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笑える日が来ると信じてやってきた。一生懸命やればいいことあるんだと思った。

照ノ富士が、30場所ぶりとなる2度目の優勝を飾り、師匠である伊勢ケ浜親方(審判部長)から優勝旗を受け取るという感動的なシーンをTVは見せてくれた。

両膝の負傷に糖尿病や内臓疾患が重なって大関から転落。
一時は序二段まで番付を落とし、努力を重ね、這い上がってきた
幕尻の照ノ富士は、優勝インタビューで

「笑える日が来ると信じてやってきた。一生懸命やればいいことあるんだと思った。」

「落ちていたときも応援してくれる方々、家族や部屋のみんな、おかみさん、支えてくれる人がいたから、恩返ししなきゃと思った」

と周囲の支えへの感謝を口にした。

この見事な復活劇は、両国国技館を一瞬にして“感動”“歓喜”という【空気】に変え、TV越しに観戦していた多くの方にも、同じ【空気】が伝わったはずだ。

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【空気】 = “ある種の前提”

「お前は【空気】が読めないよな。会議の終わりで“あの発言”はマズいよ。」

「あの部長の迫力ある発言。あの会議で“やります”ってしか言えない【空気】だったね。」

といった会話は、ビジネスシーンでの“あるある”話だ。

【空気】に支配された集団はというのは、“超厄介”で絶対的な判断基準となる。
その場合の【空気】は、抵抗する者を“異端者”と扱うようになり、“村八分”状態に追い込めるほどの力を持っている。

一方、スポーツやコンサート等では全員が一体化して同じ方向に動くという【空気】もある。

すなわち、この【空気】は、いい意味でも、悪い意味でも、“人を動かす”ことができるものになる。

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それぞれの立場、それぞれが属している集団によって“善悪基準”はある。

こっちの集団にとっては“合理的”であっても、他の集団にとっては“非合理的”なことは多い。

多数決は、プラスとマイナスの両面が必ず含まれていて、 賛成多数だからといって、マイナス面が消えるわけではない。

しかし、賛成多数なので“正しい”という【空気】が支配すると、マイナス面を無視していい構わないという【空気】になる。

メディア(特にTV)は、【空気】を作り出せる装置である。

コロナ禍で“混沌としている今、正しい“情報”を伝えるともりだろうが、“不安感”“恐怖感”を煽るだけの印象操作するのは、やめて欲しい。

【確証バイアス】・・・・・自分の都合のよいことだけ信じる傾向のこと

【認知的不協和】・・・都合の悪いことに目をつぶる傾向のこと

コロナ禍は、初めてのこと、未知のこと、目に見えないということから、TV的には“恐怖を煽る”条件は揃っている。

そこに連日のように“ネガティブ情報”を提供して、さらに恐怖感が煽れば、高齢者は“コロナウイルスの感染力”を過大評価するだろう。

感染者の少なかった地方圏の人々は、『ウイルスをまき散らすのは東京のバイキンマンだ』という観念に支配されてしまう。

【コロナ自主警察】【自粛警察】、【コロナ感染者バッシング】によって、“コミュニティでの評判&圧力”を恐れてしまいという【空気】を作り出す。

しかし、一方で若者の多くが、明確な根拠もない「若年層は感染しても“無症状”か“軽症”」「ウイルスが弱毒化した」という噂によって、恐怖感を“過小評価”、あるいは“まったく無視”してしまっていると感じる。

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今の日本に蔓延している【空気】では、残念ながら、積極的に“飲食店行こう!” “旅行に行こう!” という気分にはならない方が多数派だろう。


「感染は若い人だけだ」「夜の店だけ」などを“極悪人”と“信じ込ませよう”とする【空気】ではなく、

バカ者・若者・エロオッサン&おばさん の

< “行動変容” >

に向けた【空気】の醸成だ。


この“行動変容”というものは極めて難しく、曖昧な表現だが、
各自の【知的誠実さ】に頼らなければならない。

しかし、この“行動変容”に向けたメッセージを発することが出来るのは?

企業において従業員の“行動変容”に向けたメッセージを発せるのは、トップである社長。

そして、その社長メッセージを、現場にあった具体策を付け加えて従業員に徹底するのが現場の所属長。


国において、国民の“行動変容”に向けたメッセージを発せるのは、トップである総理大臣。

安倍晋三総理大臣へ

“あっちを立てればこっちを立てず”という【しがらみ】はあるだろうが、この国難の時だからこそ、腹を決めて、国民にわかりやすい言葉で、方向性を示してください。

国民が、
「笑える日が来ると信じてやってきた。一生懸命やればいいことあるんだと思った。」
と思えるメッセージを発してください。


< 山本七平著書(「空気」の研究)の一文 >

『もし日本が、再び破滅へと突入していくなら、それを突入させていくものは戦艦大和の場合の如く【空気】であり、破滅の後にも各目的責任者がその理由を問われたら、同じように「あのときは、ああせざるを得なかった」と答えるであろう。』


総理大臣

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