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【完訳と解説】イチロー・マリナーズ殿堂入りスピーチ

Ichiro's induction into the Mariners Hall of Fame: FULL SPEECH

2021年11月18日に発表されたイチローのシアトル・マリナーズ殿堂入り(The Mariners Hall of Fame)のセレモニーが、先日8月27日、マリナーズ本拠地のT-モバイル・パークで執り行われました。

残念なことに、大手メディアではスピーチの意訳・要約がほとんどで、中にはかなり不正確なものも散見されたました。そこで今回はスタンドを笑いと感動の渦に巻き込んだ、16分に渡る英語スピーチの一部始終について、原文をご紹介しながら、ポイントを見ていこうと思います。

全体構成としては、①イントロダクション ②球団関係者や支援者、同僚や支援者への感謝の念 ③エンディング と言う基本的な3部構成を取っており、Public Speakingにおける広義の分類としては"Entertaining Speaking/Speech to Entertain"に属します。聴く人を楽しませたいというイチローのユーモアがふんだんに盛り込まれながらも、随所に細やかな気遣いが垣間見える内容のスピーチです。

1:00 -  イントロダクション(導入)

What's up Seattle*1? Thank you, John*2. It is an honor*3 to stand here tonight. It's also safer to stand here rather than go back and sit over there because as you just saw in the video*4Junior*5 may have put glue on my chair. Of course, you did. This must be Junior’s way of making me give a speech so here we go.

よお、シアトル! ジョン(会長)、ありがとうございます。今夜ここに立つことができて光栄です。あそこに戻って座るより、ここに立っていた方が安全だしね。さっきビデオで見たように、ジュニアが僕の椅子に接着剤を塗ったかもしれないからね。もちろん、君はやったよね。これはジュニアが僕にスピーチをさせるためにやったことに違いない、ということで始めましょう。

*1 /siˈætəl/の"t"は、flappingにより発音変化が生じている。一般に米式発音で多く用いられ、次のようなケースが挙げられる:①母音+/t/+弱母音(water)、②[母音+/t/]語+母音語(get up) 等の場合、歯茎音の発音が有声歯茎たたき音およびはじき音/ɾ/となる。"better"も同様。スピーチから、イチローはflappingを意識した発音練習を行っていることが分かる。
*2 ジョン・スタントン(会長)。マリナーズのチェアマン。
*3 "honor"は米国式スペリング。英国式スペリングの場合"honour"。以下本文各所の名詞・動詞に用いられる語も同様。
*4 c.f: https://www.youtube.com/watch?v=5lW6m98u7CA
*5 ケン・グリフィー・ジュニア。1989年~1999年、2009年~2010年、シアトル・マリナーズ在籍。


1:43 -  球団関係者への感謝

22 years ago, my life forever changed when I became a Seattle Mariner*6. I am beyond grateful*7 to this organization and this city. Thank you Howard and John*8 for attending. Thank you, Jerry and Katie*9. I am touched  to have*10 Chuck Armstrong*11 here as well.

22年前、シアトル・マリナーズの一員となったとき、僕の人生はまったく変わりました。この組織とこの街には、感謝の念を禁じ得ません。ハワードとジョン、ご出席に感謝いたします。ジェリー、ケイティにも感謝いたします。チャック・アームストロングも来てくれて、僕は感動しています。
  • *6 "a member of Seattle Mariners"の意。固有名詞「シアトル・マリナーズ」を単数化し、不定冠詞"a"を付与することにより、チームの一成員であることを示している。不定冠詞"a/an"は、不特定の可算名詞を単数で示す際に付与される。

  • *7 "beyond A"は「Aの向こう側」「Aを超えて」を示す。通例前置詞で用いられるが、副詞でも用いられ、「程度が極端で、その言葉の通常の意味を超えている」の意で直後の形容詞等を強調する。"grateful"は形容詞「感謝している」の意。

  • *8 ハワード・リンカーン元Nintendo of America CEO。

  • *9 ジェリー・ディポト球団編成本部長、ケイティー・グリッグス球団経営本部長。

  • *10 to不定詞の"to"は、直前の語"touched"の語尾 /t/ と連結し、reduction(脱落)が生じている。英単語が破裂音/t/、/p/、/k/、/d/、/b/、/g/で終わっている場合、これらの音は弱く発音される傾向がある。

  • *11 チャック・アームストロング 元球団社長。


2:21 -  山内溥氏への感謝

I must also mention someone who is not here, Mr Hiroshi Yamauchi. He was a longtime*12 owner of the Mariners. I am forever thankful to him for giving me the opportunity (to)*13 play in Seattle as a first position player*14 from Japan. I am touched by the warm support of so many Mariner Hall of Famers*15 who made time to be here tonight.

