”巣篭り“生活で【人間味とは?】を考えてみた
政治家や有名人が、人の心を逆なでし傷つける【失言】をして、謝罪するというお粗末な出来事が立て続けに起きている。
基本的に悪気はない「サービス精神」?「ウケ狙い」?かもしれないが、ネットで炎上するまで、本人が「失言だった」と気が付かないというタイムラグあるので質が悪い。
人は心にもないことを口にすることはまずない。
普段思っていることが、気持ちが高ぶったり、気が緩んだりすると表に出てしまうのだ。
質問されて「間」をおかずに答えようとして、真っ先に頭に浮かんだ言葉をつい言ってしまった時、お酒が入って気が強くなった時の発言は、過激になって、つい「本音」を喋ってしまうことが多い。
私たちの日常生活でも、発言した本人にとっては、全く悪気はないのだが、たった一言で相手からの信用を失ったり、誰かを傷つけてしまったりすることはよくある。
【クライシス・コミュニケーション(Crisis Communication)】とは?
非常事態の発生によって企業が危機的状況に直面した場合に、その被害を最小限に抑えるために行う、情報開示を基本としたコミュニケーション活動。(【謝罪会見】もこの【クライシス・コミュニケーション】のひとつ)
最も重要なポイントは、事実関係や再発防止策等を各ステークホルダーに迅速かつ適切に伝達すること。
しかしながら過去の企業不祥事or政治家の【失言】に関する【謝罪会見】は、ほとんど、被害を小さくするどころか、決定的に悪化させてしまうことのほうが多いような気がする。
(【危機管理】には“プレゼンテーション能力”が不可欠な理由のひとつ。)
この【謝罪会見】後にSNS上で騒がれるのが?
<【人間性】が云々>ということだ。
【人間性】とは?
人として特有の本性であり、人として生まれつき備えている性質のこと。
さらに、『人としての“理想的”な姿』という意味も含まれているようだ。
この“理想的な姿”を考えるにあたり、逆に【人間性を“疑う”】と言われている行為を考えてみた。
① 平気で人を傷つける言動を行う
② 人によって、コロコロと態度を変える
③ ルールやマナーを破る
④ 自己中心的で、自分さえ良ければ良いという考えを持つ
⑤ 自分の失敗を認めず、人の責任にしようとする
【人間性】というものは、【気質】&【気性】という生まれつき持っているものならば?
【大失言】をしてしまった人は、真剣に何か(仕事・文化・芸術・福祉・スポーツなど)に取り組んだり、活動したり、挑戦したり、することで【人間力】を高めていくしか解決しないだろう。
【人間力】とは?
社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力
【軍事的リーダーシップ】は、軍事集団の維持発展や作戦行動を指導するための機能や能力を言う。
ここでのリーダーシップは、『人格』、『知識』、『行動』から構成され、主に集団の士気を高め、その活動を効果的に統制することにある。
“危機”に陥った時のリーダーは【人間力が“高い”人】でなければ務まらない。
① 胆力=強さ
覚悟が決まっている。芯の強さを持っている。
② 包容力=優しさ
他者に対する深いレベルでの優しさ、慈しむ心を持っている。
③ 自律の精神=自制心
他からの支配を受けず、迎合しない自立心、自分で立てた信念や規律を遵守する強さを持っている。
【人間味】とは?
人間らしいおもむき。人間らしいおもしろみ。人間としての人情味。人間としての人間らしい。思いやりやあたたかみ。
人間としての豊かな情緒。人の心の良さ。他人に対する親切の感情が強いさま。
【人間力が“高い”】人は、“趣”や“良さ”として「味」をプラスした【人間味】ある人物だ。
<頭山 満氏の名言>
「世界にはいろいろな料理がある。中華料理、西洋料理、日本料理、どれもうまいけれど、この世で最高の味と言えば、それは人間味という味だ。料理の味は腹の中に入ったら忘れてしまうが、人間の味は人々の思い出の中だけでも生き続ける。」
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