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組織やコミュニティの一員として「居場所があると感じられる状態」とは?

子どもの頃は 誰しも『好奇心』の塊でいろいろなことに挑戦していました

しかし 歳を重ねるにつれて 新しいことを「知りたい」「調べたい」という気持ちが薄れていっていませんか?

挑戦し続けることこそ 自分の本当の”居場所”が見つけられるはずです

怒りや不安などのネガティヴな感情も仕事に役立つ


『ミック・ジャガーに学ぶ「これからの働き方」』の本の中に

プラスの経験を長引かせたい より満ち足りた生活を送りたいと思うのであれば あえて『新しいこと』や『不確実なこと』に目を向けるのが正解だ

という下りに”共感”して 

トッド・カシュダン教授(ジョージ・メイソン大学)の本を読んでみました


怒りは想像力の燃料となる 罪は改善を促す 自己暗示こそがパフォーマンスを向上する わがままは勇気の源だ 非情がよりよい決断につながる

と指摘していて

100%ポジティブをめざす人よりも 20%のネガティブ時間を有益に使える人のほうが 仕事でも学問でも成功し  幸福な人生を歩める!

一見逆説的と思えますが これまた”共感”です



『働かないオジサン問題』の真理


中高年層の問題は「全く働かない」ことではありません

仕事をサボる人は 中高年に限ったことではなくて どの世代にもいます


中高年層が「働かない問題」の矢面に立っているのは

『パフォーマンスと賃金の関係』で「高い給与をもらっているのに かつてのようには働かない」

ということでしょう


中高年本人は 仮に もっと働きたいという思いがあっても 

自分がやる気になる内容の仕事を『与えられない』
もうこれ以上は出世し『ない』し 会社辞めても生きていく自信『ない』し 会社以外の人との付き合い『ない』し これといった趣味も『ない』し

この『ない』という思いばかりになって 『諦め』の気持ちの方が大きくなっていくことが 中高年層の『働かない』理由でしょう


ネガティブ思考によって 

『新しいこと』『不確実なこと』に目を向けていく『好奇心』が薄れる
✅会社中心の生活によって 自分が夢中になる趣味もない


これでは アカン



『シンガポール・プリンシパル』


自分が居るムラ社会に 住み続けか? 別の住む場所を見つけるか? 迷った時に 

そもそも ムラの掟 も知らないままに ムラに入ってきたので

ムラの”掟”を徹底的に調べてみようという『好奇心』が湧いてきました


ムラの”掟”を知っていけば知っていくほどに

「このまま居ても”居心地”は悪くなるだけ」

と考えるようになっていきました


『シンガポール・プリンシパル』


シンガポールには “ツバや痰を吐く”や“鳥への餌やり”などの場合の罰金制度があります

これはシンガポール生活でのルールなので これが嫌だったら?

①  我慢する  ②  ルールを変える  ③  出て行く

の3つの選択肢しかないという考え方が『シンガポール・プリンシパル』


この考え方で 私はムラ社会から 出て行くことを決めた

怒りが想像力の燃料となって わがままが勇気の源となり 非情がよりよい決断につながった瞬間

だったのでしょう



ムラ社会における『心理的安定性』


利害関係がある上司と部下の間柄には『本音の対話』は存在しない

と考えてきたのですが 


ムラ社会における”居心地の良さ”という共通の思いが双方にあれば 迎合も妥協点となりうるのではないだろうか?という仮説を立てて考えてみました 


すると 私にとってムラ社会は 日に日に ”居心地の悪さ”が増すだけで 全く『心理的安定性』が感じられなかったという経験でしか考えられなかったんです


その立場にならないと そこからの景色は見えない

と言っていたものの 自己中心的な考え方でしかなくて 相手の立場に立った視座を持ち合わせていなかったのでしょう


ムラ社会における その人にとっての”居心地の良し悪し”という価値観

この価値観によって『心理的安定性』も違い『対話』の持ち方も違ってくる


そこで改めて整理し直しました


『ダイバーシティ(多様性)』

組織に多様性がある(事実/fact)

『インクルージョン(包摂)』

それを受け入れる意識や仕組みがある(姿勢/behavior)

『ビロンギング(belonging/帰属性)』

従業員がありのまま自分を偽らずに 組織やコミュニティの一員として「居場所があると感じられる状態」(結果/outcome)


この3つの概念が存在する組織やコミュニティは 『対話』することで『心理的安全性』が高まる組織と言えるのでしょう



『エンパシー』が分かっていなかった


さらに『好奇心』が広がって 昔読んだ

を引っ張り出して

To put yourself in someone’s shoes『他者の靴を履く』

という言葉(諺)の意味を理解することができました


エンパシー(empathy) 

他者の感情や経験などを理解する能力


シンパシー(sympathy)

① 誰かをかわいそうだと思う感情 誰かの問題を気にかけていることを示すこと 
② ある考え 理念 組織などへの支持や同意を示す行為
③ 同じような意見や関心を持っている人々の間の友情や理解


私は ムラ社会で”居心地の悪さ”しか感じていなかった経験が『心理的安定性』に関する見方を狭くしていたようです


楠瀬啓介さんの投稿に書かれた 《創造的な対話》と心理的安全性の関係 が なんとなく理解できるようになってきました


私自身の『心理的安定性』


誰だっていつもと違うことをやらなければならない状況に置かれたら、特別な考え方をしなきゃならない。もっと想像力を働かせ、創造的にも革新的にもなって、冒険をしなきゃならない。(マイルス・デイヴィス)


脱サラして 失敗することばかりですが 自分の気持ちの支柱となっている

『新しいこと』『不確実なこと』に挑戦し続ける『好奇心』


『好奇心』を掻き立てる人間関係による『対話』を超えたインタープレイ


同じゴールを目指すという”シンパシー”があって 相手の立場を感じられる”エンパシー”があれば 素晴らしいビジネスという作品が創造できる


自分と違う視座にいる人に対する ”エンパシー”


自分の経験の逆説を考える これは私に必要なこと!



クリエーターとインタープレイ


私が勝手にお会いしたいと思っているクリエーターを紹介します


清水まりさん

先輩のピアノマン&歌うたいが 昨年脳出血で「失語症」になったこともあって 清水さんの投稿には いつも逆に元気をもらっています


どまんだかっぷさん

小説でのシリーズもので 分かりやすい切り口が面白く 勉強になります


藤田さんちの色彩事情 - Kei's Factory さん

カラーという切り口の投稿で 面白く読みやすいです



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