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Brownies Worksをリニューアルしました

2019年12月から提供を開始したBrownies Worksは、ありがたいことにターゲットとしているスタートアップ界隈の方々にご好評いただいており、私たちが考えていた課題やニーズについてはズレていないという一定の手応えを得ることができました。

一方で、「バックオフィスを丸投げできるサービス」という打ち出し方だと誤解を与えることも多く、単なる経理代行や記帳代行サービスとの差別化がうまくできていませんでした。

このへんのモヤモヤをハンズオン支援家の渡さんに相談した際に、「本当にやりたいことは単にバックオフィスを丸投げしてもらうことじゃないよね?」という鋭いツッコミを受け、もう一度自分の中でBrownies Worksで提供している真のバリューについて考え直すことにしました。

その中ででてきた言葉が「企業を成長させるバックオフィスサービス」でした。バックオフィスを効率化させること、SaaSを活用して運用全体を再構築することはあくまでも手段。その先には、経営管理体制をきちんと構築することがあり、それは企業の成長を支えるためという目的があります。そこに立ち返り、サービス資料を今回リニューアルにすることにしました。
(Webサイトのリニューアルは追いついていません。現在リニューアル準備中です)

キャッチコピーだけでなく、この機会に内容や料金プランも結構手を入れました。今回のnoteではそのへんの説明をします。

1.Brownies Works導入による効果

3つのポイント

Brownies Worksの大きな特徴は「設計+運用」をワンストップで提供することです。ただし、業務を代行することが主目的ではありません。

まず、Brownies Worksにバックオフィスの運用をお願いしていただくことによって、バックオフィス担当者や役員が処理に追われることがなくなり、採用や広報、そして評価制度や仕組み作りなどの本来のやるべきことにリソースを振り向けることができるようになります。これがリソース創出効果です。

次に、Brownies Worksが全体を再設計し、SaaSをガッツリ導入することによって、運用は自分たちでやらないまでも、売上や支払、労務管理情報などの様々な情報がパッと参照することができるようになります。また、徹底的にペーパーレス化も進めますので、社内の業務もスマートになります。これが効率化効果です。

そして、最後にBrownies Worksを導入いただくことによって、社内のリソースをあまり使わことなくも、当たり前に月次決算が締まるようになります。予実管理や管理会計の大前提は、早く正確に月次の数字が締まっていることですので、経営管理やるためには月次決算をちゃんとやることが不可欠。月次決算をきちんと出来ていない状態だと、経営者の勘と経験で意思決定をしてしまいがちですが、月次決算をきちんと締めることによって実績数値に裏付けされた経営ができるようになります。これが経営管理効果です。

バックオフィスの仕組みやSaaSを再構築して、その運用も全部任せるだけでなく、こういう効果も見据えた上で使っていただきたいサービスがBrownies Worksです。

2.バックオフィスは3階建て

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この図も渡さんと話しているうちに考えがまとまり、作れたものです。多くの場合、2階の「経理」の部分にだけフォーカスが当たってしまうのですが、私たちが考えるバックオフィスは1階「フロント」2階「経理」3階「経営管理」の3階建て構造です。

上に行くほど経営者に近くなるのですが、上の業務をきちんとやるためには下層が重要になってきます。前述の月次決算と経営管理の話はこの2階と3階の話です。

Brownies Worksではこの中でも1階「フロント」の整理や再構築を重視しています。この部分できちんとSaaSを活用し、運用をスマートにし、かつ、会計へ連携することで、2階部分の運用負荷がグッと減り、ミスも少なくなるからです。

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これまでフロントから経理、経営管理まで一気通貫して対応してくれるサービスはほとんどありませんでした。多くの中小企業にとって最も身近な専門家である税理士は、3階の「税務」をメインにした専門家であり、記帳代行などで2階「経理」を請け負ってくれることもありますが、それはあくまでも税務のため。1階「フロント」部分については相談には乗ってくれても、再構築や運用までは対応出来ません。

もう1つ、この領域の担い手である経理代行サービスは、文字通り2階「経理」のみを代行するものであり、請求書や領収書をなどをひたすら経理ソフトに入力するだけです。昨今増えてきているクラウドソーシングやリモートワーカーによるサービスもこちらに該当します。伝票をひたすら処理することはできますが、ビジネスの流れやフロント業務が分かっているわけではないため、1階「フロント」から再構築することは出来ません。

