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京都大学大学院生

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学生が受ける生活支援の重複受給についての雑感

一部界隈では話題になっている「博士課程の生活支援,重複受給が4割に達し,財務省がムダを指摘している件」について「ベテラン重複受給学生」が駄文を残そうと思う.官僚の方々がこの文章を読むわけはないと思うが,学生側からの証言としてネットの海に投げておくことにしよう. 筆者はこんな人間 ↓ 学部時代・・・「民間給付奨学金と日本学生支援機構の給付奨学金ダブル受給かつ4年間授業料免除」で個人の実質出費ほぼゼロで大学卒業. 現在・・・大学院修士課程在学中.「大学独自の給付奨学金と民間

    • 大学に一銭も払わずに卒業した男の話 part3

      前回は高校時予約型奨学金の話をしたと思う。 制度の良し悪しはおいておいて、申請資格を満たしているのであれば、高校生の皆さんは是非やってみてほしい。 高3の忙しい時期に、受験勉強のほかに、書類審査とか面接とか面倒なものが加わってしまうけれど、実はとても良い機会。 「なぜ大学に行きたいのか」「なぜその志望大学なのか」「将来どんな大人になりたいのか」等々立ち止まって改めて考え、それらを言語化して、他人に対して説得力を持たせる。大変かもしれないが、それがしっかりできていれば受験

      • 大学に一銭も払わずに卒業した男の話 part2

        前の記事は入学金の話だったように思う。 少し話が前後するが、実は世の中には「高校時予約型奨学金」というものがある。(これ重要!) これは、大学に進学しようとする高校3年生を対象に、「受かったら大学4年間奨学金を差し上げますよ~」というもので、どこかの超有名企業をバックに持つ財団が行っていたりする。 自分はその財団に入学金を払ってもらったのだ。 なんなら、大学4年間の給付奨学金は毎月相当なものだったし、研修に参加させてもらえたり、財団もちで東京出張ができたりした。 ぶっ

        • 大学に一銭も払わずに卒業した男の話

          4年間通った京大を卒業した。 コロナ禍はあったが充実した大学生活だったように思う。おそらく、大学を卒業するのは人生でそう何回もはないだろう。ましてや、大学に「一銭も払わず」卒業するなんて、きっと最初で最後だ。 だから、ここに記録を残そうと思う。 初めに言っておくが、私の辿った流れには再現性はない。 つまり、今高校生で、「できるだけお金を払わずに大学に行きたい!」という人の参考にはならないのだが、どうか許してほしい。 いや、少しは参考になるように頑張って書こう。きっとそ

        学生が受ける生活支援の重複受給についての雑感