また、ここには居ない山内溥氏にも触れておかなければなりません。彼は長年マリナーズのオーナーを務めていました。シアトルで一軍選手としてプレーする初の日本人選手となる機会を与えてくれたことに、僕は生涯感謝します。今夜、時間を作ってここに来てくれた多くのマリナーズ殿堂入りの選手たちの温かいサポートに感動しています。

*12 "longtime":「長年の」。限定用法で用いる形容詞。形容詞には限定用法と叙述用法が存在し、限定用法は名詞の直前や直後から名詞を直接修飾する。
*13 文法的にはto不定詞を取るため、原稿には存在するはずだが、発話上脱落している。
*14 "
a first position player"「一軍選手」。
*15 "Mariner"は直後の"Hall of Famers"を修飾するために用いられている。名詞を修飾語化する場合は"Mariners"としない。名詞を修飾する形容詞が複数化しないことを想像すると良い。soは副詞でmanyを修飾、manyは形容詞でFamersを修飾。


3:18 -  アルビン・デービスへの感謝

It has been a pleasure getting*16 to know Alvin*17. Once, a fan shouted to me, “Hey I loved watching you and Alvin play together.” At first, I was insulted. I thought, “Come on man. How old do you think I am?” He retired way before I came here, but then I thought Alvin is such a kind man*18 it would have been nice to be his teammate, so I didn't correct the fan.

アルビンと知り合いになれたことは、とても嬉しいことでした。以前、あるファンが僕にこう叫んだのです。「おい、俺はお前とアルビンが一緒にプレーするのを見るのがすげえ好きだったんだ」と。いきなり、僕は侮辱された(と思った)んです。「おいおい、あんたは俺が何歳だと思ってるんだ」と。彼は僕がここに来るずっと前に引退したんですよ。でもその時、アルビンはとてもやさしい人だから、彼のチームメイトだったらよかったのになあと思ったんです。だから僕はそのファンをたしなめませんでした。

*16 アルビン・グレン・デービス。"Mr. Mariner"の異名を持つ。1992年、当時の大阪近鉄バファローズに在籍、NPBでプレーした。1997年、"Mariners Hall of Fame"に選出。
*17 形式主語構文だが、真主語部分は"It has been a plasure to getto know Albin."とはせず、動名詞getting to knowを用いている。動名詞は、話者の体験や経験を踏まえている場合に用いられる。
*18 "such a 形容詞 + 名詞 that S +V -."「とても[形容詞]な[名詞]なのでSはVする」。接続詞thatはしばしば省略される。"but"以下の文は述部の変化に注目すると、直説法過去➡直説法現在➡仮定法過去完了➡直説法過去となっており、イチローの思考や心情を追うことができる表現豊かな文となっている。


4:07 -  3人の名選手への感謝

Three of my first teammates are here. Edgar*19, you were the most humble professional, and you haven't changed in retirement. Dan*20, you were our iron backstop*21 on the field and our iron support in the clubhouse. And Jamie! *22, thanks for coming all the way out here*23. As a lefty, you were so clever but so talkative. When I first met, you kept talking to me in English for 30 minutes, and I had no idea what you said. Now my English is a little better, but I still can't understand most of what you say. Even so, you played until you were 49 years old, and that is something I greatly admire.

