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【おすすめの書】なぜ、自己啓発本を読んでも成功しないのか?の重要ポイント④

苫米地英人さんは自己啓発の分野では
最も有名で第一人者と呼べる方だと思います。
その苫米地英人さんの本の出版に携わり、
多くのベストセラー本を産み出した
元フォレスト出版の編集者だった
長倉顕太さんが書かれた本がこちらです。

この本の中から重要だと思ったポイントを
紹介させていただきたいと思います。

「当たり前」を好む私たち

本当に「今さら」という内容の本が売れる。
だから、出版社に入社した私はベストセラーを狙うにあたって、
過去のパターンを徹底的に研究し、
過去の年間ベストセラーに入った本を中心に
調べ尽くす毎日を過ごした。徹底的に集中した。

それでわかったことは、当たり前かもしれないが、
決まったジャンルのものしか売れない、ということ。
そして内容は今まで語られてきたものと
ほとんど同じものばかりが市場に並んでしまう、という事実である。

もっというなら、売れるジャンルが順番に来るようなパターンだったので、
ある程度、ベストセラーは狙い撃ちができた。

もちろん、何十万部という大ベストセラーは
時代の風が味方しないと無理なので、そう簡単ではない。
しかし、5万部以上なら狙えなくもないと判断した。
実際に、私は自分が担当してきた半分近くの本を
5万部以上、売れる本にしてきた。

これは何も出版業界に限ったことではないだろう。

一般的に、あまりにも目新しい商品というのは
売れない傾向にあることが多い。
なぜなら、それを買うのがマニアだけになってしまうから。

いわゆる「一般大衆」が潜在的に望んでいる要素……
どこかウケる共通性のツボがあって、
どこか安心できて、どこか馴染みのある……
それがなければベスト&ロングセラーの商品にはならない。
そして、それを支持する「一般大衆」こそが、
私も含む99%の凡人なのである。

なぜ、自己啓発本を読んでも成功しないのか?

自己啓発の分野ではよく目にする言葉が
「当たり前」という状態になっています。
そして、定着した「当たり前」の情報が好まれるようになり、
それに関連した情報が求められるようになります。
そして、バブルになります。

現在、バブル状態になっているのが

自己肯定感

です。

次から次へと自己肯定感の本が出版され、
過去に買ったことがある人たちが
何冊も自己肯定感の本を買っています。
そして失敗し、また自己肯定感の本を買います。

自己肯定感の本を読んで上手くいったら
もう自己肯定感の本など買う必要はありません。

自己肯定感ではなく自己受容に関する本は
数えるほどしか出ていません。
1~2冊読むだけで納得する人が多く、
それで事足りてしまうからです。
だから自己受容に関する本はほとんど出てないんです。

自己肯定感の本はどうですか?
次から次へと出て平積みされてませんか?

現在、経営が苦しい出版社が多く、
売り上げが見込める特定の分野の本を
出し続けるしかないようです。

それで白羽の矢が立ったのが自己肯定感なのでしょう。

本に書かれていることを実践した人は

実戦してもうまくいかない

ということをよく理解していると思います。

自己肯定感=蟻地獄なんです。

みなさん知ってますか?
アリの巣に落ちたアリジゴクは
アリたちに食べられてしまうということを・・・

存在感がある自己肯定感も
アリに食べられてしまうほどしょぼい・・・
使い物にならないということです。

「当たり前」と思われていることを疑いましょう。

当たり前=他人軸と思っていいかもしれません。
辛いと思いますよ。他人軸で生きることは・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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