗りこなしたいという話から、「やりたくない」と「やらなきゃいけない」の間の折り合いをどうつけていくか、がテーマになりました。

ちなみに、こういったあみかけの部分は、カウンセリングの中でのぼくやカウンセラーさんの発言を抜粋したものです。逐語録ではありませんので、そこはご了承ください。

1回目はこちらです。

こころの波を、もう少しうまく乗りこなしたい

社会人になって半年ほど経つのですが、4月から時たま精神的に落ち込んでしまうタイミングが仕事の中で発生します。

1回1回の落ち込みは周りの人に話を聞いてもらったり、時間が経つことで解消するのですが、もう少し自分の力でうまく波を乗りこなしたいなあと思っていました。

落ち込んでしまうときのことを思い起こしてみると、いつも「やりたくない」を先延ばしにしてしまうことがきっかけになっているようだぞ、と気づきました。

「やりたくない」の先延ばし

仕事の中で、「やりたくないなあ」と思う内容の業務は、誰にでもあるのではないでしょうか。

ぼくの場合は、「うまくいく自信がない」「やったことがない」「どうしたらいいかわからない」ことなどを、特に「やりたくない」と思ってしまいます。

そしてそんな「やりたくない」ことを、無意識に先延ばしにしてしまいがちです。

でも後々、「やりたくない」はどんどん溜まっていってしまいます。うまく行かないことや見積もりよりも時間が必要なことも多く、期限ギリギリだから人に相談もしづらくなって…という負のループに入ってどんどん苦しくなる。

こんな風に書くとシンプルだし、特に新卒にはあるあるな悩みなようにも思えますが、実際にその渦中にいる苦しいししんどいです。

「先輩からは『最初はそんなもんだよ、みんな悩むことだよ』って言われたりもするんですけど…『そうかもしれないけどさあ』みたいな気持ちになります。俯瞰してみたらそうなのかもしれないし、その言葉で救われる部分もあるのですが、実際にその立場にいるときは、ふつうに苦しいので。」

「やりたくない」をやれるとき

「では、『やりたくないなあ』と思っていたことを、うまくやれたときってありましたか?」

そんなカウンセラーさんの問いかけで思い出したのは、最近2週間ほど毎日続けている柔軟でした。

もともと身体が硬くて柔軟は苦手なので、2週間続けているのはぼくにとっては大偉業です。本当にすごい。

きっかけは、ぼくの彼女が柔軟をコツコツ続けていて、「やったら?」を誘ってもらったこと。

ただ、当初ぼくは「柔軟なんてなかなか効果出ないし、柔らかくなったところで別にいいことなくない?」などとぶつくさ文句を言っていて、全く乗り気ではありませんでした。

そんなぼくの「やりたくない」理由を彼女はちゃんと聞いてくれて、その上で「やろうよ」と言ってくれたので、「騙されたと思って」「2週間だけ」という条件付きで柔軟を毎日続けることにしました。そして実際に、続けることができています。

ここでポイントだったのは、「やりたくない」理由をちゃんと言葉にしてあげたことだったのかなと気づきました。

「やりたくない理由、やりたくない側の自分の気持ちを言葉にしてあげたことで、『騙されたと思って』とか、期間を限定したりとか、やる言い訳というか口実を作れた気がします。やりたくない自分をなだめているような感覚がありますね。『やりたくないよね、わかるよ、うんうん。まあでも、騙されたと思って、ちょっとだけやってみない?』みたいな笑」

「やりたくない」vs「やらなきゃいけない」

考えてみると、仕事の中で後回しにしているときって、「やりたくない」と「やらなきゃいけない」の自分がいて、無意識に「やりたくない」が勝ってしまっているんだなと気づきました。

「やらなきゃいけない」理由って、究極的には「仕事だから」に尽きてしまうところがあります。

一方で「やりたくない」の裏には、いろいろな気持ちがあります。自信がない、不安、怖い…そんなネガティブな感情たちが、渦を巻いているような感じです。

「やりたくない」の輪郭が見えないままだと、どうしても無意識に「やりたくない」側に寄ってしまうのも、それはそうだなと思えました。だって、その「やりたくなさ」はぼくの内から湧いている気持ちなんだもの。

「やりたくない」の裏の気持ちを言葉にしてあげる

だからこそ、後回しにしてしまってるなーと思ったときは、「やりたくない」気持ちを言葉にしてあげることが大切そうだなと思えました。

「なかむらさんは先ほどから、『やりたくない』自分の側に立って話していらっしゃるように思えて、それがとてもなかむらさんらしいなあと思いました。」

仕事の中で「やりたくない」気持ちが寄り添われることってあまり多くないと思っています。だからこそ、自分くらいは、ぼくの「やりたくない」気持ちに寄り添って、話を聞いてあげたいなと。

同時に話を聞いてあげることで、自ずとどう対処したらいいか、「やりたくない」と「やらなきゃいけない」の折り合いをどう付けたらいいかも、見えてきそうです。

次のカウンセリングまでに実践してみて、またカウンセラーさんに報告してみたいです。

落ち穂拾い

今回のカウンセリングのメインテーマとは外れますが、カウンセリングの中で印象に残った場面を二つほど記録として残します。

自分の言葉を、客観的に見てみる

ぼくが仕事をする上で大切にしていることについて、わーっとお話したのち、カウンセラーさんからこんな問いかけをいただきました。

「今話していただいたことに対して、自分で思うことや感じることはありますか?」

この問いかけがとても面白いなあと。

ぼくはそのとき、「自分が発した言葉をそのまま友達が言ったらどう思うか」を考えてみたのですが、自分から発しているときと受け取り方が全く異なることに気づきました。

この問いかけは日常の中で自分に対してやってみてもよさそうです。

日常の1シーンを振り返る

普段生活していて、日常の特定のシーンをしっかり振り返る機会ってそう多くないですよね。

今回で言うと、彼女に柔軟を誘われた場面。特に意識はしていなかったのですが、改めて振り返ると発見が潜んでいるし、何より彼女に対して感謝の気持ちが湧いてきました。

たくさんのことが目まぐるしく起こる日々の中で、ちょっとした1シーンを振り返ってみることは、発見があるという意味でも、日々を大切に生きる意味でも、大切そうです。

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