ここに僕の最初のチームメイトが3人います。エドガー、あなたは最も謙虚なプロフェッショナルで、引退後も変わっていませんね。そしてダン、フィールドでは僕らの鉄の捕手であり、クラブハウスでは鉄のサポートでしたね。そしてジェイミー! わざわざ来てくれてありがとう。左腕投手として、あなたはとても賢いのに、とてもおしゃべりでした。初めて会った時、あなたは30分も英語で話し続け、僕はあなたが何を言っているのか全く分かりませんでした。今は少しは英語ができるようになったけれども、それでも何を言っているのかほとんど理解できないんだよ。それでも、49歳まで現役でプレーしていたのは、僕がとても尊敬しているところです。

*19 エドガー・マルティネス。1987年~2004年シアトル・マリナーズ在籍。DH、三塁手。
*20 ダン・ウィルソン。1994年~2005年シアトル・マリナーズ在籍。捕手。
*21 "backstop" 俗語で野球の捕手を示す。
*22 ジェイミー・モイヤー。1996年~2006年シアトル・マリナーズ在籍。投手。左腕。2013年引退。
*23 "come all the way out"「はるばるやってくる」。"out"は副詞で「出てくる」の意。


6:19 -  ケン・グリフィー・ジュニアへの感謝

I am honored to join this new Mariners team. Thank you all for being here to welcome me in person*24. And then, there is a guy I like to call George. You know him as Ken Griffey Jr. He was my idol even before I came to America, but in 2009, he returned to Seattle, and I finally got to be his teammate. Yes, he is a jokester, but for me, he's also a true professional. He helped me in more ways than I can express. Being his teammate is truly one of my career highlights*25.

僕はこの新しいマリナーズの一員になれることを光栄に思います。ここにいる皆さんが、直接私を歓迎してくれたことに感謝します。そして、僕がジョージと呼びたい人がいます。皆さんご存じケン・グリフィー・ジュニアです。アメリカに来る前から僕のアイドルでしたが、2009年に彼はシアトルに戻ってきて、僕はついに彼のチームメイトになることができました。確かに、彼は冗談が好きですが、僕にとっては真のプロフェッショナルでもあります。言葉では言い表せないほど、いろいろと助けてもらいました。彼のチームメイトになれたことは、まさに僕のキャリアの最も重要な点の1つです。

*24 "in person" 副詞で「直接」「直に」の意。
*25 "highlight(s)" 名詞「最も明るい部分」。転じて、歴史や話における高裁のある場面、最も重要な点などを指す。

7:58 -  名実況者たち、そして妻への感謝

Thank you Marilyn for representing the legacy of your husband. Our legendary broadcaster, Dave Niehaus. My oh my!*26 And Rick, holy smokes!*27 Thank you for being here too. I am pleased to have my wife, Yumiko here. This honor would not be possible without her. Together, she has faced all the challenges*28 with me in the journey to this moment.

マリリンさん、ご主人の遺志を継いでのご出席ありがとうございます。伝説のアナウンサー、デイブ・ニーハウスです。マイ、オーマイ! そしてリック、ホーリー・スモークス! ここに来てくださってありがとうございます。僕の妻、弓子もここに迎えることができて嬉しいです。この栄誉は、彼女なしにはあり得ませんでした。彼女は、この瞬間までの旅路の中で、僕とともにあらゆる困難に立ち向かってくれました。

*26 デイブ・ニーハウス。MLBの中継アナウンサーとして有名だった。2008年、フォード・C・フリック賞受賞。2010年、75歳で没。2011年シーズン中、マリナーズでは彼に弔意を示し、ユニフォーム右袖に追悼エンブレムを付けてプレーした。"My, oh my!"は、好プレーや大記録が出た際に彼がしばしば用いた名フレーズ。
*27 リック・リズ。シアトルマリナーズ専属アナウンサー。"Good-bye, baseball!","Holy smokes!"などの口癖が特に知られる。2001年4月11日、アスレチックス対マリナーズ戦の8回裏で、アスレチックスのラモン・ヘルナンデスの右前安打で、一塁から三塁を狙ったテレンス・ロングをライトのイチローが補殺したとき、イチローの送球を見て”Holy smokes! A laser beam strike from Ichiro!"と絶叫、以来イチローの送球は「レーザービーム」に喩えられ、この表現は日本にも広まった。イチローはここでも彼に敬意を表し、彼の口癖を引用している。
*28 "challenge"名詞で「困難」。「挑戦」の意で用いられることが多い印象があるが、自らの能力を試される課題や困難の意でも用いられる。


9:12 -  アラン・ターナー氏への感謝

Thank you to my longtime interpreter, Alan Turner. I am pleased to have his family here. They have given me*29 great support for my entire career. I also appreciate a number of others who have given me great help over the years. They are in the stands*30 tonight.

