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心身ともに疲れてしまった後輩がファッションで立ち直ったという話

『服装の乱れは、心の乱れ、心の乱れは身の破滅』

いきなり 理解できない学校校則のようなフレーズですが ”乱れ”という表現はニュアンスが違うものの

服装や身なりを気にしなくなるのは 気力低下 の兆候

という意味では 私は正しいと思います


ファッションは心身ともに元気にするビタミン剤


うつ病の初期症状には

「身なりを気にしなくなる」 「掃除をしなくなる」

という傾向にあると聞きます



こんな馬鹿野郎オッサンの私でさえ 会社の人間関係が嫌になって 精神的、物理的に余裕がなくなって

「どうせ自分なんて必要とされていないさ」という自信喪失感と

「他人に会いたくない」という気持ちが強くなっていって

引き籠りがちになり ”身なり” を気にしなくなった時期がありました


そんな時 私の状況も知らない 会社関係者でない音楽仲間から

「パーティーやるから来てね! いつも以上の派手なスタイルでね」

という連絡があったんです


気乗りしない気持ち50% 行ってみたいという前向きな気持ち50%

そんな状況だったのですが

大好きな キッド・クレオール を聴いて

「よし 派手にいくか!」

と自分を奮い立たせて パーティーに参加することにしました



美容院にいき 髪型を変え キッド・クレオール風のジャケットを纏って


「決まってるね!カッコイイじゃん!」

と 参加者から お世辞と分かっているのですが 声をかけられ 

これが とっても嬉しくて このパーティー参加から 

自分を取り戻していきました


そんな経験もあって 私は

ファッションは  心も身体も元気に回復させる力  を持っている

と信じています



引き籠ってしまった後輩を引っ張り出した話


厄介な奴によって世界中が引き籠り生活を余儀なくされたのですが 

或る日 サラリーマン時代に 仲が良かった後輩のひとりが 

「プチ鬱病で 本当に引き籠ってしまいまった」

という噂が聞こえてきました


私は 会社を辞めた人ということで 彼にとっては

「同じ職場の同僚じゃないんで 気楽なんじゃないかな?」と思って 

二人でのオンライン飲み会をLINEで誘ってみた


すると 即『OK!』の返信がきました




あえて 体調や近況については 詳しく触れずに

お気に入りのYouTubeの音楽動画を 紹介し合いながら


「緊急事態宣言も解除されたことだし おしゃれして街を闊歩しないか?」  

『え、、、えぇ?』

「おいおい そこは 先輩! 行きましょうだろ?」

『そ そ そうですけど、、、』

「じゃあ 決まり! 当日ファッションは この雰囲気で」



『で、着るモノないですし 恥ずかしいじゃないですか』


「アホか! 自意識過剰だよ 街ですれ違う人が 俺やお前に興味ある訳ないやんけ ”変なオッサン” ”近づくよやめとこう” って 自然にソーシャルディタンスだよ(笑)」


『まぁ そりゃそうですけど 何を着たらいいんですか?』

「ほら 結婚式の時に着てた 襟と袖がベルベットのジャケットでどう?」

『あ、あれ 古着屋で買ったやつですよ 先輩 よく覚えてますね』

「靴は コンビのやつ 持ってたよね?」


こんな たわいもない会話で 後輩の声には”ハリ”が出てきた 



”おしゃれ”しての街を闊歩する


街を闊歩する当日 ホテルのラウンジで

「カッコイイやんけ! 髪も切ったんだ」

『在宅勤務で2か月以上カットしてなくて、、 いい機会でした』


「さあ行くぞ!」

『どこ行くんですか?』

「百貨店の紳士服売り場」

『何か 買うんですか?』


「何も買わないよ 何かを探してるフリして ゆっくり優雅に歩くだけ」


『?????』



百貨店の紳士服売り場で

『先輩! やたらと店員さんが 声かけてきますね』

「だろ? 店員さんは ”見かけ”だけで 人物像を想像するもんさ」

『ほーぉ』


「マスクしてるから表情って分かり難いので 全体像 ファッション そして持っているアイテム に注目が集まるんだよ」


『なるほど』


「店員さんは”買って欲しい”だけなんだから 褒めまくってくれるさ」


『確かに』


「堂々とした所作で 優雅に歩く これがコツ」


『楽しいっすね』



「他人が自分のことを どう思っているか? わかるわけない 」

「見てくれの ”ハッタリ” だって必要なんだって」


この ”街を闊歩” によって 後輩は心身ともに元気を取り戻していった



音楽とファッションが持っているパワー


Music doesn’t lie. If there is something to be changed in this world, then it can only happen through music.

音楽は嘘をつかない。もしこの世界に変えなければならないものがあるとすれば、それは音楽を通してのみ可能になる。

これは ジミー・ヘンドリックスの名言です


マリリン・モンローが

We are all of us stars, and we deserve to twinkle.

私たちは誰もがスター。輝く権利を持っている。

と教えてくれ


そして ココ・シャネルが

In order to be irreplaceable one must always be different.

かけがえのない人間になるには、常に他人と違っていなくちゃ。

ファッションの素晴らしさを語っています



心身が疲れてしまった時こそ

音楽を聴いて ”おしゃれ”ファッションに身を包んで

街を闊歩しょう!



私は スタイリストでも ファッション・コーディネーターでもない

ただの服が好きなオッサンにすぎない


そんな 冴えないオッサンが言ったところで 説得力はないとは思うが


服を変えると 顔つきも変わり 所作も変わり 自信もでてくる

自己変革したいのなら まず服を変えて 行動しょう!




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