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人事は不公平、出世も不公平、人間関係なんて上手くいかなくて当然

人事は不公平、出世も不公平。
人間関係なんて上手くいかなくて当然。


こんな気楽な気持ちでいれば、心に余裕も生まれる。

そして“出世欲”と無縁の会社生活をおくれば、少なくとも“不正”や“不祥事”に手を貸すことは無い。


“出世欲”は“病”のひとつだ。

サラリーマン人生が長くなると、【社内での自分の位置づけ】がハッキリわかる時期がやってくる。

誰でも【お役御免】の時期はやってくる。

その時期に、スッと“出世病”が治る人もいれば、

【社内での自分の位置づけ】を認められずに、別の病気を発症してしまって変になってしまう人もいる。

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同期入社のメンバーは、たまたま一緒に会社に入り、出世レースに出走させれられる対象となる。

新入社員研修後、どんな理由?何が基準?は、全くわからないか、営業担当や営業推進部門や総務・経理部門等が決められて、本店or全国各地の支店に配属される。

入社数年後に第一選抜が行われ、その狭き門をくぐった人間だけがエリートの道を進める。


私が勤務していた会社での【社内での自分の位置づけ】を確認するターニングポイントは次の通りだ。

新入社員→平社員→主任→課長代理→(ここから管理職)課長→次長→部長→役員  といった流れだった。
(私は【課長】になったことないので、私なりのデータ分析と聞こえてきた“噂”に基づく(笑))

<第0次選抜>


入社6年目で【主任】になる。

95%くらいは【主任】になるのだが、残りの5%は【平社員】のまま。

この5%は特殊事情(体調問題とか大きな問題を起こした場合など)によるもの。

<第1次選抜>


入社10年目で【課長代理】になるのが “エリート候補”。

これ以降、同期入社社員が全員揃う研修会は行われなくなる。

入社11年目で【課長代理】になる人は “凡人”。

入社12年目以降に【課長代理】になる人は “お疲れさん”。

<第2選抜>


入社15年目で【課長】になる。これが “1選抜”と呼ばれる。

この“1選抜”が、セミファイナル“出世レース”に出走できる。

【課長】⇒【次長】への昇進に関しての基準を小生は知らない。

<第3選抜>


入社23年目前後で【部長】になる。

ここで“0選”という言葉が現れる。

この“0選”は、通常の“1選抜”で【部長】になる入社年次の後輩が“飛び級”で【部長】になること。

ここから【役員】昇格に向けた、ファイナル“出世レース”が始まる。

<役職定年=55歳>


この55歳前に【理事(役員待遇)】昇格できない【部長】は、55歳を迎えた年度末には他社出向となり“繰上退職”となる。

<役員内“出世レース”>


この役員は、同期入社の一握り(5%程度だろうか?)しかなれない。

この【役員】による昇格レースは、チャンピオンしか参加資格が与えられないエクストラスペシャル“出世レース”といったところだろうか?

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年功序列・学歴主義が残っている日本型経営大企業においては、大きな失敗さえしなければ【課長】には昇進できるだろう。

ここの重要ポイントは、華々しい成果を挙げることではなく、各勤務部署でお仕えする上司に嫌われないことだ。

上司にとっての“良い部下”というのは?

『上司自身の“出世”に役立つ部下』


「評価というものは、“公平”で“客観的”なものでなければならない」

といった学級委員長が言わされている“綺麗ごと”発言なんて何の意味もない。

昇給・昇格時期のサラリーマンが集う酒場では、あちこちから

「なんで俺が昇進できないんだ?」
「え?あいつが昇進したの?なんで?」

という声が聞こえてくる。

最終的には、最高決定権限者の“好き嫌い”で左右されるのだから、直属の上司が部下に昇格できなかった客観的な理由を説明できるはずがない。

直属の上司が、どんなに丁寧に説明を聞いても、昇格できなかった部下が納得できるはずがない。

人間が人間を評価する以上は多少なりとも“好き嫌い”や“相性”といった感情的なものに左右されるのは“当たり前”。

それが“人事”というもの。

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【社内での自分の位置づけ】がハッキリ理解出来たら、その後の人生を豊かに過ごすために、自己研鑽時間として、リタイヤ後の準備期間として有効活用すればいい。

自分の進むべき方向性が明確になるまで、会社生活を利用すればいいだけのこと。

♬ サラリーマンは、気楽な稼業ときたもんだ ♬

人事は不公平、出世も不公平。
人間関係なんて上手くいかなくて当然。

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昨今、“学術会議”とかいう組織での、政府が人事介入した云々の話題が、マスコミで取り上げられている。

「任命しなかった理由を国民に分かりやすく説明しろ。」

「税金が投入されているのだから人事の透明性が必要だ。」

「諮問されていないので答申しない。」

『任命されなかった理由を公にすることが重要』と熱く語っている学者や見識者がいるが、

“学はあるかもしれない大バカ” の代表としか思えない。

私は全く興味もないし、そもそも“学術会議”という組織があることすら初めて知ったし、誰もが納得できる任命されなかった理由が出てくるはずがないとしか思えない。

この学術会議で“バカの研究の研究”を行ったらいいのではないだろうか?

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