Brownies Worksはとにかく2階「経理」での作業を少なくすることにこだわって作ったサービスです。そのために1階「フロント」をSaaSを使って再構築します。また、経理作業は極小化しますが、Brownies Worksのディレクターは経理業務について、必要十分な知識と経験を備えています。作業することは目的ではないので、伝票入力をしなくても正しい財務諸表が作られるようにフロントから再構築して運用していくのです。

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構築はもちろんですが、この日々の運用もきちんとした知識と経験がないとかなり難易度が高いと思います。だからこそ、Brownies Worksは業務設計のパッケージ化だけでなく、運用を請け負うことにこだわっています。中途半端に内製化していただくよりも、Brownies Worksで全部対応した方がスピード、品質、コストの面でメリットがあると考えています。

記帳代行よりもカバー範囲が広く、内製化するよりも属人化せずにコストもメリットもあるサービスが、Brownies Worksです。

3.料金プランの明確化

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これまで対外的にはオープンにしてなかった、料金プランを明確にしました。記帳代行サービスと比べると高いように感じるかもしれませんが、こちらにはツール利用料が含まれていること、そしてフロント業務の構築から運用まで対応することを考えていただければ、企業を成長させるためにバックオフィス体制を強化したい企業にとっては、高くはないと思っています。

SaaSが使いこなせて、業務設計ができて、経営管理まで意識した運用ができて、会計知識や労務の知識もある人材を雇う場合の採用コストや教育コストなども踏まえて、ご判断いただければと思っております。

一方で、「とにかく安く伝票入力をして欲しい」「月次決算なんかやらなくていい。税金計算だけして欲しい」という企業は絶対にBrownies Worksには申し込まないでください。目指しているゴールが違いすぎるので、絶対に費用対効果でご満足いただけません。

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そして、今回のリニューアルの目玉はStandardプラン以上に標準でManageboardAI Travelを組み込んだことです。これまでもオプションとしては用意していましたが、この2つは20名規模以上の企業には必要不可欠なサービスだと判断し、組み込むことにしました。

Manageboardは、ずっと前から注目していたサービスでしたが、freeeとの連携がCSV連携のみでしたので、フル活用はできていませんでした。先日β版ではありますが、freeeとのAPI連携がスタートしたこともあり、Brownies Worksでもしっかり活用していくことにしました。

Brownies Worksがきちんと締めた月次決算の実績をManageboardに取り込んで、予実管理や資金繰り、各種シミュレーションなどの経営ダッシュボードとして活用いただきたいと思っております。もちろん、Brownies Worksでも活用のサポートをしていきます。

次に、AI Travelです。まだまだ企業の出張手配や管理はアナログで無駄の多い領域です。それを解決するソリューションとしてAI Travelはいいサービスですが、数万円の月額料金がかかってしまうこともあって、「そんなに多頻度で出張行くわけじゃない」と思って導入を躊躇している企業も結構いたのではないでしょうか。

今回、Brownies WorksのStandardプラン以上をご利用いただく企業様には、基本料金の範囲内でAI Travelを使えるようにしました。出張の手配料金は別途かかるのですが、固定料金は使っても使わなくてもかからないので、とにかくAI Travelを使ってみて欲しいと思っています。

出張の手配と料金の立て替え、承認フローや出張規程との付け合わせなどの煩雑な業務がAI Travelを利用することで圧倒的にスマートになります。Brownies Worksを使ってスマートなバックオフィスを構築するために必要なサービスだと思っていますので、ぜひ活用してください。


Brownies Worksはまだまだ私たちも至らない部分が多く、サービスとしても未熟ではありますが、「経理担当者にいい人が全然採用できない!」けれども「バックオフィスをきちんと構築して、経営管理をちゃんとやりたい」という企業の切実なニーズにお応えするために作りました。

これからもサービスをブラッシュアップし、対応サービスももっと拡充していこうと思っておりますので、温かい目で見守っていただければ幸いです。

もし、このnoteを読んで「ちょっと相談してみたい」と思うところがありましたら、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。

そして、最後にBrownies Worksは実務担当者として、バックオフィスの構築から運用まで担当する「バックオフィスディレクター」を絶賛募集中です。フルリモート・フルフレックスの業務になっておりますので、場所や時間の制約はありません。一緒に「バックオフィスから企業の成長を支えたい」という思いをもって取り組んでいただける方を探しておりますので、こちらもちょっと気になるという方がいらっしゃいましたら、こちらのフォームよりご応募ください。最初はカジュアル面談で履歴書等は不要です。

これからもBrownies Worksは何卒よろしくお願いいたします。

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