長年の通訳者、アラン・ターナーさんに感謝します。彼の家族がここにいることを嬉しく思います。彼らは僕の選手生活を大きく支えてきてくれました。また、長年にわたって大きな助けとなってくれた他の多くの人たちにも感謝しています。彼らは今夜、スタンドにいます。

*29 "given me"は米国では/gɪvən mi/とvとnの間にschwa(シュワー)を用いて発話されるが、/gɪvɪn mi/と発音される場合もある。イチローは後者を取っており、"giving me"と述べているように聞こえる。
*30 "stands" 名詞で「観客席」の意。通例複数形で用いる。


10:00 -  ルー・ピネラ監督との思い出

I am sorry that*31 my first manager is in Seattle, Louis Piniella*32, cannot be here tonight. One of my first memories here was created by him when we returned to the clubhouse after winning my first opener*33. Lou Kissed me right here on the cheek. The manager gave me a big wet kiss. That doesn't happen in Japan, and I was shocked. Honestly, I was scared. I thought to myself*34, “If this is a custom in America, I might not make it here.” Remember we won 116 games that year. I wasn't ready for 116 kisses from the manager. Thankfully, I carried on and I am so grateful I did.*35

僕のシアトルでの最初の監督、ルー・ピネラが今夜ここに居ないのは残念です。僕のここでの最初の思い出のひとつは、最初の開幕戦に勝った後でクラブハウスに戻ったときに、彼が作ってくれたものです。ルーは僕にキスしたんだ、ちょうど頬のここにね。監督は僕に大きくて、濡れたキスをしたよ。日本ではそんなことはありえないし、僕はショックでした。正直、怖かった。僕は心中「これがアメリカの習慣なら、僕はここでやっていけないかもしれない」と思いましたよ。覚えてますか、その年、僕らは116勝したことを。監督から116回もキスされる心づもりなんて、僕はできてませんでしたよ。ありがたいことに、僕は続けられましたし、そうできたことを感謝しています。

*31 "I am sorry that …" 「…を残念に思う」。形容詞"sorry"は、悲しみや共感、落胆などを示すために用いる。
*32
 ルー・ピネラ。1993年~2002年、シアトル・マリナーズ監督。愛称は"Sweet Lou"。
*33 "opener" 名詞「開幕戦」の意。
*34 "think to myself" 「心の中で思う」。「自分自身に対して思った」➡「心の中で思った」の意。"thought"は"think"の過去形、この"to"は前置詞で直後に名詞を伴い、動作の対象を示すために用いられる。
*35 最後の一文は、特に文頭に用いらる文修飾副詞"thankfully"の一語を伴い、監督への感謝の念を示すことにより、直前までのエピソードがジョークであり、ピネラ監督への誹謗ではないことを重ねて示す、イチローなりの配慮である。


11:54 -  現在の活動

Even though I retired as an active player*36, baseball and Seattle have never left my heart*37. Baseball will forever be my soul, and my mission is to keep helping both players and fans appreciate*38 this special game. Now, I am honored to serve as special assistant to chairman Stanton, a position that allows me to work with players in spring training and during the season. Most days, I still wear the Mariners uniform and I do so proudly. I want our players to know I am with you in your fight to be the best.

