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フリーコンサルタントにとっても“オープンイノベーション”が生き残り策(後編) ~ 私、失敗しないから ~

1.大企業の人事は不公平、出世も不公平

合計得点が同じ5人の順番を付けてみた。

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⑤(平均さん)を除く人のレーダーチャート化してみた。

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想像に過ぎないが、サラリーマン時代の経験を照らし合わせると次の順番になるだろう。

① ≧ o r> ⑤ > ② > ③ > ④

ここに 【好き嫌い】 【忖度度】 【上司の出世への“貢献度”】 といったエクストラポイントの加点・減点によって昇格ランキングが決定されている。


④の(★★さん)は、特定の分野では突出した才能があるのだが、「バランス感覚がない」といった理由で干される。


TVドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子』の「私、失敗しないから」といった“個の力”を持っているタイプは④の(★★さん)に該当するが、干される前に、サッサと大企業を辞めて高報酬の外資系企業に転職するか?フリーランスで活躍しているだろう。


こうやって大企業は、【市場価値が低い真面目な茹でガエル“中途半端アマチュアジェネラリスト”】を量産していく。


私は仕事柄、中小企業やベンチャー企業経営者から

「採ってはみたけれど、大企業を早期退職した中高年は全く使えない」

という話をよく聞かされる。


その際の私の回答は

「ぬるま湯的な居心地のいい外敵も襲ってこない【鎖国】で過ごしてきて、社内政治に終始してきた中高年“井の中の蛙”です。大海の広さも荒波も知らない“内弁慶ガエル”“個保護ガエル”で使いものにならないのは当然です。
雇ってしまった“茹でガエル”は、熱湯かけたら自ら逃げ出しますよ(笑)」


2.ドクターXもDr.コト―もオープンイノベーション

フリーコンサルタントは、『ドクターX~外科医・大門未知子』のようなプロフェッショナルな人材でなければならない。

プロフェッショナルなのは自分“超得意分野”であって“苦手分野”はある。

米倉涼子が演じるドクターX大門未知子でも、マネジメントは岸部一徳が演じる名医紹介所に任せている。

少数精鋭による経営と現場の完全な分業体制だ。


医師の専門医には、新専門医制度により基本領域とサブスペシャリティ領域に分かれ、

① 基本領域の専門医(総合内科専門医・小児科専門医・外科専門医 等)

② サブスペシャリティ領域の専門医(消化器病専門医・循環器専門医・呼吸器専門医 等)

合計で47種類の専門医が定められている。

今後さらに細かくその科目に特化した専門医が認定される可能性もある。


街のクリニックにもそれぞれの専門分野があるので、街の人々の“主治医”であるが、自分で対応できない治療は、他の専門クリニック・総合病院を紹介して治療してもらうのは“当たり前”のこと。

離島で島民の治療にあたるDr.コト―も、自分でできる領域治療は懸命に取り組むが、自分の出来ない領域は、“ドクターヘリ” “本土の総合病院”と連携しなければ、人の命は救えない。

コロナ禍で“医療崩壊”が叫ばれているくらいの日本の脆弱な医療体制は、DXによる官民の垣根を超えた総合病院・専門病院・街のクリニックの連携と他業界も含めた“オープンイノベーション”が急務。


コンサルタント業界を病院に例えると

総合病院=コンサルティングファーム
街のクリニック=フリーコンサルタント

といったところだろうか?

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3.今後の中小企業経営はサッカークラブチーム経営に学べ

スポーツビジネスというのは厳しいビジネスだ。

外部環境の変化、経済の流れ、ビジネスの変化、顧客・競合の動向把握
そして自らのチーム独自の戦略を構築していかなければ卓越した経営能力が必要となる。

経営戦略は、限られた経営資源である ヒト・モノ・カネ をどこにどういう優先順位でどれだけ投入を“するのか?” “しないのか?”意思決定をして、サッカーチームを軸にした確立したブランド力を利用して幅広い事業を展開していく。



① 【フロント(オーナー側)】経営サイド

② チーム監督&コーチ

③ 選手

【“個”の力の向上】 ⇒ 【部分最適】 ⇒ 【全体最適】

経営と現場(サッカーチーム)は完全に分離されているが、経営サイドと現場サイドの連携が“密”でなければならない。

またそれぞれの立場を任される人は“プロフェッショナル”人材でなければならない。


能力不足・低いレベルのパフォーマンスであれば“即クビ”になるシビアな完全な “オープンイノベーション” 組織だ。


多くの選手が「日本代表チームでW杯のピッチに立って活躍したい」というのが夢だと語る。

“個の力”を磨くために練習を積み重ね、試合で活躍してチームの勝利に向けての最高のパフォーマンスを発揮する。

この活躍によって“ビッグクラブチーム”への移籍は、選手にもクラブチームにも“ビッグマネー”をもたらし、日本代表に招集される可能性が高まる。
しかし、“怪我”というリスクは常につきまとう。

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4.フリーコンサルタントにとっても“オープンイノベーション”が生き残り策

それそれのコンサルタントは、会社経営者・個人事業主(自分のクラブチームの選手)として、クライアントのコンサルティングしながら“個の力”を磨く。

企業経営は、個々の社員が最高の成果を発揮しても、必ずしも会社組織として利益が最大化しない場合がある。

部署毎の【部分最適】を積み重ねたからといって【全体最適】になるわけではない。

経営層やリーダーは、企業の売上を最大化するために【全体最適】を目指さなければならないので、社員の“個”の力を引き出すように努力したつもりでいる。
ところが、その人の長所・得意分野に合っているポジションに配備する【適材適所】になっていないので、モチベーション・アップになっていない。

現場を知らない経営陣が作った空気は、“悪い空気”にしかならない。

【良い空気】は、間違っていることを『間違っている』と指摘し合える“空気”

【悪い空気】は、間違っていることを『間違っている』と指摘できない“空気”


この“空気”を変えられるのは“よそ者”投入。

オープンイノベーション“での改革を目指す中小企業には、”オープンイノベーション“”のコンサルタント集団が対応。

パートナーシップでクライアントの問題解決にあたる「私 失敗しないから」の最強のコンサルタント集団がベスト。

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5.そんな“知の探索”&“知の深化”集団


それが
『OICS(Open Innovation Consulting Synergy)』


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