6x6 ルール

最近大学院が提供するあるセミナーを受講していて6x6ルールというものを本格的に学んだ。聞いたことはあったがあまり気にもしていなかったのだが、目からうろこであった。

6X6ルールは、プレゼン資料に関するもので、Powerpointなどのプレゼンアプリで作成する資料は、1枚に6行以内、1行に6ワード以内で作成すべきというもの。

https://modicum.agency/blog/debunking-presentation-6x6-rule/

Debunking the presentation 6x6 ruleHere's the thing about the 6x6 rule: It's bogus. Sure, the semodicum.agency

上記ウェブサイトは、6x6を半ば批判気味に紹介するものであるが、たしかに、20枚のプレゼンで全部このフォーマットだったら退屈だ。6x6はあくまで基本であって、変化球はあり得る。

ところで、極端に悪い例として典型的な日本人が作成する資料が挙げられており、文字だらけ、日本人プレゼンターはスライドを読むだけというのが評判が悪いとされていた。心当たりはある。しかし、聴衆によっては、資料として持ち帰りたい人も多いし、実際当方が行うセミナーは資料的価値を求めていらっしゃる方もいる。そうすると、どうしても文字情報が多くなる。

しかしながら、学生向けのものは、たまに、この6x6に合致したものを無意識で作っていた。

結局、聴衆に応じて適切な資料を作成する、というのが正解であって、聴衆がアメリカ人なのか、法律家なのか、陪審員なのか、日本人なのか、学部生なのか、博士課程学生なのか、サイエンスの学会なのかで自ずから正解は決まるのである。基本は相手を慮るというところにあり、といったところか。

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