現役を退いても、野球とシアトルは僕の心を捉えて離さないのです。野球は永遠に僕の魂であり、僕の使命は、選手とファンの両方がこの特別な試合を楽しむ一助となり続けることです。現在、光栄にもスタントン会長の特別補佐の任を受けています。スプリング・トレーニングやシーズン中の選手とともに仕事ができるポジションです。たいていの日、僕は今でもマリナーズのユニフォームに袖を通しており、それに誇りを持っています。僕が皆さんに知ってもらいたいのは、ベストを目指して戦うあなたたちの中に僕もともにいるということです。

*36 "retire as an active player" 「現役の選手を退く」。
*37 "leave"は用法が多様だが、この場合"leave O"で「Oを出ていく・去る」の意。第3文型。"never leave O"で「決してOを出ていかない」。"have never left O"で現在完了形「(これまで)決して出ていくことがなかった」。
*38 "appreciate O"「Oを楽しむ」。「感謝する」「評価する」などの意を単語帳で学習した人も多いと思うが、動詞"appreciate"の本質は「対象が価値あるものだと認める」。


11:54 -  現役選手へのメッセージ

I was 27 years old when I came to Seattle. I could never imagine my career in America would last 19 seasons and that I would still be in Seattle today. With that in mind*39, I would like to say*40 to the current players your future has possibilities that*41 you cannot imagine as well, so embrace it by giving your best without imposing limits on yourself*42. If a skinny, undersized guy from Japan, can compete in this uniform and then stand before you tonight to accept this honor, then there's no reason you cannot do it either*43. Of course, you will face struggles and frustrations. I know because I faced them every year. Without imposing limits on yourself, you must find the desire and the passion to overcome those daily challenges. That is a way to maximize your potential. Then, you can achieve the unimaginable*44.

シアトルに来たとき、僕は27歳でした。アメリカでのキャリアが19シーズンも続き、今もシアトルにいるなんて想像もできませんでした。その意味で、現役の選手たちに言いたいのは、君たちの未来には君たちにも想像がつかない可能性がある。だからそれを心に留め、自分に制限をかけずベストを尽くしてください。日本から来たやせっぽちで小柄の男が、このユニフォームを着て競うことができ、そして今夜皆さんの前に立ってこの名誉を受けることができるのなら、君たちにもできない理由などないのです。もちろん、苦悩や挫折もあるでしょう。僕はそれらと毎年向き合ってきたからわかります。自分に限界を課すことなく、その日々の試練を乗り越える気持ちと情熱を見出さなければなりません。それが、自分の可能性を最大限に引き出す方法です。そうすれば、想像もつかないようなことが実現できるはずです。

*39 "with that in mind"「考えの中にそれ(その考え)を持つ」が直訳。
*40 "say to [人] O"「[人]にOと述べる」。[人]の部分に"the current players"、Oには名詞節の"that S V-"が置くことできるが、本文はthatが省略されている。
*41 関係代名詞の"that"。直前の名詞"possibilities"を修飾する形容詞節を導いている。
*42 l.4 "so embrace it by giving your best without imposing limits on yourself"は意訳。直訳は「自分自身に限界を課すことなく最善を尽くすことによりそれを抱け」。"it"の内容は直前の名詞節"(that) your future has possibilities that you cannot imagine as well"。
*43 "not … either"「~もまたない」の意。
*44 「想像もつかないこと」の意。"the + 形容詞"は「~な人々」と処理されるよう指導されることが多いが、この場合抽象名詞化し、単数名詞として扱われる。


15:40 -  エンディング

And finally, to the outstanding fans of Seattle, you cheered loudly for me as a new player, that first game 21 years ago, and you never stopped. When I returned in 2018, it was as if I had never left. The passion with which you welcomed me back touched my heart. It is one of the best memories of my career, and I will never forget that feeling. It is my greatest honor to have played for you as a Seattle Mariner. I will keep doing my best for you and Mariners. Thank you.

そして最後に、シアトルの素晴らしいファンの皆さん、21年前の初戦、新人選手だった僕に大きな声援を送り、決して止めることはありませんでしたね。2018年に僕が戻ってきたとき、まるで僕が去ったことがなかったかのようでした。皆さんが私を迎え入れてくれた情熱に、僕は感銘を受けました。僕の選手生活の中でも最高の思い出のひとつであり、僕はあの感覚を決して忘れないでしょう。シアトル・マリナーズの一員として皆さんのためにプレーできたことは、僕にとって最大の名誉です。僕はこれからも、皆さんのため、マリナーズのためにベストを尽くします。ありがとうございました。

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