オレ流”Clubhouse”活用方法
2021年1月、突如としてブームになった『Clubhouse』
1月31日にイーロン・マスク氏が初めてクラブハウスに登場し、火星移住計画などについて語ったと伝えられ、2月4日にはフェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏も同じルームに現れたそうだ。
日本でも著名スタートアップ経営者を中心に急速に拡大。
メディアアーティストの落合陽一氏も“Clubhouse好き”を公言している。
テレビやラジオでは聞けない話が聞けたり、突然別の芸能人がroomに入ってきたりして、番組では見られないような組み合わせの会話が聞けることもある。
そして、よく開かれているroomは、“意識高い系”の人々が、テーマを持ったセミナーやパネルディスカッション、勉強会といった知見を広げるイベントだ。
「田舎生活」「農家暮らし」「ワーキングマザー」など、限られた条件の人たちで開催されるroomもある。
コロナ禍によるリモートワーク主体の働き方への移行、飲み会・イベント等の減少等によって、「雑談」と「出会い」の機会が極端に減って、“持て余した時間”の活用方法のひとつとして『Clubhouse』がブームになっていった考えていいだろう。
このブームから2ヵ月近くなって、当初の熱狂は冷めた感があるが、私なりの『Clubhouse』活用方法について論じてみる。
私が『Clubhouse』を始めた理由
「雑談」
最大の利点は「音声のみ」というところだ。
Zoom等のような「音声+ビデオ」のオンライン会議ツールと比較すると、自分の顔や部屋を晒して話すという“煩わしさない”気楽さは利点だ。
「音声のみ」なのだから「ながら聞き」も可能。
また「話すだけ」というアウトプットは、文章を書くのに比べて圧倒的に簡単。
ふと入ったルームで面白い話をしている人がいれば、話を聞いてみて、嫌になったら退室すればいい。
「ながら聞き」で人様の話を勝手に聞き流せばいいだけだ。
「出会い」
ある調査によると『Clubhouse』の利用目的は
「人と交流するため」・・・16.9%
「興味関心のある情報を得るため」・・・14.9%
「暇つぶしとして」・・・14.5%
『Clubhouse』とFacebookの利用目的トップと同じだそうだ。
ちなみに
TwitterとInstagramでは「興味関心のある情報を得るため」
TikTokは「暇つぶしとして」が利用目的のトップ。
私はラジオのDJをやりたいというのが夢にひとつで、それに近いものを簡単に実現させてくれたのが『Clubhouse』だ。
“音楽”という切り口で、こだわりのオッサンや若者が曲にまつわる自分の思い出やエピソードを語り合うroomで“同じ立場で共感したい人”“同じ趣味を持っている人”が集えばいい。
そもそも私のようなオッサンが主催するroomに見ず知らずの人が突然訪ねてくることは極めて稀で、スピーカーになった人が友人知人に、このroomを紹介して参加してもらえばいいというレベルで考えている。
そして、新しいモノが現れたときには、「まず自分でやって全部確かめる」を信条としているので
「とにかく使いまくってこのサービスを理解して自分なりの活用方法を見つけたい」
ということだ。
第1回目roomスタート
馴染みの天婦羅屋さんで偶然出会った企業経営者の方とRock談義に花が咲き意気投合。
翌週末に二人で食事に行ってその場で
「Clubhouseで音楽談義しませんか?」
というお誘いをしてみた。
すると
「面白そうだね。やってみよう!」
という軽いノリでスタートすることになった。
「毎週継続してroomを開いて、やり続けながら“どんな方法がいいか?”考えていきましょう!」
第1回目は「エリック・クラプトン」をテーマにした雑談にしたので、以前【note】投稿したモノをベースで音楽談義を始めた。
終了後、雑談に登場した曲を【note】で紹介して他SNSと連携できる方法にした。
『Clubhouse』の規約ルール
「実名登録・18歳未満利用不可・書き起こしや記録はNG」
Beforeコロナ時代にやっていた“Talking Live”復活への足掛かり
セミナー講師やイベント司会等をやっていたこともあって、音楽を使ってのイベントを企画・運営していた。
しかしコロナ禍によって2020年2月1日のライブハウスのイベントを最後にして、全てのイベントはキャンセルとなり2020年には全くイベントを開催できなかった。
<2月1日開催イベントのPV>
『Clubhouse』でのroomスタートによって
「ん?この音楽談義をリアルLiveで開催したら面白いのでは?」
「馴染みの店とタイアップして万全な感染対策を施してやってみようか?」
と思いに繋がっていった。
『Clubhouse』は、自分が本当に“やりたいこと”に結び付けていくSNSで、活用次第では大きな武器になると感じる。
音楽セッションをやって、リアルLiveに繋げることも可能だろう。
【note】やFacebook・Twitter・InstagramといったSNSと連動させていくことも重要なポイントのようだ。
<以前開催した“Talking Live”のダイジェスト動画>
今後の音声SNSの可能性
米Twitterはアメリカ時間の3月10日、Twitterアプリのアップデートを行い、音声を使ってリアルタイムで会話できる『Spaces』の案内を公開した。
Androidアプリのユーザーも『Spaces』にリスナーとして参加できるようになり、4月を目安に全てのユーザーが『Spaces』を立ち上げられるようにしていく意向だ。
米Instagramは現地時間3月1日、最大4人でライブ配信できる新機能「ライブルーム」の導入を発表した。
近々、日本を含む世界各国で開始となるはずだ。
先駆者である『Clubhouse』も様々な角度からのバージョンアップをしていくだろう。
私ごときが言うのもおこがましいが、音声SNSは今後様々な面での活用ができるコミュニケーションツールのひとつになることは間違いないだろう。
「あれもやりたい!これもやりたい!」
という多動症人間としては多くのことを試してみたい。
<以前開催した“Talking Live”のダイジェスト動画>
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